• 24 Jul
    • 伊達のうす着…仙台市長選と加計学園問題

       筆者が仙台支局に赴任するとき、ゼネコン汚職で捕まった仙台市長を東京・小菅の拘置所に運ぶ車と途中ですれ違いました。計算上、そうなるのですが、それはともかく、着任から2か月ほどで今度は知事が逮捕されると言う大騒ぎに巻き込まれて、波乱の仙台勤務の始まりでした。1993年(平成5年)夏のことでした。    そんなことで、出直し仙台市長選、宮城県知事選を経験したわけですが、票読みのために県民意識を読み取る研究を重ねました。   「伊達の薄着」という言葉があります。伊達はおしゃれの意味のほか、伊達正宗のいた伊達藩からとった、という説があります。着ぶくれして不恰好になるのを嫌って薄着に耐えることを言うのですが、仙台市民の美意識に近いものがあると感じました。これは筆者だけの感想ではなくて、当時の三越仙台店の店長が「上着より下着に金をかける土地柄なんですよ」と、奇妙な売れ筋に感心したのが印象的でした。控えめで堅実なんですね。    何を言いたいかというと、今度の仙台市長選で野党共闘の候補が自民・公明の押す候補を破って当選したのを聞いて「伊達のうす着」という仙台市民の美意識を思い出したのです。仙台市民は、自公政権の見苦しい暴走にノーを突きつけたのです。かなり保守的な面もある仙台市民がここまでやるのは、あまりに醜悪な様子に相当怒っているからです。この気運が全国津々浦々に広まっていっては自民党もアウトです。24日の衆議院閉会中審査は時間がなくてちゃんと聞けませんでしたが、国民の疑念を払しょくできたでしょうか。    

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  • 16 Jul
    • 一審尊重 勝敗は時の運

       海外で書写を教える書文協会員の先生からメールが来ました。「武道館の(高円宮杯書道大会の)審査結果が届いたのだけど、私の評価と違い過ぎて不信を抱きました。武道館審査の内実を知りませんか」と言うのです。規定通り、教室の子の作品を教室審査(一審)の順で出したのに、というクレームです。書文協主催の大会でもよくある質問ですが、他の団体についてあれこれ言う立場にはありません。しかし、これだけは言いました。    「武道館書道の審査団リーダーは書文協の中央審査委員会委員長である加藤東洋先生です。東洋先生の仕切る審査なら間違いがないので、書文協としては数少ない奨励他流試合の一つとして出品を勧めています」。ずいぶん情緒的な返事かもしれませんが、審査というのはそういうものではないでしょうか。続けて、こうも加えました。「ぶっちゃけ、生徒に言いなさい。先生は君の作品が素晴らしいと思うのだけど、こうなっちゃってごめんね。また、頑張ろう」。    武道館が教室審査という一審制度をとっているのは知りませんでしたが、書文協では一審尊重と言う原則を立てています。大量に見るのが面倒だからでなく、生徒と直接触れ合う師として責任ある態度で臨んでほしいからです。それと先生方の審査力を高めて欲しいと思っています。結局、中央審査会に出す前の書文協本部審査では全作品を見るのですが、一審と本部審査(2次審査)が大きく違う場合は教場に電話を入れ協議の対象とします。一番困るのは、教場が一審に態度点を加味してくるケース。「あんな態度が悪い子は上に上げるわけにいかない」というケースですね。気持ちは分かります。ただ、程度の問題、ケースバイケースと考えています。    中央審査の経過は説明しません。結果が全てですから。しかし、やはりクレームをもらうことがあります。最近もある中学生から「あの人より自分の賞が低いのは納得できない」と強いクレームがきました。その時筆者はこう言いました。教えても良い年頃だと思ったからです。「君ね、勝敗は時の運なんだよ。人生とはそういうものなんだな」。「時の運ですか」。その子は不満そうでしたが、そのうち分かるでしょう。  ちなみに今度の高円宮杯。書文協の生徒からも文部科学大臣賞が出ました。「失意泰然、得意淡然」と言う言葉を教えるつもりです。  

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  • 11 Jul
    • 加計学園疑惑…新聞は今こそ調査報道を

