第18回NVDA総会@ベトナム
NVDA(アジア・ボランティア発展ネットワーク)の第18回総会を世界遺産の街・ベトナムはハロンで、5/14-19に開催しました!
去年(タイ)はオンラインとの複合型で、4ヶ国7人しか集まらなかったけど、今年は4年ぶりの完全対面型で、10ヶ国から13人の代表者が集結!
まずは去年、更にはここ数年間のアジアの国際ボランティア活動を振り返りました。
【NVDA年間報告書2022より】
● 22ヶ国・地域の29加盟団体が、484事業(前年から倍増)を実施、4,959人(同2.3倍増)が参加。コロナ前と比べると、まだ半数弱。
● 教育31%・環境27%・開発23%・文化9%・福祉3%・他7%。
● 日本は事業数・国内参加者数は1位、海外派遣数は2位だったが、開国の遅れが響き、国内受入数は圏外。
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世の中全体も大変でしたが、国際ボランティア界も、コロナ禍で壊滅的な打撃を受けた「業界」。数年間収入ゼロだった団体も多い中、他の仕事で食いつないだり、オンラインや地域開発事業を伸ばしたり、様々な工夫と努力でほとんどが何とか生き残った。そのたくましさと志の強靱さを祝ってみんなで乾杯したビール、極上だったなあ☆
そして来年、2030年、その先へ
振り返りの後は、これからの道しるべ。左図にあるように、「社会変革」と「NGO強化」の2つのテーマで、2030年に目指す姿とその最初のステップとしての、来年のアクション(例:気候変動を防ぐアクションの推進と発信)を創りました。
ただの総会とは違う!こんなシーンも
子ども達と太鼓で交流しました。 |
その後は教師達と、山で採れたての伝統料理を堪能し |
突然隣の親父グループに誘われて、昼から酒を飲みまくり・・・ |
NVDAでは26年前の設立時から、たぶん他にはない「ワークキャンプ型」で総会をやるんです。三度返り咲いた代表の任期も、あと1年。みなさんも一緒にアクションを創りましょう☆
そのNVDAの新職員が決定!何と・・・
大草紀子さん(のり):NICE歴20数年で数知れず活躍。ここ数年は韓国在住
NICEでも理事、特別職員、キャンプリーダー、グループ・ワークキャンプの引率等を長年担い続け、数多くの人が知っている「のり」が、NVDAの3年ぶりとなる職員に就任しました☆8月1日に開始して、今はタイの現場で活動中。アジアのMOVEMENTに大きな力になるはず!
地球一周する国際会議「Frame(v)」
ハンガリーのEGYSEKが、世界中の国際ボランティア(IVS)NGOやNetworkと企画する、EU補助事業。ここ15年程、参加者が欧州中心に減り続ける中、運営NGOの力を伸ばし、事業の質やPRの効果を高めて活動を再興することを狙う。
前に3-4月に開催した「アジア会議」を報告しましたが、今回は「米州」をレポートします。
●期間:6/26~7/6の11日間
●場所:コスタリカのPuntarenas。半島にある町の大部分は気候変動による海面上昇で、30年後には水没すると言われている・・・
●参加者:米州中心に22ヶ国・22団体から30人。アジアは俺だけ。スペイン語が飛び交うと思ったけど、結構英語で助かった。
最初は「地球会議」から
国際ボランティアNetworkがいがみ合っていた2006年。CCIVS(世界Network)の代表に就いたNICE・俺はほぼ全てのNetworkと提携している立場を活かして、一同に集まる場「地球会議」を創りました。
それから17年。NGO全体の衰退への危機感もあり、すっかり密に連携するように!
今回は気候変動、成果の発信、質の向上等について、協働を活発に話し合いました☆ |
いよいよ本番!新たな歴史が!?
こんな風に緑いっぱいの所で、イグアナやらカラフルな鳥やらに囲まれて、陽気なNGOリーダー達が日夜語り合いました。
米州は国際ボランティアが少なく、Networkもなかったけど、ついに最終日に設立されました!俺もアジアの経験を色々シェア。勿論、これが歴史的な出来事になるのかは、これから次第。 |
そういえばコスタリカは名目だけの日本と違って、本当に平和憲法で軍隊を禁じてるんだよな。安全保障の環境が全然違うにせよ。現地のNGOリーダーに「不安はないの?」と聞いてみたら、「全然。殺し合いに自分の息子や夫を送り込まないことを女性達も誇りにしているわ」ときっぱり。
集大成の一つ!渾身の種まきでした
今回参加を決めたのは、ブラジル、ウルグアイ、エルサルバドル、チリ、とワークキャンプ未開催国からNGOが集まる稀な機会だったから。主催者にも「ぜひアジアで開拓した経験をシェアして」と、セッションを用意してもらいました。
ワークキャンプが目指すもの。可能性と限界。うまく企画するコツや失敗例。彼らがこれから始めるヒントを少しでも生み出せたら、と気合いで語りました。彼らの野望も引き出しつつ。
終了後、彼らから「自分達にもできる!と、わくわくしてきた」「ノウハウもためになったけど、何より君の情熱に一番感銘を受けた」等と言ってもらえて、感無量。ついでにテキーラで乾杯!これらの国で国際ワークキャンプが立ち上がるのが楽しみだし、できれば伴走もしていきたい。
コスタリカとメキシコでも新企画?
会議のホスト団体(ACI)に頼んで実現した、プロジェクト訪問!帰りに寄ったメキシコでも、新たな計画が。もしかしたら、来年2ヶ国ワークキャンプを実現できるかも。乞うご期待!!
コスタリカの公民館
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コスタリカの保全森林
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