ちょっと、まずいな田原総一郎さん。

日曜の朝をゆったりと良い子にしているkamerinoにとって”サンデープロジェクト”や”報道2001”は10数年来の憩いになっている。
今朝は、報道2001で竹村健一が引退ということで特別報道を苦笑しつつ見ていたが、今朝のサンデープロジェクトは久々にアホか?と思ったよガーン

ゲストは

<消費者金融の擁護側>
小林 節  (慶応大学教授/憲法学)
木村 達也 (全国クレジット・サラ金問題対策協議会 代表幹事弁護士)

<多重債務者の救済側>
新里 宏二 (日弁連多重債務対策本部 事務局長・弁護士)
植本 栄介 (リベルタス・コンサルティング 副社長)

◆ストーリはこうだった。

2006年12月の貸金業法改正で、40兆円市場といわれる消費者金融市場の収益が落ち込んでいいる・・・。
つまり、年利29.2%も取っていた金利が20%に下がって、まずは消費者金融が経営に困って貸し渋りが発生している???・・・おいおい
その結果・・昨年9月頃から中小企業が倒産することが増えてきた。
過去に遡って課徴金利の返還までさせられると、消費者金融が倒産して、そこに貸し込んでいる金融機関へ焦げ付きが発生して・・・アメリカのようなサブプライム問題が発生する・・・株価が下がって大変だ。 経済学的にはこうだ云々。叫び
憲法学的には、慶応大学の小林節先生が難しい顔して「消費者金融にも人権を!!」てなことをおっしゃる。
挙句の果てに、「過去の過払金利の返還請求訴訟等々で弁護士を儲けさせる」「なぜ29.2%が20%か解らない」てなことを言うサンデープロジェクトお抱え出演者やアナウンサもいた・・・

ううっ・・・ヤバイなこれは。あせる

普通の企業経営やっているとね、粗利益が29.2%なんて儲けすぎ!!

高利金融さんは、所詮”高利貸し”なんですよ。
小林教授!! ”高利貸し”というのは我国文化では、ず~っと蔑視されてきている事実をご存知のはずだ。
額に汗して物を作ったり販売したりする職種に比べて、手元の資本を動かすだけで暴利が得られる。
これは、日本のような真面目な農耕民族国家・人間社会では蔑視されるんです。
「カネにものを言わせて借金づけにして人を追い込む」ような商業に憲法上の人権など認められません。
小林節先生、もう少し人間心理を勉強する方がいい。

もちろん、そんなことだけ言ってますと経済社会は成り立たたない。
一定金利内なら消費者金融もあっていい。(もちろん、銀行も信用金庫も・・・)

だから、法律で金融ということについては「蔑視されないよう、そして金の力で無茶苦茶をさせないよう規制を法によって定める」という民主主義で社会的コンセンサスを取ってきたわけだ。

何時の世でも、額に汗せずカネにものを言わせてカネを設ける輩は出現する。
バクチや資金の横流しで暴利を得る、こういう分野を“ヤクザ家業”という。
それを承知でビジネスする場合は、「一歩引いて、暴利をいかに社会還元するか」の経営理念で運営しないと何時までたっても社会的信頼は得られない。
競艇や競輪業界が、公的な社会還元施策を行う理由はここにある。
額に汗しない業界は、常に人間社会心理を自覚しておくことだ。

カネの横流しで粗利益29.2%などということでは社会的信頼は得られない。
こんな資金を調達して収益を出せる、まっとうな中小企業や家計はありえない。
高利金融がリスクを言うなら、キチンと審査して融資すればいいんです。
無理な貸付を無担保で行うからいけないのです。
無審査で、保証人頼み・・・結局、保証人まで巻き込んで追い詰める。
金に困った人々の弱みや無知に付けこんで暴利を貪ってきた付けが回ってきているのだ。パンチ!

それにしても、テレビという公器でこんなマヌケたバカ放送を見たのは久々だ。メラメラ

”癒しの女神”は怒っている

20080217-4

おうおうおう!!
金返せねえなら腎臓売ってこいよ!!
ヒエェ~
それだけはご勘弁を~

まっ、随分上手くなったな灰腹!
次は、保証人のとこへ行くって脅すんだぜ・・・

        (追手乃若:浪速金融道外伝/取立ロールプレイングマニュアル編)