       嫌がる人、組織の口をこじ開けてでも構造的悪の真実に迫るのが、新聞の調査報道というものです。加計学園問題の黒い霧は、もはやこの調査報道の力に頼るしかないことが、昨日(2017・7・10)の国会衆参院での閉会中審議でわかりました。野党に国政調査権を十分に使い切る力はありません。各紙の特別取材班の出動を望みます。    昨日のブログでも書きましたが、加計学園問題は状況証拠的に真っ黒であるのは各社とも判断がつくと思います。論点はいくつかありますが、調査取材のポイントは「加計学園ありき」で動いた政治の不透明なプロセスです。「動きの背後に官邸があった」と参考人の前川・前文科省事務次官が述べた部分です。政府側は「プロセスに一点の曇りもない」と言っていますが、エビデンス(証拠)に基づくものではありません。「私が殺しました」と名乗る殺人犯がいないことは取材の常識です。それに、おもちゃ箱をひっくり返したまま、国民に政治不信を抱かせてモヤモヤさせたままで終わることは、責任あるメディアとして許されません。    ところで、昨日参考人に立った加戸守行・前愛媛県知事の証言内容は、ほとんど載っていませんでした。紙面は毎日新聞しかみていませんが、審議の要録欄に10行ほど内容が書かれているだけで、ベタ見出しさえついていません。獣医学部新設が愛媛県政、県民の悲願だったという加戸さんの証言が愛媛県民の心を代弁するものであったとしても、極めて情緒的であり、疑惑解明につながらないことは事実です。しかし、人の心、地域の思いは一つのニュースです。それを大事にする紙面であって欲しいと思います。国会の、この場面でのこの発言です。せめて社会面に2段ほどで良いから欲しかった。本来、4本社共通の全国ニュース扱いするべきネタですが、せめて四国へ行く大阪本社制作版には欲しかったと思います。紙面ビューアーでみたところ影も形もありません。愛媛県版に回したのかな。違うでしょ。これは本来全国ネタですよ。    現役たちへの隠居の小言を延々とすみません。ついでにもう一つ。国会審議に安倍首相やキーマンの和泉首相補佐官らが出て来ても結局らちがあきませんよ。証人喚問して偽証で告発するといっても、いつ、だれが告発するのですか。第一、検察には手に余るでしょう。今の検察には「巨悪を追う」心意気は感じられません。この闇を切り開けるのは新聞しかありません。社会部国会記者の経験者として血が騒ぎます。    

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  • 10 Jul
    • 良かったよ、加戸前愛媛県知事の参考人熱弁

       午後の参議院での閉会中審査は時間がなくてあまり見られませんでしたが、参考人として出席した加戸守行前愛媛県知事の答弁は聞きました。加戸さんは筆者が文部省担当記者だった時の大臣官房総務課長でした。ずいぶん世話になった人です。有能であるだけに今回の問題で何か役割を背負わされたのではないか、と心配していましたが、そんな気振りもなく一応安心しました。    ずいぶん老けて、声帯でもやられたのか、絞り出すような声で思いのたけを話しておられました。自分が知事として手がけた獣医学部設置計画が何年にもわたって文科省で門前払いされたそうです。四国は獣医師養成学部の空白地帯。そんな馬鹿なことがあっいていいものか!加戸さんは文科省が自分の古巣であることも忘れたように、文科省の岩盤のように固い規制に恨み節を展開しました。    記者時代、週に何度も総務課長室を訪れ、官舎に夜回りをかけたこともありました。娘さん二人を記者にあいさつに出させた律義さが印象的でした。カッパに三度笠でカラオケを歌うなど型破りの面はありましたが、当時の文科省の規制行政に異見を述べた記憶はありません。証人席の横に、後輩の前川前事務次官がすわっていましたが、現役のころは本音をなかなか言えるものではありませんよね、加戸さん。   教科書問題の燃え盛るころでしたが、したたかに飲んで帰る途中のタクシーの中で「(教科書問題は)天皇陛下を守ろうと思っただけなんだよ、むにゃむにゃ」とつぶやいたのを聞いて、根っからの文部官僚のメンタリティなんだな、と思った記憶があります。教科書問題での記者会見で、ポツダム宣言受諾は有条件降伏か無条件降伏かをめぐって1時間余りを費やしたことがありました。「日本は無条件降伏ではなかったか」と筆者らは文部省の考えを質しました。無条件降伏なら今の天皇制は説明しにくいわけで、文部省は検定意見でそこを守りたかったのだろう、と当時から思っていました。   教科書問題はある種、国民不在の(記者クラブと文部省の)空中戦でしたが、獣医学部設置が多くの県民の生活の願いであることはよくわかります。このプロセスで「政治がゆがめられた」疑念があるわけですが、獣医学部は設置認可されるといいですね。  

