今朝の東京は雨です。カサ

 

 寒いです。寒

 

 おはようございます、kakisakasanです。笑


 

 ええっと、今日は百田尚樹さんが書かれた小説『永遠の0』を読んだ感想を書きたいと思います。

 

 百田さんの書かれた最近の小説と言えば『幻庵』。

 

 どうしてそれを読まずに2006年に出版された本を今頃読むのかと言いますと、それには理由がありまして…

 

 まあ、一言で言えば売名行為ですね。

 

 著名な方に自作の小説を読んで頂き感想を言って頂ければ、それ自体が大きな広告になります。

 

 芸能人に読んでもらって、その感想をキャッチコピーにする手法ですね。

 

 では、なぜ百田尚樹さんの『永遠の0』なのかと言いますと、kakisakasanが百田さんに読んで欲しいと思っているのが同じ戦争を扱っている小説だから。

 

 タイトルは『Kill The Japanese』。

 

 東京大空襲にスポットを当てた、戦争に正義はないというテーマのもとに書いた小説です。

 

 百田さんも戦争に多大な関心があるからこそ『永遠の0』を書かれたと思います。

 

 その百田さんならきっと『Kill The Japanese』に関心を抱いて下さるだろうとkakisakasanは思ったわけです。

 

 しかし、これは飽くまでkakisakasanの一方的な考えであって、本当に読んで頂けるかどうかはまた別のことです。

 

 ですから、少しでも可能性を高くしたいと思って、百田さんのツイッターの返信に「百田さんの小説の感想を書きますので、私の小説の感想を書いて下さい」と先に伝えておきました。

 

 本当に図々しいお願いで、これが功を奏すかどうかは分かりませんが、今のkakisakasanに出来るのは人事を尽くして天命を待つことだけです。

 

 と言うことですので、百田尚樹さん、どうかよろしくお願い致します。

 
 **************************


 それでは『永遠の0』の感想を書き進めていきたいと思います。

 

 とにかく、いの一番にあげるのは、よく調べられたなあということ…

 

 巻末には当たった資料が書かれていますが、これらを全て読んで、溢れんばかりの情報を頭にたたき込んで、それを咀嚼・精査してどのような文章構成にして書いていけば良いのか…

 

 それを考え行うのは本当にしんどい作業です。

 

 その作業に対して真摯に取り組まれているのは本当に立派なことだと思いますし、この小説に対するもの凄い執念を感じました。

 

 何が何でも書き遂げるんだという執念を…

 

 物書きなんだからそれくらい当たり前だろと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではありません。

 

 大して調べもせず適当に書かれる作家もいます。

 

 調べるのは嫌いだと公然と言っている著名な作家もいるくらいですから、資料を調べることは地道で面倒臭い作業なんです。

 

 戦争という題材を扱うとき、それはまず間違いなく『それによって何かを訴える』ものだと言えます。

 

 つまり、百田尚樹という一人の作家がこの作品によって百田尚樹の考えを訴える作品だと言えます。

 

 わたくしはそれを念頭に置いて読み始めました。

 

 この小説は、佐伯健太郎という26歳の若者の一人称で話が進められています。

 

 ですから、当初は彼が主人公だと思いました。

 

 しかし、第三章の真珠湾あたりから、どうも違うぞと思いました。

 

 主な登場人物は、佐伯健太郎、姉の慶子、新聞記者の高山、藤木秀一、戦争体験を語る人達、大石賢一郎、その妻である松乃、そして宮部久蔵。

 

 あらましは、宮部久蔵は健太郎の祖父であり、特攻隊員であった祖父の歴史を調べるために、健太郎は祖父を知っている元海軍の人達と会い、話を聞きます。

 

 その話を通して、戦争の悲惨さ、現在語られている一般的な事実の間違いなどを浮かび上がらせています。

 

 それを佐伯健太郎の目を通して描かれるのだろうと思っていたのですが、どうも違うんです。

 

 もし、佐伯健太郎が主人公であるならば、過去の事実を知ることで健太郎の葛藤が描かれると思うのですが、それはほとんどありません。

 

 では、主人公は佐伯健太郎ではなく、宮部久蔵なのか? 

 

 佐伯健太郎と彼の祖父であり特攻隊員であった宮部久蔵を比較対照することによって、現代の若者である佐伯健太郎の視点から特攻隊員としての宮部久蔵という人物を浮かび上がらせ描いているのではないのだろうかと…

 

 しかし、これもまた違います。

 

 宮部久蔵の歴史を知ることを目的として話が進められていきますから、一貫して登場はしますが、健太郎の視点から捉えた宮部久蔵は描かれていません。

 

 では、作者である百田さん自身が宮部久蔵を描いているのかと言えば、それもありません。

 

 宮部久蔵を浮き彫りにするのは、彼を知っている元海軍に属していた人達であり、彼等の戦争体験談を通して宮部久蔵は描かれています。

 

 では、それによって宮部久蔵が確固たる主人公として描かれているのかと言えば、それも違います。

 

 となると、この小説の主人公は宮部久蔵ではなく、彼を知る人達なのか?

