映画 「曲がれ!スプーン」 平成21年11月21日公開 ★★★☆☆
脚本 「曲がれ!スプーン」 上田誠  早川書房 
 ★★★★☆  → 曲がれ!スプーン①

読んで♪観て♪

超常現象を取り上げるバラエティ番組「あすなろサイキック」のAD・桜井米(ヨネ)は、
本気で超能力の存在を信じている天然少女。
エスパーを探してカメラ片手に日本全国を歩き回る米は、
なかなかネタをつかめずに路頭に迷っていたが、最後の取材で訪れた
「カフェ・ド・念力」で本物のエスパーが集うパーティに遭遇する。   (エイガコム)


同じ「ヨーロッパ企画」の戯曲をもとにした「サマー・タイムマシン・ブルース」
これがかなり面白かった、というか自分好みだったので
かなり楽しみにしていました。

う~ん・・・・これは舞台劇で観たかったな。
というのが素直な感想。

テレパシー、エレキネシス、サイコキネシス、
テレポーテーション、透視術・・・
5人の本物のエスパーたちの超能力は
映画だったらごく簡単だけど、やっぱり生でみたいし、
「カフェド念力」という喫茶店の店内での
シットコムな部分が大半なのですが、
彼らのかけあいは 思いっきり「せりふ」で
これが最高に面白いんだけど、
映画にしてしまうと、少々わざとらしく感じてしまいます。

ヒロインのテレビ番組ADが長澤まさみというのは
興行的にはしかたないのでしょうが、
もっと疲れ切った感じで無名の女優さんにやって欲しかったです。
あまりに華がありすぎて、うまく溶け込んでなかったように感じました。

一番残念だったのは、
期待していたDVDの特典映像がなかったこと。
「サマータイム・・・」の特典映像はかなり楽しめたので、
これもたいへん残念でした。