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    • 政治がゆがめられた…加計学園への利益誘導

       衆議院での国会閉会中審議の午前の部を聞きました。予想通り「言った」「言わない」の応酬がほとんどでしたが、「政治がゆがめられた」の思いを強くしました。愛媛県今治市に加計学園の獣医学部の新設が進む方向になったのは国家戦略特区と言う制度を利用した加計学園への利益供与であるとの心証を強くしました。供与したのは現政権ですが、首相の安倍さんがどこまでかんでいるのかは分かりません。彼はシロで、周りのイエスマンによる忖度行為だったことも予測されます。いずれにしろ、安倍内閣・内閣府は真っ黒です。安倍さんは早く丁寧に説明したほうが良いですよ。内閣改造ぐらいでごまかせる状態ではありません。    お役人もずいぶん呼ばれていて答弁に立ちましたが、いずれも弱弱しくて、とても獰猛な政治家の敵ではないなと見えました。根はしたたかでずる賢いのかもしれませんが、立場的にはそうならざるを得ないのでしょう。しかし、政高官低には賛成です。役人は威張ってはいけません。規制緩和も大賛成です。いろいろ理由があるにしても52年間も獣医学部の新設を認めないとは、文科省は誰のために何を考えているのですか。審議中の話で出ていましたが、小泉内閣時代の規制緩和論では大学の認可制度そのものをなくそう、という議論があったそうですね。大賛成です。教科書検定と学習指導要領そして私大設立認可は文科省の三大権力行政ですが、自由で活力ある教育、産学共同のためにも、特に私大設立認可権はなしにすべきでしょう。であれば、今回の問題はありませんでした。利権はなんでも金にしようというのが政治なのですかね。    参考人として審議に出席した前川・前文科省次官は「行政がゆがめられた」とこの日も証言しました。行政どころではありません。「政治がゆがめられたな」というのが審議を聞いての思いです。政治が特定の利益。思想のためにゆがめられていくのが国家としてもっとも危険なことです。文科省判断という、言ってみればちゃちな話ではありません。この辺は前川さんも、ゆがめられたのは特区制度の手続きだと、はっきり言っていましたね。    本日の真偽では国家戦略特区の意義、手続きについてはよくわかりましたが、結局、なぜ加計学園だったのかは分かりませんでした。この日は問題のキーマンと目される人物や最高責任者の安倍首相の姿は有りませんでした。役者をそろえて続開するしかないと思います。  

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  • 09 Jul
    • 松居一代告発動画…放送と通信の融合

