映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いていますので要注意です。あと、映画の見方が少し偏っているので、点数もそんなに気にしないでくださいね。ツイッターのアカウントは@kamiyamaz (カミヤマΔ)なので、適当にチェックしていただければ幸いです。
※このブログはフィクションです。
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2017年06月23日

ぼくと魔法の言葉たち(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
ぼくと魔法の言葉たち

ぼくと魔法の言葉たち

原題:Life, Animated
2016/アメリカ 上映時間91分
監督・製作:ロジャー・ロス・ウィリアムズ
製作:ジュリー・ゴールドマン
製作総指揮:モリー・トンプソン、ロバート・デビテット、ロブ・シェアナウ、ロン・サスカインド
原作:ロン・サスカインド
撮影:トーマス・バーグマン
編集:デビッド・ティーグ
音楽:ディラン・スターク、T・グリフィン
出演:オーウェン・サスカインド、ロン・サスカインド、コーネリア・サスカインド、ウォルト・サスカインド、ジョナサン・フリーマン、ギルバート・ゴットフリード
パンフレット:★★★★(700円/コラム3本はタメになるし、脇役キャラ解説も良い企画ですな)
(あらすじ)
サスカインドの次男オーウェンが2歳から言葉を失い、コミュニケーションが取れなくなってしまった。オーウェンが発するモゴモゴとした意味不明の言葉の正体が、彼が毎日擦り切れるほど見ていたディズニー映画「リトル・マーメイド」に登場するセリフであることに気づいた父ロンは、息子の好きなディズニーのキャラクター、オウムのイアーゴのぬいぐるみを手に取り、身を隠しながらオーウェンに語りかける。父の問いかけに言葉を返すオーウェン。その時、オーウェンは7歳になっており、5年ぶりに耳にした息子の言葉に涙をこらえながら、両親はディズニー映画を通じてオーウェンの言葉を取り戻すための作戦を練る。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

なんとなく「良さげなドキュメンタリーだな〜」と思った&前売り特典の“魔法の色えんぴつ”に惹かれて、つい前売り券を買ったのですけれども。仕事が忙しくて劇場に全然行けない…という、お馴染みのパターン。気が付けば都内の上映がすっかり終わってしまった6月5日、「横浜・黄金町の某ラーメン店でカレータンタン麺を食べる→白いワイシャツにカレーをはねさせる」という失態を経て、シネマ・ジャック&ベティまで足を運んできました。良い映画でしたな ( ;∀;) ヨカッター


この前売り券を消化できて本当に良かった…。
前売り券

スクリーン「ベティ」は、10人ぐらいだったような。
ジャック&ベティにて


ザッと内容を書くと、2歳の時に自閉症で言葉を失ったオーウェンが、ディズニーアニメの台詞を使って会話するようになって社会性を獲得。大学を無事卒業して独り暮らしを始めると、同じ障害を持つ恋人エミリーにフラれて落ち込んだりもしたけれど、私は元気です…って感じでしたよ、確か。もうね、話はなかなかドラマチックだし(特に「オーウェンがつぶやいた『ジューサボース』という言葉を『リトル・マーメイド』の台詞だと気付く展開はグッときた!)、途中途中で挟まれるアニメ『迷子の脇役たちの国』(ディズニーの脇役たちが活躍するオーウェンが考えたお話)も良かったし、アメリカでの自閉症の人たちへの接し方も勉強になったし(ちゃんと「個人の人格」を尊重する感じ)、非の打ち所がないドキュメンタリーというか。オーウェンのお兄さんが語っていたように、両親が死んだら大変なんだろうけど、でも、映画に出てくる人たちがあまりに“良い人揃い”であり、力を合わせて問題を解決できる環境に見えるので、「彼らなら何とかやっていけるのでは?」と希望を感じさせられるんですよね。その他、オーウェンが主催するディズニークラブの会合中に「アラジン」イアーゴの声優ギルバート・ゴットフリード本人がサプライズで出てきたシーンは「偉いなぁ (ノω・、)」と涙が止まらなかったです…(オーウェンたちの喜びっぷりも泣ける!)。


