単身赴任の日曜の朝、ちょいと目覚めが遅くって、TBS(大阪ではMBS・毎日放送だぜ!)の時事放談をみていたら武村正義さんが「・・安倍さん、憲法を一人占めしないで下さいよ」というセリフで締めくくっていた。

パネルを使用して集団的自衛権について説明をする安倍晋三首相=首相官邸で2014年5月15日午後6時7分、梅村直承撮影

パネルを使用して集団的自衛権について説明をする安倍晋三首相=首相官邸で2014年5月15日午後6時7分、梅村直承撮影(出典:毎日新聞)

確かに安倍首相、先般の集団的自衛権のプレゼンは解りやすさを念頭に懸命だったが、、、まっ・・・稚拙な演出だったわ。。。
例示の事案が卑近というか。いかにも枝葉の事例というか、法理論や民主主義の本質を見飛ばしさせて、ともかく一般ピープルの賛同を得て国民合意を取り付けたい”安物興行師”にみえちゃった。あれは、赤ちゃんを抱えた主婦が見て、まさに逆効果だった。

一方、中国は中国で、お粗末な侵略政策だ。
ベトナムやフィリピンの心情をいかにも踏みにじる振る舞いの覇権主義ギラギラだ。
国連というか、平和主義というか民主国家の国際法的観点からみても、いかにも凶暴な脳みその小さい恐竜のごときだ。
アメリカ的世界征服の流れが下降線となって、眠れる巨大・中華(ドンブリではない)が人口キャパにものを言わせて、一挙に世界征服的野望を実現しようと横暴を極めている。

他国を守るために武力を使って戦争に巻き込まれる恐れがある集団的自衛権の行使容認(しかも、行政裁量で!)などという、短絡的な政治手法。
中華だの朝鮮だの、はたまたテロ集団的・狂信イスラムヤクザだのを仮想敵国として国民の不安と危機感を煽る茶番政治。
アメリカとの信頼関係をお題目にして、軍事産業シンジケートを喜ばせるだけの戦争前提主義者たち。

安倍政権は、浅はかといおうか、馬脚を丸出しのお粗末戦略だ。

あまり法学理論などをブログるつもりなどさらさらないが、この数日のテレビ・マスコミ(まともな)では、「自民党のいう集団的自衛権は個別的自衛権で十分対応できる」ということを説明しだしている。

個別的自衛権は、自国や自国民に危険が迫れば「正当防衛」すればよいという解りやすいものだ。
集団的自衛権を行政裁量で勝手解釈するような暴論が、普通の民主主義国家の高等教育を受けた国民に通用するはずがない。

タイムリーといおうか、共同通信がアンケートを掲示している。

後記にそのまま掲示させてもらったが、あらためて日本国民の良識に安堵する。
ボツボツ安倍政権のバカ取り巻きたちは、集団的自衛権の勝手解釈をあきらめて、やりたければ正々堂々と民意を問うて憲法改正してからノタマウことだ。

戯言はさておき、アメリカとの友好を深めるにあたっては、集団的自衛権によって戦争に加担するよりは、個別的自衛権による”義”の防衛戦で充分対応することができる。

世界を一人占めにしようとする中華だの無法者の北朝鮮だのは、日本国そのものへの脅威であって、日本国や日本国民に危害を加えてくるような場合は、日米安保もさることながら、正当防衛による自国の防衛戦は当然のことだ。
その意味で、kamerinoは、無抵抗主義者ではないので、防衛力予算の増強は必須と想っている。憲法9条は、正当防衛による防衛戦は想定済みなのだから。

このところの中華のバカ戦略と安倍内閣の浅はかさには、あきれ返っている。

”癒しの女神”は笑っている。

◎憲法解釈変更、反対が過半数 集団的自衛権、賛成39%

共同通信社は17、18両日、全国電話世論調査を実施した。安倍晋三首相が政府与党に検討を指示した集団的自衛権の行使容認に対する賛成は39・0%と、反対の48・1%に比べ少数にとどまった。憲法改正によらず解釈変更によって行使を認める考えに反対との回答は 51・3%と半数を超えた。首相は15日の記者会見で憲法解釈変更による行使容認の方向性を訴えたが、国民の理解が進んでいない実態が浮かんだ。  安倍内閣の支持率は54・7%で、4月の前回調査に比べ5・1ポイント減った。不支持率は32・5%(前回26・7%)。 憲法解釈変更への賛成は34・5%。

              2014/05/18 18:17   【共同通信】

■上記のアンダーラインへの一言(by kamerino)
 国民の理解が進んでいない実態が浮かんだ。 というのは、妙な表現ですな。

国民はキチンと安倍内閣の浅はかさを理解しているのであって、一部のバカマスコミが勘違い解釈に気付いていないということも大きな問題だ。