        今話題になっている、女優、松居一代さんの告発動画を見ました。告発されているのは、夫の俳優、船越栄一郎さんです。俳優・タレントの離婚騒ぎは珍しくもないし、あまり読む気もしなかったのですが、この話題はネットでは燃え盛るばかりです。告発といっても、YouTube(ユーチューブ)という動画再生サイトで、彼女が離婚を決意した心境、夫の"悪行"の数々を告発したのです。    彼女の告発動画は何本もあるようですが、筆者が見たのは「これがバイアグラです」のタイトルがついた動画です。途中で電話が入ったので所要時間は正確にはわかりませんが、多分20分ぐらいのものでしょう。松居さんが顔をさらして、延々と一人で語ります。バイアグラ(性欲亢進材)の実物や、(糖尿病の指標)ヘモグロビンa1cの記録、松居一代さんをバッシングする週刊紙などを手に取って示しながら、愛する夫がいかに自分を裏切ったか、延々と語ります。ここで語られたこと、挙げられた証拠類の真偽はしりません。しかし、彼女の悲憤と悲哀の感情は本物だな、と見ました。    記者時代、第六感を大事にし、できるだけ人と会うことを大事にしました。この人が本当に犯人かどうか、何を考えているのか、手の震え、視線の泳ぎなどから勘を取りました。動画は対面するほどの効果はありませんが、単に文字で読んだり、声を聞くよりもはるかに臨場感はあります。    以上のような取材論とは別に、筆者がこの問題で大きく注目したのは「放送と通信の融合:というテーマでした。つまり、メールや動画などネット上の通信が、放送と一緒になってしまうから、どう対策をたてようか、という問題です。筆者が旧・郵政省の担当になったのが1995年です。このときに真っ先にお役人らからレクチャーを受けたのがこの問題でした。それから約20年がたちますが、今どのような議論になっているのでしょうか。    松井さんの(オーバーに言えば世界に向けて)発信した通信は、下手なテレビ局より広範な影響を及ぼしたのではないでしょうか。そして曲がりなりにも放送法で規制のかかった放送と違い、その内容に松居さん以外誰も責任を負いません。逆上した松居さんの告発の中には明らかに名誉棄損罪を構成するのではないかと心配する部分もあり、今後目の離せないテーマです。   最後に一言。一連の騒ぎを読み、視聴して思うのは、船越栄一郎という男は、男らしいじゃないか、という感想です。そして、それにしても夫婦とも不幸な結末だな、という思いです。  

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  • 04 Jul
    • 安倍首相街頭演説発言「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです」は不適切

        「秋葉原騒ぎの公職選挙法違反の話は分かったが、安倍さんのあの発言はどう思うのよ」。友人のヒマ爺さんから7/3付けのブログについて質問が来ました。言葉の魔女狩りは嫌なのですが「こんな人」発言がこれだけ盛り上がっているのを見ると、自分の意見も整理したいと思います。結論的に言って、総理大臣としてあの発言は不適切で、口から出た本性を疑います。都議選大敗の一因ではないでしょうか。  安倍さんは都議選応援の街頭演説に立って「阿部辞めろ」コールを受けて激高し、この「こんな人たち」発言をしたのです。シュプレヒコールの聞こえる方向を指さして。しかし、指さして罵倒した先にいるのも国民なのです。全国民に奉仕する一国の総理として、それはないでしょ、というのが批判の原点です。筆者としては、安倍さんは穏やかな,ましな方の政治家だと思っていたのですが、このところの政権運営を見ていて、かなり党派性の強い、攻撃的な激情タイプだな、と認識を改めました。「こんな人たち」発言は、その一環であると思います。  言い換えれば、一国の総理としての器ではないかもしれない、と思い始めています。その前に、これ以上国政のかじ取りを任せておくのは危険ではないか、と独裁的性向を心配しています。秋葉原騒ぎで投票からドン引きした有権者が多いのではないか、との推測を先のブログで書きましたが、総理の資質問題に触れるには思考不足だし、言葉の魔女狩りは嫌なのでスルーしましたが、あえて考えを整理しました。宰相として「批判を許さず」は最も忌むべきことであり、都民が最も恐れたことかもしれません。    

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  • 03 Jul
    • 秋葉原騒ぎで都議選投票率は上がりきらなかったのではないか?