途中で流れるアニメもなかなか良いのです。
迷子の脇役たちの国


なんて言うんですかね、「もし自分の子が自閉症だったら?」とスゲー考えさせられた以上に、「人間はそれぞれ、自分が主人公の人生がある」なんて当たり前のことをあらためて感じさせられたというか。正直なところ、なんだかんだと自閉症の人に偏見を抱いていた自分に気付いて、恥ずかしい気持ちにもなりましたよ。もうね、観やすいし、タメになるし、良くできた良い映画ではないでしょうか。とは言え、70点の評価なのは、僕的には「ザ・コンサルタント」のような自閉症の人の映画が好きだから…なんて台無しな文章を書いて、この感想は終わるのでした (ノДT) スミマセン 




父親が書いたノンフィクション。興味がないワケではないけど、読まない気がします…。



パンフに寄稿していた神戸金史さんの著書。興味がないワケでは(ry








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2017年06月22日

ジェイク・ザ・スネークの復活(ネタバレ)

テーマ:DVD&ビデオ等
ジェイク・ザ・スネークの復活

ジェイク・ザ・スネークの復活

原題:The Resurrection of Jake the Snake
2015/アメリカ 上映時間93分
監督:スティーヴ・ユー
出演:ジェイク・ロバーツ、ダイヤモンド・ダラス・ペイジ、スコット・ホール、クリス・ジェリコ、スティーヴ・オースティン
(あらすじ)
強さとカリスマ性で一世を風靡するも、酒と薬物ですべてを失った男。家族と自分自身を取り戻すため、復活を賭けた闘いに挑む。(以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




90点


ジェイク・ロバーツについて知りたい方は、フミ・サイトーさんのこの記事この記事を読むと良いザンス。

ここ数年、DVD等の感想はまとめて書いているんですが、僕的には重要なプロレス映画だったので、単独で記事をアップしておきますよ。たぶんジェイク・ロバーツのことを初めて知ったのは、プロレス専門誌の海外記事だと思うんですけど(蛇を持ち込むギミックが珍しかった)、その凄さを知ったのは1990年の日米レスリングサミットでして。ビッグ・ボスマンの受け身の上手さもあるんでしょうが、DDTの切れ味に驚いたというか。当時、橋本真也選手とかダニー・スパイビーといったDDTの使い手がいましたが、一応、DDTの開発者という話もあって、僕はジェイク・ロバーツこそ一番だと思っていた…という高校生時代。


トリビュートを貼っておきますね↓ ビッグ・ボスマンに決めたDDTも入ってます。




で、時が経ち、僕もさまざまな挫折を体験して大人になって、東京に出て2年が経過した2001年、日本公開されたのが“プロレスラーに焦点を当てたドキュメンタリー”「ビヨンド・ザ・マット」。主役の1人として登場したジェイク・ロバーツは、ドラッグ漬けのドサ回りレスラーになっていて、そんな彼にインスパイアされたのが、ダーレン・アロノフスキー監督の「レスラー」だった…ってのは有名な話。どちらの映画も僕にとっては大事な作品ではあるものの、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉のように、ジェイク・ロバーツのことなんてすっかり頭から消えていた今年4月、加入しているNetflixが本作をオススメしてきたから、「『ビヨンド・ザ・マット』の続きが観られるのか!Σ(゚д゚;)」と驚きまして(実際は昨年から観られたみたいで、コアチョコの人とか、アンテナ感度の高い人はすでに鑑賞済みなのでした)。なかなか時間が作れなくて後回しにしちゃったんですけど、5月にやっと観てみました。「人生はやり直せるんダナー (iДi)」と涙が止まりませんでしたよ…。ちょっとしたウソを交えながら劇中の画像であらすじを書いてみると、こんな感じでございます↓


すっかりアル中なジェイクは泥酔状態で出場して、プロ失格な試合を見せたりするドン底エブリディ。
酔ったまま試合に出場

そこに、ジェイクを尊敬していたダイヤモンド・ダラス・ペイジ (DDP)が、彼を立ち直らせることを決意しまして。
ジェイクはつらい日々を過ごしている

「ドキッ!元レスラー2人の奇妙な共同生活」がスタート! ジェイクは更正の道を歩き始めるんですけれども。
元プロレスラーの2人が同居生活?

