40歳からの女性の為の和漢方薬・加味逍遥堂の薬剤師ブログ(株式会社ナンブ、南部薬品)

40歳からの女性の婦人病、便秘、美肌、保湿、ダイエット、うつ、風邪などを、身体に優しい和漢方薬での対処法を、専門の薬剤師がわかりやすくお伝えして参ります。


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約2000年前、古代中国の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」の「素問(そもん)」には、現代に通じる医学の極意が述べられています。

 

その中でも、特に有名なのが

「聖人は、已病を治さず、未病を治す」

 

偉大なる名医は、病気になる前の兆候を見逃さず、病気を未然に防ぐとという意味です。

 

 

また、古代中国の「孫子」という書物には

 

「雷霆 らいてい を聞くは聡耳そうじとなさず。」

 

という一文があります。

 

雷の音が聞こえるからといっても、耳が聡いとは言えないということです。

 

本当に耳が聡い人は、雷のなる前にその兆しから雷のなるのを知るという意味です。

 

 

名医も同じです。

 

本当の名医は病気になる前、「未病」の状態で、病を見抜き、病を予防するのです。

 

そうでないものは、病気がひどくなるまで気づきません。

 

そして、本当の名医は病気になる前に治してしまいますので、周囲の人から称賛されることもないのです。

 

 

 

同じく、孫子の言葉です。

 

いにしえのいわゆる善く戦う者は、勝ちやすきに勝つ者なり。ゆえに善く戦う者の勝つや、智名ちめいなく、勇功ゆうこうなし。」

 

(古くから戦上手の人は勝ちやすい状態で勝つ。

したがって、戦上手だと称賛されることはない。)

 

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西洋医学では、病気を「治し」ます。

 

たとえば、解熱鎮痛剤は強制的に熱を下げます。

 

利尿剤は、強制的に体内の水分を排出させます。

 

 

これに対して、漢方では、人間の体が本来持っている「自然治癒力」を賦活します。

 

病気を治すのではなく、病気が治るのです。

 

 

本来、人間の体は健康な状態を保とうとしています。

 

 

西洋薬では、たとえば利尿剤は体内の水分を排出させます。

 

仮に、脱水症状であっても、利尿薬を投与すれば、体内からさらに水分が失われます。

 

 

これに対して、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」は、水分を調節します。

 

むくみがあるようなときには、余分な水分を排出しますので、利尿剤と同じです。

 

しかし、身体が脱水状態にあるときには、今度は逆に水分を取り込もうとします。

 

これは「五苓散」が、単なる利尿剤ではなく、身体が本来持っていた水分調節機能を賦活しているからなのです。

 

このように「五苓散」は、むくみ、肩こり、頭痛、吐き気など水分が多すぎる状態を改善するとともに、熱中症や脱水症状など水分が不足している状態も改善するのです。

 

 

 

 

 

 

 

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人間の体質には、大きく分けて「冷え」体質の人と「熱」体質の人がおられます。

 

 

「冷え」体質のひとは、身体をあたためる力が弱いタイプです。

 

このタイプの人は

 

・冷え症でお悩み

 

・クーラーが効きすぎてつらい

 

・夏でもホットドリンクを好む

 

・お風呂は熱めのお湯にじっくりつかる

 

など、身体を温めることを好みます。

 

 

逆に「熱」体質の人は

 

・暑さに弱い

 

・夏にはクーラーが必須

 

・冬に冷たい飲み物でも平気

 

・汗をよくかく

 

などの性質があります。

 

 

これは、どちらが良い、悪いではなく、そういう二種類のタイプの人がおられるということです。

 

 

日本人に関しては、女性はどちらかというと「冷え」体質の人が多いです。

 

逆に男性には「熱」体質の人が多いようです。

 

もちろん、女性にも「熱」体質の方がおられます。

 

 

西洋医学では、こういう体質の違いにかかわりなく頭痛がするといえば解熱鎮痛剤を使います。

 

しかしながら、「冷え」体質の人にとって解熱鎮痛剤ではますます身体が冷えてしまいます。

 

その結果、頭痛はあまり改善せず、何度も何度も解熱鎮痛剤を飲むことになってしまいます。

 

漢方では、冷え体質の人には温める処方を、熱体質の人には「清熱作用」のある処方を使い分けます。

 

 

たとえば、「冷え」体質の人の頭痛薬には「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯【とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」、「五積散(ごしゃくさん)」などを使います。

 

逆に、あまり冷えのない体質の人には「釣藤散(ちょうとうさん)」などが向いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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