      自民党が歴史的大敗を喫した2017都議選でした。しかし、実を言うと投票率はもっと上がって嵐が吹き、自民党はもつと負けるのではないか、と予想していました。それが、投票日前日7/1夕方の秋葉原での街頭演説妨害騒ぎで、選挙が嫌になってドン引きした有権者が多くて投票率がそんなに上がらなかったのではないでしょうか。それで都議会自民党も議席を6割近く減らしただけで何とか生き延びたのではないかと思うのです。   あの騒ぎはいけません。「安倍辞めろ」などの横断幕まで用意して計画的に引き起こした騒動です。安倍首相の街頭応援演説を野次るシュプレヒコールに聴衆が和したのはそれだけの下地があってのことです。それとは別の問題として、騒ぎを引き起こした人たちは選挙妨害の罪をかぶるべき事態です。稲田防衛大臣の「自衛隊からも(投票)お願いします」失言と同じく、明らかに違法行為です。   2日午前、中野の書文協本部で開かれた書写書道専修学院保護者会で、筆者は集まられたお母さんたちへの挨拶で、当日の都議選に簡単に触れ「風が吹くのではないか」とお話ししました。同日発表された期日前投票数が前回より約50%40万票増と異常な増え方を示していたからです。40万票というと、東京都当日有権者の4%近くにもあたります。これだけでも、強い風が吹くのでは、と思いました。   最終投票率は前回より約7,8ポイント増の51,2%でした。予想通り、風が吹いたのですが、これは必ずしも無党派層が動いたからだとは言えないと思います。本当に支持政党を持たない無党派層が動いたのなら、投票率はもう10ポイントほどは高まったのではないでしょうか。その投票動機は「自民党にお灸」でしょうから、自民党は文字通り壊滅していたのではないかと思われます。むしろ自民や民進など支持政党ありの党派層が、自民を批判、民進は避けたい気持ちの受け皿として都民ファーストを選んだのが多くの投票行動ではなかったかと思われます。政治過程論を専攻し、投票行動の計量化を研究した大学時代なら、今回の都議選は、飛びついたケーススタディだったでしょう。「国政と地方選は別物」なんてのんきなことを言っている場合ではありません。    こうした観点から言うと、元々が政治的アパシー(無関心)色の強い無党派層の多くが、あの秋葉原騒ぎを見聞きして政治に嫌気がさし、投票ボイコットに走ったのではないかと推測します。聴衆に混じって籠池夫妻まで現れて面白い現場でしたが、新聞はもっと選挙妨害の面を追求するべきでした。各社の取材力をもってすれば、騒ぎの発生過程を突き止めるのはたやすいと思います。管官房長官会見で長官にかみついた東京新聞社会部の女性記者のスタンスも評価しますが、新聞は公益に資するため、エビデンス(証拠)を挙げて事実を公然と報道していくことが基本です。 稲田大臣ではないけれど、なんでも好き放題な言動が許されるような社会を放置してはいけないと思います。      

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  • 01 Jul
    • 筆、紙、墨液「書文協ブランド」紹介チラシできる

       書文協と書写書道用具の販売を提携している吉見出版株式会社(愛知県豊橋市、電話0532-31-7268)は6月末「書文協ブランド ラインアップ」というチラシ(A4判)を作成しました。広く配布して書文協ブランドのアピールに役立てます。    書文協ブランドの書写書道用具とは、書文協が研究開発したもの、あるいは書文協として推奨する用具のことです。書写書道を学ぶために最適なものをそろえてあります。  例えば、書文協3号中筆「恵風」(定価800円、販売価格560円)書文協推奨半切用紙「梨雪」100枚(定価2300円、販売価格1600円)、書文協両面罫線入り毛筆下敷き(定価950円、販売価格950円)等です。書文協会員はさらに10%割引されます。   吉見出版社は表彰式記念品、学習教材、各種キャラクターグッズを大量に販売している大手業者です。大量仕入れ、廉価販売をポリシーとしており、4000点近くある商品から子供会用グッズなどお好みのものが安く選べます。カタログ販売を大々的にしており、会員登録すれば季節ごとに楽しい豪華カタログが届きます。ネット販売も盛んで、カタログ販売も含め、吉見出版インターネット通販サイトへの登録が必要です。 吉見出版社 http://www.yoshimi-s.com/p01.php            

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  • 30 Jun
    • パソコンで新聞紙面を読む