 

 彼等が語っている内容は、宮部久蔵の事よりもむしろ当時の事実、つまり、百田さんが資料を調べて知った事実の方が圧倒的に多いです。

 

 この小説を読んでいると、宮部久蔵を描くことによって百田さんの考えを訴えると言うよりも、彼等に事実それ自体を語らせることを目的としているように見受けられます。

 

 宮部久蔵の物語を考えたとき、確かに伏線も張られていて、物語としての完結はあるのですが、それはこの小説の骨子ではないと思います。

 

 小説を読んだというよりは、むしろドキュメントを読んだ感じが拭えないのは歴史の事実を伝えることに重点を置いているからだと思います。

 

 佐伯健太郎は司会進行役、宮部久蔵は元海軍に戦争体験談を語らせるための共通の人物であり話題。

 

 つまり、この小説の主人公は百田尚樹さん自身ということです。

 

 特に顕著なのが第九章のカミカゼアタック。

 

 百田さんの日常の言動を鑑みれば、この九章で登場する武田さんの怒りはそれ即ち百田尚樹の怒りと受け取れます。

 

 ただ、間違えてほしくないのは、この構成がいけないということではありません。

 

 『永遠の0』には百田さんの情熱を感じます。熱意を感じます。

 

 ただ、それがちょっと強すぎたかなと…

 

 それ故に、物語を作ることよりも、直接事実を語ることに意識が傾いてしまったかなと…

 

 わたくしの書いた『Kill The Japanese』をある大手出版社の方が読まれたとき「事実が足りない」と言われました。

 

 これと対比させるのなら『永遠の0』は事実が多かったということになるのでしょうか。

 

 物語の最後である第十二章の流星では不思議な縁が語られて、ドキュメントよりも小説本来が持っている物語の要素が強く出ています。

 

 戦争の事実を正確に伝えたいという百田さんの気持ちも分かりますが、各章で登場する人物が語っている内容には結構重複部分もありましたから、それを削った原稿の枚数分を宮部久蔵の生き様に当てれば、文章も冗漫にならず、小説としての質はもっと上がったのではないかと思います。

 

 そうすれば、第十二章の流星の内容がもっと生きたと思いますし、読者もこの小説にもっと強く惹きつけられたのではないかと思います。

 

 もう2~3回読めば、更に細かなところまで気がつくことがあったかもしれませんが、でも、それはおそらく些末的なことになるだろうと思います。

 

 ただひとつ、文章テクニックについて…

 

 一人称で話を進めているのに、時々三人称の文が出て来ます。

 

 これは気をつけた方がいいと言いますか、編集者からの指摘はなかったのかなあと思いました。

 

 では、最後に…

 

 『永遠の0』を読んでいるとき、ある出来事が私の中で重なりました。

 

 それは福島第一原発の事故。

 

 東日本大震災で原発が破壊されて、放射性物質が漏れる大惨事になって…

 

 記憶が正しければ、事故発生から一ヶ月以内の事でした。

 

 テレビニュースだったかネットニュースだったかは覚えていません。

 

 東電関連の会社に入社してまだそれほど月日が経ってない24歳くらいの男性が現地に向かうんですよ。

 

 それを見た、確かおばあさんだったかな、

 

 「行くのかい?」と言ったような事を言われたんですよ。

 

 するとその男性は「仕事ですから」というような事を言って、あの原発のもとへ行ったと…

 

 それを聞いた時、本当に悔し涙が出ましたよ。

 

 まず真っ先に行かなければいけないのは、トップの人間だろ。

 

 現状把握をしなければならないのが社長の務めだろ。

 

 命を賭けなければならないのは、お前ら何だよ。

 

 でも、そんな奴らはいつもテレビカメラに向かって頭を下げるだけ。

 

 『永遠の0』で書かれている海軍のエリートと捨て駒にされた兵隊の関係もこれと全く同じ。

 

 あの戦争の時代から今日に至るまで、日本は何も変わらない。

 

 あなたもそう思いませんでしたか、百田さん。

 

 あっ、いけない、愚痴になりましたね。

 

 まあ、とにかく、私なりの感想を書きましたので、百田さんも『Kill The Japanese』の感想をテレビで話して頂けたら、もしくはブログに書いて頂けたらと思います。

 

 それでは、よろしくお願い致します。
 

 
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 今朝の東京は晴れです。晴れ

 

 ちょっと寒いです。寒い

 

 おはようございます、kakisakasanです。笑


 

 あれは二~三週間くらい前のことでしたよね。

 

 amazonとヤマト運輸の問題が取り沙汰されましたのは…

 

 amazonの荷物が急増したことで、ヤマト運輸のドライバーさんに過剰な負担がもたらされている。

 

 全国的に話題となったのはつい最近のようですが、実は数年前から問題になっていたようですね。

 

 で、話はちょっと変わって…

 

 kakisakasanがアメーバブログで読者登録しているブログに『ゆきたの四コマ宅配便』と言うのがあります。

 

 宅配便のお仕事をされているゆきたさんが、宅配に関する色々な事をネタにして描いている漫画なんです。

 

 身近な裏事情と言いますか「こう言う事って、あるよね」みたいな事が結構描かれてあって、面白いんですよね。

 

 で、3月20日にアップされたのが… 

 

 ゆきたの四コマ宅配便『100軒目 「エレベーター」』

 

 と言うものなんです。

 

 読んで頂けたら分かりますが、amazonとヤマト運輸の問題でドライバーさんを心配されている方もいらっしゃるみたいです。

 

 確かに、amazonのサービスはそれを使う人にとってはとても便利なものですが、運んで下さるドライバーの方がそれで死にそうな程疲弊したり、人身事故を起こすようなことがあったら、本末転倒も甚だしいですからね。

 

 電通の過労死問題もありましたし…

 

 安い・便利を追求するのはほどほどにしないといけないと言う事ですよね。

 

 

 
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 今朝の東京は曇りです。曇り

 

 眠いです。hua-*

 

 おはようございます、kakisakasanです。笑


 

 お部屋にはたくさんの柴犬の子ワンコ…

 

 みんな、所狭しと動き回っています。

 

 ピョンピョン跳ねて、それはもうウサギみたいに…

 

 

 (*´艸`*) 

 

 生後1か月の柴犬子犬の走りが可愛い(*'▽') 

 

 

 

 
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