~伽羅の仏に箔を置く~

姿こそひなびたれ、心は伽羅にて候


テーマ:

 

「さて、私は何処でしょう?」

マンボの店に居るというウンスを迎えにきた
ヨンは、目の前の光景に

「はぁ・・・」と溜め息をついた

「今日はまた何の戯れ事です?」

背を向けて座る三人の妓生
背格好の良く似た三人の方から
ウンスの声が聞こえてくる

―  この中から、
     自分を選べということか

「ふっ」

ヨンは込み上げる笑いを

抑えることが出来ない

―  また子供のようなことを・・・・・・・

大方、また誰かから余計なことを
吹き込まれたのだろう
その誰かをちらりと見ると、
ニヤニヤしながら、此方を見ていた

―  チッ!
     此れで間違えでもすれば、
     暫く話のネタにされるな

「何笑ってるの?早く決めてね
   あっ!近付いちゃダメよ!」

―  此れは、早く選ばねば終わらぬな

そう思うやいなや、
「右と真ん中」と言い、
指定した二人を下がらせると、
後に残ったひとりの前に悠然と立つ

やはり残ったひとりはウンスだった

妓生の化粧を施したウンスはいつもと違って

また魅惑的で、ヨンの鼓動は激しく脈打ち始める

「何で分かったの?」
「分からないとでも?」

どんなに妓生と同じ格好をしても、
同じ香を焚き、化粧を施しても持つ気が違う
そして何よりウンス自身の花の香りがする
俺を惑わし、酔わし、
惹き付けて止まない、甘美な香り
俺だけが知ってるこの方の香り

「俺を試そうなどと思わない方がいい
   それとも、俺の想いを図っているのですか?」
「そんなことは・・・」

視線を逸らすウンスを見て、
やはり図っていたのだと合点がいった

「なるほど
   では、もう一度分かって頂くしかない」

「師叔、部屋借りるぞ!」と一言言うや否や、
ヨンはひょいとウンスを肩に担ぎ上げた

「え?え?何して!?
   だから、ひとを荷物のように
   持たないでってあれほど・・・・・・・
   ちょっ・・・ちょっと!」
「静かに!暴れると落ちますよ
   それとも・・・横抱きを所望か?」

途端に昔を思い出して静かになったウンスに

満足そうな笑みを浮かべると、
ヨンは部屋へと向かっていった

勿論、「覗きに来たら・・・分かってるな?」と
念を押すのも忘れなかったのだが

 









Fin



"五月雨に池のまこもの水まして

            いつれあやめと引きそわつらふ"

この証歌を知って思い付いたお話です
自分が望むその香りを見つけたら…
そりゃあ、好きにしてもいいですよね?

 

 

画像ですが、

グルである方の作ったウンスがあまりに美しくて

自分でも同じようなものが作れないかと

試行錯誤しながらやってみましたが、

全然出来もしませんでした・・・_| ̄|○

やっぱり、彼の方は凄過ぎです(♡ >ω< ♡)

 

 

 

 

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