そこにもう1人、酒に溺れるレイザー・ラモンが参戦。髪型をからかわれて傷ついたジェイクは酒を飲んだりするのです。
歩けないスコット・ホール

だがしかし! 2人とも何とか更正して、最後はリングに上がって、3人でイチャイチャするのでした〜 (´∀`=) アラアラ
リングでロックアップ


もうね、この映画で一番偉いと思ったのはDDP。彼の「労働者階級の苦労人」みたいなキャラは、嫌いじゃないけど興味もない感じでしてね(「労働者階級の乱暴者」の方が好み)。ただ、「昔、お世話になったから ( ´_ゝ`)」と、ジェイクを更正させようとする姿は男の中の男としか言いようがなくて、彼を軽んじていた自分が恥ずかしくなったというか。映画のクライマックスで、ジェイクはWWEでの復帰を経て殿堂入りするわけですが、そこで彼が述べるDDPへの感謝の言葉は感動的で、「素晴らしい友情の物語」だと思いましたよ。


WWEに復帰した時の映像を貼っておきますね↓




あと、周囲の人たちが「ちゃんと理解がある」点に感心しました。アル中のジェイクは、頑張って断酒しようとするものの、スコット・ホールに髪型をからかわれたりすると、すぐ「ムシャクシャした!ヽ(`Д´)ノ」ってな調子で酒を飲んでしまうのです。でも、周囲の人たちは「憎むべきは中毒だッ!m9`Д´) ビシッ」と全然見捨てないんですよね。結局、違法ドラッグもアルコールも「寂しいから溺れてしまう」ということが多いわけで、責めるのではなく「一緒に問題を解決しよう」という姿勢であり、太陽のように温かいというか(そして、ジェイクは見事に立ち直る…今のところは)。ちょっと「反省させると犯罪者になります」を思い出したりしましたよ。


周囲の人たちは、ジェイクに憎悪を向けないのです (ノω・、) イイヒト...
憎むべきは中毒だ


その他、「カリフラワー・アレイ・クラブの様子にホッコリ」とか「ダーレン・アロノフスキー監督には本作をベースに“ラムが更生する「レスラー」の続編”を作ってほしい」といったことは置いとくとして。正直なところ、僕は本当にクソ野郎で、「ビヨンド・ザ・マット」を観た後、「ジェイク・ロバーツはもうダメだな ┐(´ー`)┌」なんて偉そうに見切りをつけて、心の中の「どうでもいいフォルダ」に入れてたんですよ。でも、あれから十何年経って見事に人生を再生した彼の姿を観ると、「スゲェな」と素直に感動したし、「どんな人でも人生をやり直せるのかもしれない」と思ってね、猛省しながら鑑賞いたしました。なんかね、人を救うのは愛なんだなぁと。つらい時でも愛なんだ。できる何かが愛なんだ。そんなV6の歌の一節を唐突に書いて、この記事を終えたいと思います。


なんとなく玉置浩二さんバージョンの「愛なんだ」を貼っておきますね↓




おしまい (´∀`) アイナンダ




プロレス好きなら観て損はないドキュメンタリー。このころのロック様はイヤなイメージもあったなぁと。



ダーレン・アロノフスキー監督×ミッキー・ローク主演作。100点の映画でございます。








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2017年06月21日

作家、本当のJ.T.リロイ(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
作家、本当のJ.T.リロイ

作家、本当のJ.T.リロイ

原題:Author: The JT LeRoy Story
2016/アメリカ 上映時間111分
監督・製作・脚本:ジェフ・フォイヤージーク
製作:ダニー・ガバイ、ジム・ザーネッキ、モリー・トンプソン、ブレット・ラトナー
製作総指揮:エディ・モレッティ、シェーン・スミス、ジェームズ・パッカー、ヘンリー・S・ローゼンタール、ロバート・デビテット
撮影:リチャード・ヘンケルズ
編集:ミシェル・ウィッテン
音楽:ウォルター・ワーゾワ
出演:ローラ・アルバート、ブルース・ベンダーソン、デニス・クーパー、ウィノナ・ライダー、アイラ・シルバーバーグ
パンフレット:★★★★☆(700円/インタビューやコラムだけでなく、人物相関図とか半生の年表とか、大好きな作り)
(あらすじ)
作家として時代の寵児となったJ・T ・リロイの才能にほれ込んだガス・バン・サントはコロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした映画「エレファント」の脚本を依頼し、2作目の著書「サラ、いつわりの祈り」はアーシア・アルジェントによって映画化されるなど、J・T・リロイは文壇だけでなく映画界などをも巻き込むカルチャースターとなった。しかし、2006年のニューヨーク・タイムスによる「J・T・リロイという人物は実在せず、その正体はローラ・アルバートという40歳の女性である」という記事によって事態は一変する。一連の騒動を、アルバート自身の言葉、ガス・バン・サント、トム・ウェイツらとの通話音声や留守電メッセージなどによって解剖していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、この映画やJ.T.リロイ、ローラ・アルバートが好きな方は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、文章が攻撃的なので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