       稲田防衛大臣の信じられない失言問題を書くつもりが、標題のようなことになりました。ヤフーニュースの2番手に「問題最も深刻 なぜ続投」を見つけて読んでみました。視点の定まった良い記事です。紙面ではどんな扱いをしているのだろうと出典の毎日新聞デジタル6/30日朝刊を探したのですが見つかりません。それで「紙面ビューアー」というパソコン画面で紙面を読むシステムを始めて使ったのです。    想像以上に使い勝手の良い仕組みでした。あらかじめ登録してあったIDとパスワードを打ち込むと1面のカラー写真が画面に現れました。画面は拡大できますから,字も大きくできます。中部、大阪、西部本社版もそろっているし、バックナンバーまであり、驚きました。パソコンで簡単に新聞が読める時代なのですね。ニュースメールだけだと“扱い”つまり記事の大きさは分かりません。これでは紙の新聞はいずれ姿を消すのだろうな、と思いました。    問題の記事は、5面(総合面)のトップに4段抜きでありました。「批判の矛先 首相にも」がメーン見出しで「稲田氏自衛隊発言 内閣改造厳しい選択」のサブ見出しがついています。稲田発言問題の今後の展開を政局的に解説した記事です。5面は社説が置かれた面で、この記事も解説的要素が強いのでここに置かれたのでしょう。    30日の1面トップは東京、大阪では異なるし、同じ加計ものをトップに据えた大阪と西部でも見出しが大きく違います。メーン見出しを比べると「規制法グレーゾーン」(大阪)、「加計が持参 下村氏認める」(西武)。ちなみに3段で扱った東京は「下村氏、200万円受領認める」でした。結論的に言えば、扱いは、国民の関心事から言って西部、大阪がベターで、見出しは東京が一番良いと思います。  少し専門的なりましたが、取材と共に編集が命の新聞にとっては“扱い”は極めて大事です。それほど報道のスタンスが重要なのですが、それゆえにストレートニュースと解説は峻別したいものです。 毎日「アクセス」奮闘 ちなみに毎日30日朝刊社会面のトップは、先日絶賛した解説・オピニオン欄「アクセス」で「稲田防衛相 なぜ続投」の記事を載せていました。  最後に稲田発言ですが、閣僚と言うより政治家として軽すぎて、論ずるのも問題外の気がします。  

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  • 29 Jun
    • 書写書道大会の手本がアップされました

        第6回全国書写書道大会の3コンクール「ひらがな・かきかたコンクール」「全国学生書写書道展」「全国硬筆コンクール」の指定課題の手本が6/28、書文協ホームページ http://www.syobunkyo.org に掲載されました。ダウンロードしてご使用下さい。同大会の実施要項、指定課題一覧も掲載されています。ホームページの上部横バーの「大会」のスクロールメニューから総合大会をクリックしていただくとご覧いただけます。  大会への参加申し込みの諸書類もダウンロードできます。 振ってご応募下さい。個人の方の応募も歓迎します。   手本の揮毫者は「平明で用美一体を究めた書風」と評価される書文協会長、大平恵理です。手本通り書いてください、というのではなく、点画、配置など出品者が書く時の参考にしていただきたいと思います。「流派を超えた学び」が書文協の理念です。 審査は、書写書道教育の権威者を集めた書文協中央審査委員会(加藤東陽委員長)が厳正に行います。  

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  • 27 Jun
    • 森友学園問題と書写…月刊書字文化7月号から

                 こ・こ・だ・けの話             谷口 泰三(書文協専務理事)    瑞穂の國記念小学院 今やすっかりテレビでおなじみの森友学園前理事長、籠池泰典さんとは会ったことはないのですが「ひらがな・かきかたコンクール」(書文協、文字・活字文化推進機構主催、文科省など後援)について何度か電話で話したことがあります。奥さんの塚本幼稚園副園長さんとは電話でしばしば話しました。議論の末彼女に「あんたなんか薄汚いオッチャンや」と怒鳴られたこともありました。薄汚い風体は認めますが「心は錦でありたい」と願っています。それはともかく、森友学園の教育思想にはゆがみがあるようで気になっていました。   思想のゆがみ、というと分かり難い表現ですが、森友学園の復古的な構えは内実のないファッションに過ぎないのではないか、と感じていました。園児たちが教育勅語を暗唱することを「悪い」と決めつけたくはありません。その徳目には今も大事なものが沢山あります。しかしその後明らかになったシーンを見ても、園児たちをプロパガンダの道具にしているようで、うとましく思いました。うわべだけのパフォーマンスで終わっていないか・・・。 一方で、「瑞穂の國記念小学院」のカリキュラムに示された書写授業の扱いには、感心しました。私のブログ「日本書字文化協会外史」(2016年5月15日付け)で書いたものの一部を再録します。 <教科表を見てわが意を得たり、という思いがしました。単独教科に国語と並んで「書写」が載っています。書写は現在、国語教科の一領域です。(それでも良いのですが)書写を単独の必須教科にすることが最も効果のある教育改革である、というのが従来からの筆者の持論です。 書写の教科説明に「習字、かきかたに親しむことにより、姿勢正しく美しい字を書くことに心がけることは心を整え、心身ともに健全な成長を促します」とあります。その通りです。書の精神性に着目し、書が人格形成に大きく寄与することを真正面から語っています>。   せっかく素晴らしいカリキュラムを用意していたのに、書写書道がうっすぺらな復古の小道具だと世間に誤解されるのを恐れます。  

