かめのラスカル~アニメ・鉄道・カーレース趣味の感想 アメブロ館

こちらは「かめのラスカル~アニメ・鉄道・カーレース趣味の感想 http://kamerascal.cocolog-nifty.com/blog/」のサブブログです。
 子どもの頃から大好きだった、アニメやマンガに関する個人的感想や出来事・趣味をおっさん視点で書いてます。


テーマ:
夕べ、中部地区では「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」の最終回が放送されました。

めんまぁ~~~~。

その後、夢の中に、めんまと日和が同時に出てきました。
ほほえみかけて・・・・そして消えていきました。

あ、この二人、立場は違うけど、境遇は同じなんだ・・・・

そうおもったら、少し違う考え方が出来るようになりました。

かめラスカルのアニメ&鉄道&趣味の戯言

前回より続き~

★ストーリーの流れからレビュー(少しまとめます。感想は映画見たときの感想です))


●オープニング(原作#42「合体!!」)
  歌入り!!これぞそらおとという内容で大満足

●その後のダイダロス語り
  戦闘用エンジェロイドは生活用(愛玩用)を改造して作られたことが判明。
 これには驚きました。
 エンジェロイドはもともと戦闘用に開発されたのではなかったのですね。
 ということは、ダイダロスが作ったイカロス以前、戦闘用エンジェロイドはいなかった。
 ダイダロス自らから作ったのか?それとも作らされ、これ以上作りたくなかったので逃げ出したのか・・
 衝撃の事実でした。

●TV1話からの総集編
  長かった・・・長すぎでした。そらおと、映画見に行く人は内容知ってるでしょお。
 と思いながら見ていました。

●日和入部~パンツ回転寿司
  ほぼ原作どおり。本編入ったのがわかり、特に文句もない作りでした。

●日和が智樹に告白まで
  ここが残念の始まり。アストレア・ニンフ・そはらの会議から始まり、会長の入れ知恵が入るところ。
 智樹の社窓から全面カット!!あの特報はなんだったんだ?
 
かめラスカルのアニメ&鉄道&趣味の戯言


  智樹の社窓はさすがにまずいので、カットは仕方ないですが、ここで重要なのは、

・日和が智樹を本気で好きだということを、そはらが知る。
・智樹自身が「自分が嫌われ者だってことくらい、わかってましたよ」と言うこと。

この二つが無くなっていたのがびっくりでした。
智樹に対するそはら・イカロス・ニンフ・アストレア・日和の気持ちがはっきりと描写されるんですよね。このエピソードで。
だからそはらが焦るんです。ニンフが心を痛めるんです。

●日和告白後~地上の日和死亡まで
  日和が死ぬ(消去させられる)瞬間を智樹が見ていないのです。

映画を見ていたとき、一番不可解なところでした。

●エンジェロイドZ登場まで
  ニンフの心の葛藤を描くのがメインです。
 イカロス・ニンフのメイド姿カット!!これをカットしてはいかんでしょう~~。
 私をはじめ、これを大スクリーンで見たかった人はいっぱいいたと思うのですが・・・

かめラスカルのアニメ&鉄道&趣味の戯言

●Z登場後~ラスト
  もう、?????の嵐であるクライマックス。

  智樹は地上の日和が死んだのを知りません。写真から消え、みんなの記憶から消えているのを見ておかしいと思っただけです。
 つまり、映画での智樹は、最後まで日和は地球の人間と思っていた筈です。
 エンジェロイドとして現れた日和に対して、智樹はなんの疑問も無かったのでしょうか・・・
 もし人間がエンジェロイドにされたとなれば、智樹の怒りは相当なものだと思うのですが・・・
 その証拠にZも鈴はとれていました。これは同一人物と思いますよね。まあそこがキーポイントだったのですが。
  
  ラストはイカロスが出てくるのは想定していました。が、智樹・イカロスといて、それでも日和を助けられずに異空間に飛ばしてしまったのは何故でしょう。
 「絶対に助けるから」→助けられなかったじゃん・・智樹のキャラとしてこれはないと思うんだけど。
 守型が「後は頼んだぞ。智樹」と言って送り出してるし、智樹なら何かやってくれると思って見ていただけに残念。超肩すかし。

  二人の思い出の場所で智樹が振り返るところで物語は終わりますが、智樹の表情から想像すると、日和が戻ってきたのでしょうか?
 どうやって?全然理解できないラストシーン。結局、智樹・3エンジェロイド・会長・守型・ダイダロス、日和の為には何もしていないですよね。


かめラスカルのアニメ&鉄道&趣味の戯言


★気持ちを落ち着かせて考察

 他の方のブログを読むと、絶賛している方が多いんですよね。
そういう人の多くは初見orアニメのそらおとファンの方が多い。

原作も好きで読んでいる人が残念評価しているみたい。

かくいう私も原作andアニメ両方好き組。
原作のイメージが大きくなり過ぎちゃったのかなぁ・・・・


 脚本はそらおとTVシリーズすべてを手がけた柿原優子さん。総監督に職人斉藤久さん。

そんな方が、ファンが何を望んでいるのかわからないはずがない。
だからこそ、特報で「智樹の社窓から」「イカロスニンフメイド」「見月さんの目玉焼き」「命令は良くないねアストレア」のシーンを書いたと思います。

何故これらをすべてカットしたのか?いや、カットせざるを得なかったのか?