J.T.リロイについてはまったく知らなかったものの、予告編を観て面白そうだと思ったので、ついトートバッグ付き前売り券を購入したんですけれども。仕事に追われて、なかなか観に行けなくて…という、いつものパターン。気が付けば都内の上映がすっかり終わってしまった6月2日、仕事を抜けて、横浜のシネマ・ジャック&ベティの最終上映を鑑賞してきました。「その手があったかァ〜 (°∀° ) ナルホド」と思ったり。


劇場に入ろうとした途端、仕事でトラブルが発覚するというタイミングの悪さ
ジャック&ベティ

でも、無視して映画を観たのは、前売り券をどうしても使いたかったから…という社会人失格なアタシ。
やっと使えた前売り券

映画を観た僕の気持ちを代弁する本部以蔵を貼っておきますね。
その手があったかァ〜


まず内容を適当に書いておくと、ローラ・アルバートという女性が「J.T.リロイ」というキャラクターを生み出し、作家&セレブの”彼”として成功を掴みつつも、最終的にウソだとバレて転落するまでが描かれてましてね。ローラ・アルバート本人が身振り手振りを加えながら当時の状況を語るだけでなく、ちょっとしたアニメーションが入ったり、当時の録音テープが流れたりと、結構飽きない作りになってて。彼女自身が魅力的なのもあって、僕も観ているうちにすっかり感情移入しちゃって、「バレなければいいのに… (´Д`;)」って思ったりもしたけど、当然ながらそんなことにはならず。最後はバレてバッシングされて、再起する様子が描かれつつ、「彼女は幼いころ、本当に虐待されていた」ことが明かされて終わってましたよ。

冒頭で「J.T.リロイについてはまったく知らなかった」なんて書きながらも、実は映画を観ている間に「これ、何かで聞いたことがあるな…?」と思い出して、鑑賞後に検索してみれば、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「コラムの花道」自分のブログ著作などで紹介されていた→すべてチェックしてた→その存在を耳にはしていたんだなぁと。本当に記憶の容量が少ない己にガッカリしながら、もう一度、それらに触れてみれば、町山さんったら容赦なく詐欺師呼ばわりしていて、なかなか愉快。しかも「すべてを映画にしちゃおうという企画が進んでます」なんて、本作のことに触れていたのも面白かったりしてね(あと、「日本に来ている→映画関係者はパスポートでわかったのでは?」という指摘も良かった)。

正直、イヤだなぁと思ったのが、終盤、ローラが「本にはフィクションだって書いてあるでしょ?┐(´ー`し┌ ヤレヤレ」みたいなことを言うくだり。そんなの「テメエが誤解させるような宣伝をしたんじゃねーかよ ( ゚д゚) クソガ!としか思えないじゃないですか。「小説」として売りつつも「ある程度は事実を元にしてるんです」みたいなムードをアンタ自身がムンムン臭わせたから売れたわけで。「チンコを母親に切除されたゲイの男娼でHIV患者(まだ十代)」なんてドラマチックかつ悲劇的な設定を散々周囲に信じさせようとしたくせに、いざとなったらフィクション云々と自己弁護するなんてダセェのひと言ですわな。

バレそうになった時、「私がJ.T.リロイでしたら〜ん♪ ヘ(゚∀゚*し ホエホエ!」って自ら発表するわけでもなく、必死に生活を守ろうとしてズルズルと事実が発覚するあたりもガッカリしました。クールだなんだと気取りながらも、結局、矮小な人間というか。で、最終的には「私にとってJ.Tは完全にリアルだった」ってな調子で開き直っていて、なんて言うんですかね、どことなく「アート無罪」感が漂う感じ? だったら最初から「私は女性ですが、自分の中にJ.T,という人格がいて〜」って言えば良かったじゃんよ。そこを誤魔化して、あたかも「本当の話」のような売り方をしたから怒る人が多いんじゃないの? 最低な文章を書きますが、僕は心が狭く弱い人間なので、「制服泥棒で捕まった芸人さんは、本当は痴漢もしてたんじゃないの?」なんて思っちゃうし、いくら「実は虐待されてました」とか言われても「お前、今もウソついてんじゃねーの?」って。

