親にしてもらえなかったことを子にするのは間違い | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

子どもの頃
ピアノを習いたかったのに習わせてもらえなかったから
子どもに習わせてるの

子どもの頃
お菓子をあまり食べられなかったから
自分の子どもにはたくさん食べさせてやりたい

子どもの頃
手伝いをさせられたのが嫌だったから
自分の子どもにはさせない

これは、ダメです。
ダメな理由  1
子どもの人格を自分と分離していないから。

あなたがピアノやお菓子を好きだからといって
あなたの子どもも好きとは限りません。

ちゃんと、子どもを見てあげてください。
目の前にいる子どもは
子どものあなたではありません。
あなたと違う個性があり、好みがあります。

ダメな理由  2
子どもの頃の判断を信じているから。

手伝いをしないで、ある日家の中のことが
できるようにはなりません。
年齢に応じて、身の回りのことをさせ
身につけさせなくてはいけません。
大人になったときに困らないように
今するべきことがあります。
大人になって社会を知った親は
その判断力で子どもを育てるべきで
子どもの頃の思いを
自分の子どもで実現させようとするのは
間違いです。

これも一種の境界線侵害です。

自分をコントロールせず
子どもをコントロールして
自分の思いを遂げようとしています。

子どもの頃にしたかったことは
大人になった今
自分ですれば良いのです。
ピアノを習いたかったら
今始めれば良いのです。

大人になってからでは上達しない?
そんなのは、思い込みです。

私は、子どもを産んでから
絵の勉強をしました。
解剖を学びトレーニングをし
トレーナーになりました。
最近ライターになって
初めてmarkdownやhtmlに触れました。
今書いている人の心についても
大人になってから学んだものです。

…と書きながら
すげーな、自分。

簡単ではありませんけどね。

私は子どもの頃
勉強が嫌いでした。
ピアノの練習も嫌いでやめました。
フルートは好きだったけど
やっぱり練習は嫌いでした。
高校で仲間外れにされていなかったら
フルートで大学に行けるほど
上達しなかったと思います。

子どもの頃に
発達障害だとわかって
それに合わせた教育が受けられていたら。
もっと生きやすかったと思います。

そんなこと、考えても仕方がないんです。

私は今
自分が発達障害だと知っているので
それに合わせて自分を教育しています。
子どもの頃にできていたら
と思わないといえば嘘になりますが
今できるから良しとしています。

子どもには子どもの人生があり
私には私の人生があります。
親の仕事は
子どもが育つのを邪魔しない
ということだと思います。
子どもは
生まれつき興味を持つものがあって
積極的に学んでいきます。
親は、そらしたり邪魔したりせず
つきあってあげるのが仕事です。

ああ耳が痛い。

少なくとも、親の好みの押しつけは
慎みたいですね。