映画 「リンダ・リンダ・リンダ」 平成17年7月23日公開 ★★★★☆
文化祭を翌日に控えた、とある地方都市の高校。
軽音楽部の女子3名、キーボードの恵、ベースの望、ドラムの響子は途方に暮れていた。
文化祭ライヴに向けて練習を重ねてきたのに、ギターの萌が指を骨折。
ブチ切れたボーカルの凛子と恵がバトルを演じ、バンドが空中分解してしまったのだ。
3人が出演をあきらめようと思った矢先、
部室のラジカセからブルーハーツの「リンダリンダ」が聞こえてくる。
これやろうよッ!
なぜか盛り上がってしまった女子たちは、成りゆきで韓国からの留学生・ソンをボーカルに誘い、
猛練習を始めるが。 (GOO映画)
この映画、まえから観たかったんですよ。
たまたまテレビをつけたら、MXテレビでやっていました。
地上波で映画をみるなんて何年ぶりか・・・ちょっと得した気分です。
ガールスバンドの青春もの、といったらそれまでなんですが、
4人の女の子たちがみんな可愛いくて、
ホントに等身大の自然な演技で、好印象。
「空気人形」とも「グエムル」とも違う、
ペ・ドゥナの素顔もみられたようで嬉しくなりました。
ちょっと昔の松山ケンイチとか、香維由宇とか、小出恵介とか
若手の演技派と言われる人たちがたくさん出演していて、それだけでも楽しい。
練習段階では紆余曲折あって、ラストのステージ本番で盛り上がる・・・という
よくあるタイプ。引いてる楽器以外の音までしちゃったりするのが定番ですが、
これも流れとしては似てるんですが、あくまでも自然なかんじ。
4人の性格も描き分けていますが、突出したキャラクターではなくて、
血液型の違い的なささいな行き違いに
自分の高校時代を思い出してしまいました。
「映画の日」でもある元日は、毎年たいてい映画館をハシゴしていたのですが、
今年はテレビっ子で過ごすことにしようかな・・・