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    • 月刊書字文化7月号アップされました

       日本書字文化協会の機関誌「月刊書字文化」7月号が6/27、書文協ホームページ http://www.syobunkyo.org/ にアップされました。ご覧ください。 主な記事は◆ひらがな・かきかたコンクール締め切り(7/28)迫る◆会員総会、中央審査会は9/23中野で開催◆ライセンス試験は7/10-同月末に実施、8月4日、受験作品必着◆ひらがな・ペン文字練習帳7/15発刊です。このほかコラムが掲載されています。

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    • 毎日ニュースメールのトップは良かった

        27日朝の毎日ニュースメールは、安倍首相が24日の講演で「獣医学部をどんどん認める」と発言したことを批判的にとりあげる記事をトップに据えました。https://mail.nifty.com/mailer/2nd/mailview.html 同日の毎日新聞朝刊社会面「アクセス」欄をデジタル化したものです。これまでの経緯に照らして全く違う安倍首相の発言を「おかしいじゃないの」と批判した解説記事です。誰が聞いてもおかしいと思うことを、証拠をそろえておかしいと書いた記者の意識、それがビッグニュースと判断したニュースメール編集者のセンスを褒めたいと思います。       論旨は25日付けの筆者のブログ「閉会中国会審査を開いて」と同じです。論旨が同じだから良い記事だとほめているのでなく、国民皆なが「?」と思うこと、これは変だと思うことをすくい上げていくのが、新聞でなくてはいけません。それは、政治部であろうと社会部であろうと、紙であろうとデジタルであろうと同様です。     たぶん、各社とも同じだと思うのですが、デジタルの編集部は紙の新聞に載った記事を集めてニュースメールに編成しています。そこに紙と違う独自の価値観、感覚が発揮されて構わないと思います。この日、社会面とその横の対社面は、両面ぶち抜きの凸版みだしで、少年棋士、藤井四段の29連勝を取り上げています。確かにすごいことだと思いますが、そのニュースの嵐の中で異彩を放ったアクセス欄を称えたいと思います。  

         「アクセス」という囲み記事であるのは、紙面ではどんな記事なのだろうと思って久しぶりに紙の毎日新聞を読んで知りました。社会面の左端に三段の扱いで載っています(東京本社版)。いつから始まったのか、どんな狙いの囲み欄なのか知りません。ストレートニュースではない解説欄であるのは分かりますが、初めてこの欄を知ったというお粗末さです。             必要な資料を揃え、批判の視点もしつかりしています、署名のある福永、佐藤というのは何部のどんな記者なのかな。これからの展開に注目したいと思います。         
              

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  • 26 Jun
    • もはやデラシネではない…都議選

        都議選が始まりました。7月2日投票です。筆者は北区選挙区。3人の定数に5人が立候補しています。届け出順に都民、共産、民進、自民、公明です。現職と元職だけで新人はいず、女性候補者もいません。   だれに投票するか。どこに住んでいるどんな人か、知っている人物はいません。それぞれの主張も知らないので自分の投票行動のカギは、結局、政党が掲げる政策にならざるを得ません。地縁、血縁の薄い東京の選挙は、政党から選ぶ国政選挙的色彩が強まります。しかし、東京のこと、都政のことを何も知らないではすみません。     むかし「デラシネの旗」という小説がありました。1969年に出た五木寛之の作品でした。デラシネはフランス語で根無し草。転じて、故郷や祖国から切り離された人、のことです。郷里福井から上京して大学を出る年。故郷を持たない自分みたいだ、と共感したのをおぼえています。東京は延々とデラシネの住む街だったのですね。   しかし、上京して半世紀。孫を含めて家族も増え、いろいろな知人も多くなりました。もはやデラシネの気分はありません。つまり、若さもなくなった、ということかもしれませんが、新たな心で地元選挙に臨みたい、と思います。豊洲やオリンピックはノン・デラシネにもやはり遠いテーマですが、都の税金を大量に使う点では自分の意見をもたなくてはいかんな。やはり老人に優しい社会・街つくりの公約をチエックしてみよう…。申し訳ないことですが、初めて都議選にまともに臨もうとしています。  

