よく、お料理で
洋食は足し算。
和食は引き算。
などと言われております。
中華や洋食は、素材にソースをかけたりして足し算の仕事が多いと・・
僕の友達の調理人が言っておりました。
僕は個人的に中華も洋食も大~好きですけどね(^^)
しかし
和食の場合は、引き算で仕事をする場合が多いのです。
たとえば、今が旬のサワラを一塩して焼き物でお出ししたとします。
僕たち調理人は素材を信じて素材をの味を引き出すために、
微妙な塩加減を調節します。
昔から塩梅と言われるように、塩の加減って、とても大切です。
この場合、ハンバーグにデミグラスソースをかけるような
足し算とは違い、
サワラがサワラらしく主役であるために味を引き立てるのです。
(引き算)
たとえば、あずきに塩をするのは甘さを引き出しているのと同じです。
(引き算)
お吸い物の一番出汁は鰹出汁のうまみだけを引き出す作業です。
(引き算)
その一番出汁にわざわざ焼いた魚を入れてお吸い物をつくるのは、
焼いた魚のうまみをさらに引き出すための仕事。
(引き算)
〆サバはサバのうまみを引き出すために塩と酢で〆ます
(引き算)
素材のうまみを引き出す=引き算。
もちろん足し算の仕事も沢山ありますが、
和食の調理は引き算で考える場合が多いのです。
僕たちの仕事は余計なことはせず。
ただ、たんたんと素材と向き合う仕事。
とか言いながら、
こんなことを書くと、お客様には大変、失礼ですが
僕の場合、実際には素材の味を引き出しているつもりが、
作り手の虚栄心や見栄を盛り込んでしまうため
本当の意味で素材の味を引き出すことができていませんでした。
※書いていてちょっと反省(笑)
へへぇ。
和食は引き算。
素材の味を信じて、味を迎えに行く。
という感覚。
最近になって、少しづつ体感しております。
和食の場合いたってシンプルなんですよね-。
一生勉強です。
ハイ精進します。
さて、前置きが長くなりましたが
今日はかなり背伸びして神楽坂のあるお店にお邪魔してきました~。
いや‐
美味しかった‐。
美味しい物をいただくときは評価、ジャッジなどの理性を一旦ストップして
マインドフルにお料理を感じるに限ります!
なんて言いながら、僕の場合中々、評価や判断を手放せないんですよね(^^;
※ご馳走様でした。