泣いて

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山積みの作業をするのに、朝早く出だせばいいのに・・・


私が勝手に弟子になってる、東京の紙漉師・田村正氏のFaceBookの近況を見て、泣いた。

師匠は、明日も仙台で紙漉教室。

道具と材料満載の車で、東京から被災した地域をつぶさに見ながら手を合わせながら北上している。

師匠の漉いた小さな和紙を干さないまま携え、被災現場に干し板を持ち出しては数枚貼り付け、被災地の風をあてて・・・哀しさや無念さや切なさをみんな一緒に詰め込んで、展示会の折に趣旨に賛同した来場者から一文字書いていただきながら被災地に想いを馳せてもらう・・・



瓦礫が撤去された空地ほど、寂しくて哀しくてやるせないものはない、と私は思う。

瓦礫や家の土台が残っているうちは痛ましかったけれど、そこについこの間まで生活があったと思えた。でもね、土台も取り去られて更地になって、草が生えてくると野になるんだ。

電信柱とアスファルトの道路があるだけの。初めて見た人は、そこに生活があったなんて気付かない。。絶対気付かないんだ。

いつも通っていた私だって夢のような気がするんだもの。


そう、黒板消し ・ ・ ・ ・ さっと消すと、書いた跡がうっすら残るじゃろ?

簡単に思い出せるじゃん。

でも、きれいにゴシゴシ消したら、翌日には何書いてあったか思い出せない・・・そんな感じなんだ。

そんな荒涼とした景色が何枚もアップされてて泣いてしまった。

オリンピックを招致したい誰かがのたまわった「東京は福島から離れているから大丈夫です」を思い出しながら。


そのあと、FaceBookの中を行ったり来たりしながら、青森の原発近くの「あさこはうす」の近況に辿り着いた。


身を挺して原発反対を貫き通した今は亡きあさこさんのお住まい「あさこはうす」。娘さんが意志を継いでお住まいだが、傍の川も井戸も枯れてしまったとのことだ。なぜ?とともに、涙がこみ上げてきた。

今日はちょっとまずい日。。涙腺が緩んでいて、すぐに雨が降ってくる。。。




昨秋。。。来宮の際、借りていた作業場にアドバイスいただいた時に。


栗坊のじたばた紙漉き奮闘記


昨秋。。。私の書いた「風」も、この中にあるの。。

栗坊のじたばた紙漉き奮闘記


昨秋。。。紙を干しながら宮古から仙台まで南下した師匠の想いに、多くの方が心を乗せた。


栗坊のじたばた紙漉き奮闘記  栗坊のじたばた紙漉き奮闘記



                              合掌



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