安倍晋三首相が、トルクメニスタンを訪問しています。


トルクメニスタンといえば、古くから「甘草(かんぞう)」の産地。


「甘草」は有効成分としてグリチルリチンを含み、ショ糖の50倍の甘さがあります。


芍薬甘草湯や葛根湯など約7割の漢方薬に使われています。



とくに中央アジアは古くから良質の甘草の産地として知られ、奈良時代にはシルクロードを経て、日本にも輸入されています。


(奈良時代〔8世紀〕、正倉院にはシルクロードを通じて日本に伝えられた薬草類の中に良質の甘草があります)


現在、日本には主として中国で栽培されたカンゾウが漢方薬の原料として輸入されています。


今後、トルクメニスタンとの経済協力が進展して、良質のカンゾウが日本でも手に入るようになることを期待します。