普通は「相手がウソをついている」なんて前提で他の人と接しないし、だからこそ大変な状況や過去を聞いたら同情するし、それを乗り越えたというならスゲェって尊敬するだけに、それをウソだと知ったら腹立つのが当たり前でしょうに。別に謝罪しろなんて思わないけどさ(僕はまったく被害に遭ってないし)、ただ、いくら「自分の心を守るため」とは言え、「自分ルールでは無罪」みたいなツラをさらされるのは、なかなか不快だなぁと。僕は彼女が「“主義”として謝罪しない」のではなく、単に「謝罪したくないので言い訳してるだけ」にしか見えなかったです。

だがしかし! こんなにバッシングする文章を書きながらも70点なのは、良い映画だと思ったから。ドキュメンタリーとして面白かったし、確かに終盤はムカつきながらも、その他の場面はローラに共感しちゃうことが多くてね…(しみじみ)。鑑賞後は、昨年の「DOGLEGS」「何者」を観た時の気分に近くて、「彼女はそうしないと“立っていられなかった”んだろうな」ってね。僕だってこんな匿名ブログを書くような面倒くさい人間ですよ(苦笑)、若いころは一歩間違えば邪気眼みたいなことをする可能性があったし、今だって現実社会で付き合いのある人にバレたら舌を噛んで死ぬレベルの文章を日々垂れ流していたりする。本当は、僕は彼女に石を投げられない。彼女の中にマジでJ.T.が存在するのかはわからないけど、それによって救われたことはわかる。映画終盤は腹立ったけど、僕だってダサイし矮小な人間なので、彼女には頑張って生きてほしいなって思う。

な〜んて長々と文章を書きつつも、一番考えたのは「その手があったかァ〜 (°∀° ) ナルホド」ということ。2009年の秋、ボンヤリと備忘録的に始めてしまい、「素の自分+少しウソ」的な雰囲気で適当にブログを更新してきたものの、僕も“設定”を作れば良かったなぁと。例えば「18歳のボクっ娘でジャン=クロード・ヴァン・ダムのファン」といったキャラだったら、もっとアクセスが伸びたのではないか。いや、今からでも遅くない。むしろ今後は「そもそも“元警官”という設定はウソなのかも?」とか「実はタマフルに出た男は別人で…?」とか「本当は妻子なんていない?」という風に、読む人が今までの記述を疑うような運営を心掛けてみるのはどうだろう? そんな「『どうだろう』って言われても… (´Д`;) ナニコノヒト」と読者が戸惑うような志の低い文章を残しつつ、ブログの説明文に「※このブログはフィクションです」の注意書きを追加して、この記事を終えたいと思います。




J.T.リロイの処女小説。商品の説明には「自伝的青春小説」って書いてあるのでした。



劇中にも出てくるアーシア・アルジェント監督作を貼っておきますね。



ローラがJ.T.リロイとして脚本協力したガス・ヴァン・サント監督作。これは観ておくと良いです。



ジェフ・フォイヤージーク監督によるダニエル・ジョンストンのドキュメンタリー。評判は良さげ。



なんとなく連想した森達也監督作。僕の感想はこんな感じ









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2017年06月20日

先週の備忘録(2017/6/13~6/19)

テーマ:備忘録(2017)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、2回目の「ワイルド・スピード ICE BREAK(吹替版)」
水曜日、TOHOシネマズデイを利用して「LOGAN/ローガン」
木曜日、大事な営業→「帝一の國」「か和もっち」
金曜日、元上司のお通夜に行きました
土曜日、元上司の告別式に行きました
日曜日、久しぶりにゆっくりしました
月曜日、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

※今回の記事は、SMAP「らいおんハート」が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて! 


先週は、すべてが一段落したのは金曜日なんですけど、忙しさが軽減されたので、映画を4本も観られましてね(微笑)。やっと4月公開作の前売り券を使い切って、5月公開作の前売り券も順調に消化している感じ。しかも、先週観た4本はどれも僕好みだったのもありがたかったです(って、そのうち1本はすでに観た「ワイルド・スピード ICE BREAK」の吹替版ですがー)。今週は仕事が落ち着いてかなり時間に余裕があるので、暇を見つけていろいろと観に行きたいと思っております (´∀`=) ウフフ


やっと使える6月公開作の前売り券を貼っておきますよ。
6月公開作の前売り券

月曜日、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」を観る前にジャンボフランクを食べたら、1本当たったことも書き残しておきましょう。
ジャンボフランクが当たった!