 おそらく、みえない何かが働いたのだと思う。倫理観みたいなものが。

 智樹の社窓からは文句なくエロネタ。これは私もきついかな・・と思っていました。
全年齢用だからこそ、出来なかったのではないでしょうか。中学生あたりにも見てもらえたらみたいなかんじで。
 
 見月さんの目玉焼き・命令は良くないねアストレアは、震災の影響かも。食べ物を粗末にする、三途の川を楽しそうに渡っている。
このあたりが引っかかったのかもしれません。

 
そして・・・今回、映画として、テーマを考えると、一本の筋がみえてきます。

原作通り出来ないのならば、いっそのこと劇場版そらおとは日和だけのストーリーにしよう。

パンフレットの脚本家柿原さん、斉藤総監督のコメントを読んでもそう感じました。


かめラスカルのアニメ&鉄道&趣味の戯言


★劇場版そらのおとしもの 時計じかけの哀天使 とは

決して結ばれることのない、風音日和という女の子の片思い初恋物語

です。

子どもの時に一緒に見た景色。それ以降、そこは二人だけの大切な場所。
学校でエンドウをほめられた出来事。それは桜井智樹をもっともっと意識するようになった瞬間。
TVシリーズのダイジェストで必ずうらで日和も一緒にいたことを魅せる演出。一緒に過ごした学校生活。

すべてが日和目線で描かれています。

そうして考えると納得がいきます。

上記のカットしたシーンはすべて、今までそらおとを作ってきたヒロイン達
イカロス・ニンフ・アストレア・そはら達のシーンです。
シーンのカットは彼女たちの心や思いもカットします。

ようは、彼女たちがすべて脇役、今回はおまけ。
と考えると、すごく良いストーリーになります。

私を含む、原作を知っている人たちは、彼女たちの心の葛藤や動揺を原作で読んでいて、彼女たちに思い入れをしているまま映画を見に行ったから、妙な違和感にむしばまれたのです。


この映画は風音日和と桜井智樹の物語。ヒロインは彼女一人で、あとは脇役。

脇役の心の描写は、必要最低限だけでいい。


 風音日和という、女の子がいました。
彼女は、みんなが嫌っている桜井智樹という男の子に恋をしました。
でも、彼女の実態はそらのうえにある、地上の日和は夢の中にしか存在しない非現実。
その恋は決して実ることが出来ない、桜井智樹は非現実の相手。
交わることの出来ない現実は、システムデリートとしてみんなの記憶からすべてを消し去るという悲しい決断を下しました。


 そんな彼女を救ってくれたのは、やはり初恋の人智樹でした。

非現実に消されたはずなのに・・・日和という存在が現実から消えて無くなったはずなのに、大好きな智樹だけは覚えていてくれました。


 でも、もう彼女は現実に戻ることは出来ない。
この恋は実らないばかりか、智樹達も現実から連れ去ろうとしてしまいます。彼女のせいで。
大好きな智樹を道連れにしたくない
・・・そう思った彼女は一人異世界に消えることを選択しました。
最後に別れのキスをして・・・

そんな彼女のとても悲しい初恋物語。



そう思うと、この脚本で納得がいきます。


思い入れも出来ると思います。



そして・・・・冷静に考えると、これはそのまま・・・・非現実なわけですから、

今回脇役だった、イカロス・ニンフ・アストレアにも言えるのです。
もし、そはらが非現実だとしたなら彼女も・・・

実るはずのない恋をした結果どうなるのか、彼女たちは日和という存在で目の当たりにしてしまいました。
智樹に告白することで、この3天使ももしかしたら日和と同じ運命をたどってしまうのかもしれません・・・


時計仕掛けの哀女神 → 同じ時をまた繰り返してしまうかもしれない、残された3人のエンジェロイド(哀天使)。

悲劇は繰り返されるのかもしれませんね。


前回の日記ではもう見ないと書きましたが、もう一度、この観点で、原作を頭から切り離して、この作品(映画)を視てみよう。

もしかしたら全然違う・・・涙無くしては視られない作品になるのかもしれない。


※ブルーレイ発売にあたり、後日ブルーレイで視直しました。
コメンタリも含めてその時も感想も書きました。もし良かったら読んでやってください。

劇場版そらのおとしもの 時計仕掛けの哀天使 BD感想ブログ




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