「品質改善・経営革新セミナー」 | 中国華南・改善道場

「品質改善・経営革新セミナー」

焼け野原となった戦後の日本を,「モノ造りの日本」として復興させた立役者は,デミング博士と,現場のQCサークル活動だったと思っています.

当時の日本には,豊かさへの「渇望」と言う国民全体の高いモチベーションがあり,デミング博士が教えた品質管理,QCサークル活動に代表される第一線従業員による現場改善が,上手く機能し,あっという間にモノ造りの日本と言われるまでに成長したのです.

では中国ではどうでしょうか?改革開放政策により海外企業の資本と技術を導入し,あっという間にGDP世界第二位の「世界の工場」にのし上がりました.
圧倒的に安価で勤勉な労働力が世界中の製造業を惹き付けて来ました.
ほんの10年ほど前までは,次から次からと,出稼ぎに来る労働者は無尽蔵にあると錯覚を覚えたものです.

しかし2004年から9年間で深セン市の最低賃金は2.6倍になっています.
このまま行けば,後5,6年で最低賃金は3,000元を越えます.
中国は「世界の工場」から「世界の市場」に変化したと言われています.
既に中国は「低コスト生産国」ではなくなっています.

この様なパラダイムシフトの中で,今まで通りの仕事をしていれば生き残れるでしょうか?多くの企業は生き残る為に,更に安価な労働力を求めて転出して行きました.それで本当に生き残れるのでしょうか?
ただ単に,問題の先延ばしをしただけの様に思えます.今ある問題を解決せずに,ベトナムやミャンマーに行った所で,早晩同じ問題がのしかかって来るはずです.

では,どうすれば生き残れるのでしょうか?
「世界の工場」から「世界の市場」へのパラダイムシフトは,13億の人口を抱える中国が豊かになって行く過程で発生する,歴史的な必然です.この変化に合わせて,自分たち自身も変わって行かなければなりません.

「低コスト生産地生産」から「高消費地生産」に自らを変革して行くことが,中国でモノ造りをする意義だと思います.
その為には,組織の能力を高めなければなりません.
今回の公開講座では,QCサークルの枠組みを応用して,中国で生き残るモノ造りの戦略を提案したいと思っています.


☆★品質改善・経営革新セミナー★☆

テーマ:現場力を育成する経営管理
    ~QCサークル活動による経営改革
日時:4月18日(木)15:00~17:00(14:30受付開始)
場所:東莞市南城区鴻福路口 新城市国際酒店 15階会議室
参加費:300元(一名様)

ご参加ご希望の方は,メールにてお申し込みください.