仕事のことを書くと、木曜日にとても大事な営業があったにも関わらず、会社を出てから結構バタバタしてしまって、ノートPC(私物)を持ち歩いていて本当に良かった…と心から思ったりしたんですが、肝心の営業は大成功!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! 来月から大変になるものの、これで首の皮1枚繋がったというか。ささっと映画を観てから、久しぶりの「か和もっち」で美味しい日本酒&料理を食らって、Yoshikiさんのドラム並に舌鼓を連打ですよ。しかも、タマフルリスナーのやこさんとその先輩が来店してくれたので、偉そうに一杯ずつ奢ったのでした (`∀´) フハハハハハハ ちなみに、うどんが主食さんの知人とお会いしたのも面白かったです。この日、唯一の失敗は、「か和もっち」を出てからラーメン屋をハシゴしてしまったことであり、今後は気をつけよう…って、いつも書いている気がするザンス。


最後のラーメン2杯は別のお店です…。
2017年6月15日のか和もっち

帰宅したら、RHYMESTERのニューシングルが届いていたのでした ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!
マイクの細道


一応、書いておくと、水曜日に元上司が亡くなって、金曜日はお通夜、土曜日は告別式に行きましてね。正直、彼の直属の部下だったころは、申し訳ないぐらいに反発してしまって。その後、僕も少し成長して、元上司の気持ちがわかるようになってからは、そのころのことを謝りたいと思っていたんですけど、こうなってはどうしようもないし、そんなものは自分の胸の中に抱えてろよクソ野郎って話ですわな。だから、僕も部下に楯突かれても、仕方ないのです (´・ω・`) シカタナシ 元上司にはまだ成人していないお子さんがいてさ、さぞ無念だったろうなって考えるとね、愛する家族との時間を大事にしなければと、あらためて思った…って、これもいつも書いてるんだよなぁ。

で、今週の土日は仕事を休んだので(というか、本来は土日休み)、妻子とそれなりの時間を一緒に過ごしました。特に、娘のマナ子(仮名/5歳)とは、お人形でおままごとしたり、「ダーウィンが来た!」を一緒に観たりと、なかなか充実してたんじゃないかしらん。で、最近のマナ子はいろいろと話す能力が上がってきて、彼女との会話が加速度的に楽しくなっているんですが、日曜の夜、なんと「パパは誰が一番好きなの?(´∀`=し」なんて聞いてきたから、「きたか ( ̄ー ̄) ニヤッ」と。

要は、暗に「私とママのどっちが好き?」と聞いてきたということで、回答次第では彼女のハートを傷つけることにもなりかねない事態。僕はSMAP「らいおんハート」という歌があまり好きじゃないんですが、それは2番に「いつかもし子どもが生まれたら 世界で2番目に好きだと話そう」という歌詞があるからでして。そりゃあ言いたいことはわかるけどさ、作詞した野島伸司先生は幼い子どもに対してわざわざ「お前は2番目だッ!m9`Д´) ビシッ」「快傑ズバット」みたいなことを言うのかよ(わかりにくい例え)。ハッキリ言って、僕からすればありえない話なんですけれども。とは言え、愛する奥さんのことだって2番にするワケにはいかない。この問い、どう答えるか…と悩んだのは、わずか0.05秒。僕は自分を抱きしめながらこう答えたのです、「パパは…パパが一番好き… (´Д`;) ハァハァ」と。


( ´∀`)
いつか もし子どもが生まれたら
パパは自分のことが 好きだと話そう

君の瞳に映る オレに乾杯
RHYMESTERも昔 ラップしてました

父というか 人として どうかしてるかな

そもそもこの歌 タイトルが気に食わないんだ
「らいおん」がひらがな あざとくてイラッとするよ
みんなに観てほしい ヴァン・ダム主演作 ライオンハート



多くの読者がこのブログをそっ閉じしたことからは積極的に目を逸らすとして。娘を1番にするわけでもなく、妻を1番にするわけでもなく、あえて自分を1番にすることで場をノーサイドにするという荒技! 当然ながら奥さんは「コイツ…なに…? (`Δ´;し」とキモい生物を見るような視線を浴びせてきたし、よくよく考えると、僕自身も何でこんなことを主張しているのかよくわからなくなってきたものの、マナ子には「もう〜、パパったら〜 (´∀`=し ヘンナノー」と意外とウケていたので、これは正解だったのでしょう、たぶん。ううむ、心底どうでも良い文章を書いた気がします。


