須崎ハーモニークラブ『人形劇』
20日に、上分保育園では
須崎ハーモニークラブの方達による
『人形劇』が行われました。
須崎ハーモニークラブの方達は毎年、上分保育園で
人形劇の準備をしている大人たちも一生懸命。
子どもたも、本当にキラキラした目で劇を楽しんでいました。
今回行われた人形劇は3話(正確には2作品)
人を思いやる心の大切さを人形劇にした
『3つのお願い』
そして、『浦島太郎』と『その後の浦島太郎』
浦島太郎のストーリーは
皆さん良くご存じだと思います。
ここから、須崎ハーモニークラブでは改良を加えた
『その後の浦島太郎』を発表しました。
この人形劇がとにかく素晴らしいのです。
是非人形劇DVDにして沢山の子ども達に見てもらうと共に、
須崎ハーモニークラブの活動を宣伝したいと
感じる程素晴らしかったです。
保育園の子ども達には少し難しかったかもしれませんが、
それでもみんな一生懸命見入っていました。
それでは、ここで
『その後の浦島太郎』のダイジェストを
写真と共にお伝えします!
まず、浦島太郎のお話は皆さん
御存じだと思うので、省略します。
竜宮城の暮らしから帰る決意をした浦島太郎は
玉手箱をプレゼントに受け取り、
カメにまたがり故郷へ帰っていきました。
……………
そこで変わり果てた世界を見て愕然とします。
どうも今の私たちの時代のようです。
そしてお決まりの玉手箱御開帳。
白髪のおじいさんになってしまいました。
浜辺に座り込み、ショックを受けながらも
これからどうしようかと考えていた浦島太郎。
ふと見渡すと、空気が随分汚いし、
川も海も汚れています。
浦島太郎はその点に気づきました。
そこへゴミにまみれたカメがやってきます。
カメは浦島太郎に、
「一人で途方に暮れているのでしたら
竜宮城へまた行きませんか?」と何とも
サプライズな申し出をしてきます。
浦島太郎は喜んでカメにまたがり、
再び竜宮城へ向かいました。
竜宮城に向かっている間、
魚たちがどことなく元気がありません。
海の中はゴミだらけになっていました。
竜宮城周辺もゴミが漂っていました。
竜宮城についたものの、浦島太郎は
こんなに老いぼれてしまった自分が
乙姫様と再開する事をはずかしがります。
そこで亀が差し出した
掟破りの『逆玉手箱』!
浦島太郎はあっというまに元の若い姿になりました。
竜宮城についた浦島太郎を
乙姫様が迎えます。
しかし、御姫様も魚たちも元気がありません。
「一体どうしたんですか?
なんでこんなに海が汚れているんですか?」
理由を聞けば、「最近海にゴミを捨てる人が多くなって、
すっかり海が汚れてしまった。工場のゴミや排水が
どんどん流れてきて困っている」ということでした。
それを聞いた浦島太郎は、何かのスイッチが入ったようで、
一大決心をします。
「乙姫様、私は今から陸へ戻って海を綺麗にします。
どれくらいかかるか分からないけど、綺麗になって
元通りの海になったら、またあなたに会いに行きます。
その時は僕と結婚してください。」
浦島太郎はカメにまたがり再び陸へ戻っていきます。
陸に戻った浦島太郎は、さっそくゴミ拾いを始めます。
※透明の分別ゴミ袋を劇に使っている所が
演出のにくいところです。
しかし現代人は、
昔の漁師の風貌をした浦島太郎を馬鹿にします。
ゴミ拾いをしていてもだれも相手にせず
手伝おうともません。
しかし浦島太郎はめげずにゴミ拾いを続けます。
来る日も来る日も掃除をして、ゴミを拾い続けました。
しばらくして…少しづつ子ども達が
ゴミ拾いを手伝ってくれるようになりました。
街の大人たちも、だんだん心を開いて
ゴミ拾いに参加してくれるようになりました。
…そしてついに海が甦りました!
タイミングよくカメがやってきました。
カメは以前会った時よりも元気そうです。
「さぁ、私を竜宮城へ連れて行っておくれ!」
三度、浦島太郎は竜宮城へ向かいました。
竜宮城へ向かう途中、見渡すと魚たちは
とても活き活きしています。
竜宮城にもゴミはたまっていませんでした。
浦島太郎が竜宮城へ到着した時、
元気な姿で、魚たちや乙姫様が浦島太郎を迎えました。
そこで浦島太郎は速攻プロポーズ。
浦島太郎は竜宮城で末永く幸せに暮らしましたとさ
~終わり~
須崎ハーモニークラブは他にも素晴らしい人形劇を
多数行っています。
本当に素晴らしい人形劇を披露してくれるので、
是非、上分地区だけでなく幅広い地域で
活躍してほしいと思いました。
それにしてもこの
『その後の浦島太郎』……名作です。