なんとなく松任谷由実さんの「ノーサイド」を貼っておきますね↓ 何をゴールに決めて、何を犠牲にしたの…。




最後に今週の予定を書くと、火曜日は某所で接待、水曜日は「か和もっち」で1人飲み予定で、土日は家族サービスに徹するつもり。その合間に仕事の勉強をして、ブログもそこそこ更新できたらいいなぁ。そういえば最近、やっと「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」を見始めて、第1話は相変わらずダメ人間なIKKUにイラッとしたりもしたんですが、第2話の再結成で号泣して、スゲー楽しく観ているのでした (´∀`=) サイコー


てなワケで、今月の推薦曲、RHYMESTER「マイクの細道」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。






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2017年06月19日

暗黒女子(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
暗黒女子

暗黒女子

2017/日本 上映時間105分
監督:耶雲哉治
原作:秋吉理香子
脚本:岡田麿里
企画・プロデュース:松本整、明石直弓
エグゼクティブプロデューサー:柳迫成彦
プロデューサー:大畑利久
アソシエイトプロデューサー:小松重之、宮城希
ラインプロデューサー:佐藤幹也
撮影:中山光一
照明:松本憲人
録音・整音:竹内久史
美術:松塚隆史
装飾:有村謙志
スタイリスト:櫻井まさえ
ヘアメイク:酒井夢月
編集:日下部元孝
音楽:山下宏明
主題歌:Charisma.com
助監督:北川博康
制作担当:和氣俊之
VFXプロデューサー:赤羽智史
音楽プロデューサー:緑川徹、濱野睦美
出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈、升毅、千葉雄大
パンフレット:★★★☆(540円/コンパクトで値段も安くて、悪くないです)
(あらすじ)
聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘にして全校生徒の憧れの存在である白石いつみ(飯豊まりえ)が、校舎の屋上から謎の転落死を遂げた。彼女の手には、なぜかすずらんの花が握られていた。真相が謎に包まれる中、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が流れる。いつみから文学サークルの会長を引き継いだ親友の澄川小百合(清水富美加)は、「白石いつみの死」をテーマに部員たちが書いた物語を朗読する定例会を開催。部員たちはそれぞれ「犯人」を告発する作品を発表していくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この映画は「ミステリー」ということで、ネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は読まないで!

「観たい映画の覚え書き」では「△」を付けていたものの、特に観るつもりはなかったんですが、しかし。今年の4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施する際にタイミングが合ったので、新宿三丁目プレスサンドのツナフレークとオリーブマリネを食べてから、3本目として鑑賞いたしました。楽しかったです (´∀`=) イヤーン


シアター7、ほぼ満席でしたよ。
暗黒女子 シアター7


原作小説は「イヤミス」として人気だったそうで、まぁ、確かにそんな話でしたよ(微笑)。あらすじを雑に書くと、舞台はミッション系の女子高、聖母女子高等学院。全校生徒の憧れの的だったいつみが校舎の屋上から転落死しましてね。自殺なのか事故死なのか他殺なのか怪しまれる中、彼女が主催していた文学サークルでは、会長の座を引き継いだ小百合朗読会を開催。闇鍋を食べながら、苦学生の美礼は「先輩を殺したのは、いつみの父親とイチャイチャしていた志夜!m9▽Д▽し ビシッ」、お菓子作りが上手なあかねは「いつみの家から金目の物を盗んでいた美礼が原因だわ ( ̄ー ̄し ニヤッ」、ブルガリアからの留学生のディアナは「お菓子に毒を盛っていたあかねが犯人では… (`Δ´;し ヌゥ」、高校生作家の志夜は「いつみディアナの呪いで死んだのよ… (°д°;し ヒィィ」ってな内容の短編小説を各々朗読するのです。


最初に小説を読むのは美礼で、志夜を告発。
美礼(平祐奈)

2番目のあかねは、美礼を犯人だと指摘。
あかね(小島梨里杏)

3番目のディアナは、あかねが殺したと示唆。
ディアナ(玉城ティナ)

で、4番目の志夜は、ディアナの仕業だと言いだすのでした。
志夜(清野菜名)


ところが、いつみの遺した小説を小百合が読んでみれば、美礼老人相手の援助交際あかね実家の料理屋への放火ディアナ双子の姉エマへの暴行志夜小説のパクリと、4人が脅迫されて服従していたことが判明。しかも、校舎から飛び降りた時点でいつみは死んでいなくて、恋愛関係にあった北条先生との子どもを妊娠→4人が告げ口したせいで出産を父親に反対されたので、死を偽装して駆け落ちしようとしていたんですけれども。ラストは、いつみの親友だった小百合が、「普通の幸せ」に満足げな彼女に失望して殺害したことを告白。その遺体を闇鍋で4人食べさせることで屈服させて、うふふあははと学生生活をエンジョイして、終わってた気がします、確か。


すべてはいつみの手のひらで踊らされていた…と思いきや!
いつみ(飯豊まりえ)

結局、小百合が勝利するというね。
小百合(清水富美加)


なんて言うんですかね、キャスティングと舞台設定の時点でオチまで読めた…というのは、偉そうですかね(苦笑)。でも、そりゃあ誰が見ても清水富美加さん(a.k.a.千眼美子さん)が一番美味しいところを持っていくと考えるのが普通だし、「みんなで闇鍋を食べる」という時点で「人肉とか食わされるんだろうな」なんて、かなりの人が予想済みだったのではないでしょうか。とは言え、僕的にはラスト、「弱みを握られた後の4人は出家させられるのでは? (´Д`;) ハラハラ」なんてハラハラしていたので、そういう方面の予想は外れているのですが…(無闇な深読み)。あと本作では、「戦う君は美しい」「私たちは美しい」なんてナレーションが流れたり、登場人物が「女子高生は一番大事な時期」みたいな台詞を言ったりと、「女子高生」を「女性が人生で一番輝く時期」みたいに扱うんですけど、スムースに頷けないというか。ごめんなさい、今の僕は30〜40代の女性が好みでございます(心底どうでも良い文章)。


どう考えたって、この人が犯人っぽいキャスティングだし…。
この人が殺しました

闇鍋が出てくれば、何かタブーなものを食わせると思うのが人情じゃないですか。
闇鍋

鑑賞中の僕の気持ちを代弁するシコルスキーを貼っておきますね(「バキ」より)。
三角絞めでつかまえて-予想通りだ


ただ、実写版「マリア様がみてる」に90点をつけるようなブログ主ですよ、「ごきげんよう!川`∀´) オホホホホホ」なんて挨拶がデフォルトなお嬢様学校で、女子高生たちが(上辺だけであれ)キャッキャするシーンを見られただけでお腹いっぱい。千葉雄大さん演じる北条先生がいつみに手を出した時は「てめぇ、教師のくせに!(`Δ´) ブッコロス!」と憎悪をボーボー燃やしましたが、彼女のために仕事を辞める→真剣な交際だったので、許すことにしましてね…(しみじみ)。女優さんたちは全員頑張ってたし、「この子、出家しちゃったんだよなぁ… (´・ω・`)」なんてセンチな気持ちになったりもして。なんだかんだ文句を書きながらも、とても楽しかったのでした (´∀`=) イヤーン


この教師ったら生徒に手を出すわけですが、その後に観た「ひるなかの流星」でも似た展開があって少しビックリ。
北条先生(千葉雄大)

こんな光景が観られただけでも素晴らしかったですよ (〃∇〃) エヘヘ
仲良し風景


そんなワケで、ソフトのレンタルが始まったらもう一度観たい程度には好きなんですが、娘を持つ父親の立場としては「お父さん、友だちを殺して、遺体を人に食べさせるような子には育ってほしくないぞ!( ゚д゚) コラッ」と諫めたい気持ちにもなったので、70点という着地(なんだこれ)。女優さんたちの「お嬢様高校の女子高生振り」とか、映画のムードとか、なかなか味わい深いので、この手の作品を好む方は要チェックじゃないでしょうか。




秋吉理香子先生による原作小説。映画は登場人物を1人削ってるんですよね。



サントラです。デジタル盤もあります。



耶雲哉治監督作。未見ですが、乙一先生の原作は好きよ。



なんとなく思い出した映画。僕はこういう平和な女子校ファンタジーの方が好き…という身もフタもない文章。








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