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  • 25 Jun
    • 国家戦略特区問題の閉会中審査を開いて

         安倍首相が6/24日に神戸で行われた講演で加計学園問題を取り上げ、獣医学部新設について「(愛媛県)今治市に限定する必要はない。速やかに全国展開を目指したい。意欲があれば獣医学部新設を認める」と語ったそうです。安倍さんのこの意見には大賛成ですが、不勉強の悲しさ「えーっと、加計学園問題とは何だったっけ」と分からなくなってしまいました。講演で一方的にしゃべるのではなく、国会審議の場で国民にも分かりやすく、丁寧に説明してほしいと思います。    国家戦略特区というやや大げさな名前のこの制度は、第二次安倍内閣が推し進める経済特別区構想のことで、この特区に指定されると、大胆な規制緩和が実現し、ビジネスのし易い地域となる、というのは理解していました。意味のある規制緩和には賛成です。許認可には国や関係団体の思惑、利害が錯綜するので、まず規制ありきになってしまうケースがおおいのではないかと思います。 今治市は平成27年12月に特区に指定されたようですが、この前後が不確かなのです。なぜ、今治市が特区を希望し、それが加計の獣医医学部新設になったのか?特区を議論する有識者会議に出す文書を文部科学省が獣医学部新設は一地区限定になるよう加筆させられた、と言われますが、その経緯、会議での論議はどうだったのか。   手続きのプロセスに何ら問題はないが、獣医師の団体の声を尊重して1地区に限定したら国民にあらぬ疑惑を持たれた、というのが安倍さんの言い分のようです。だから全国どこででも獣医学部設立はいいよ、というのでは一足飛び過ぎて、戦略特区ってなんだ?ということになりませんか。もう少し丁寧な説明が必要です。   その前に、皆が思っているのは今回の加計学園問題であらわになった安倍政権の高圧的、強権的姿勢ではないですか。質問は無視して「それは印象操作のための質問だ」と繰り返し、都合の悪そうな文書が出てくると「怪文書だ」と切り捨て、文書存在の再調査はしないと言い張ったり、およそ考えられない対応ぶりでした。  私もなぜ獣医学部が認められないのか、不思議に思っています。認可乱発で獣医養成の学校が乱立して大学がつぶれ、学生が路頭に迷うようでは困りますが、ある程度は自己責任です。大学認可権限を持つ文科省も、獣医の管理団体という農水省も良い機会ですから閉会中審査で持論を披瀝してください。 万機公論ニ決スベシ    政権を支えることは行政機関の一部として大事ですが、なんでもかんでもイエスと言え、と言うわけではありません。役所・官僚は、まず正しい意見と糺す勇気を持つべきではないでしょうか。そして情報を公開する。それが民主主義の基本だと思います。「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スベシ」。五カ条のご誓文の第1条です。        

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  • 24 Jun
    • 中学体育で柔道が必修化されて10年目。大丈夫か?

       高校時代に柔道に明け暮れていた筆者としては、とても悲しい記事を読みました。大外刈りで脳損傷、車いすの中1 母「一緒に死のうか」(朝日デジタルhttp://www.asahi.com/articles/ASK6D41T8K6DUTQP00J.html)   小3の時、街の柔道教室で練習中に頭を打ち、車椅子生活になつたのです。今はもう中1。鏡に映る自分の姿を見て泣いているのを見たお母さんが「一緒に死のうか、と声をかけたこともありました。母子ともに辛い日々を送っているのですね。    大外刈りは一番事故の多い技です。大外刈りをかけられると真後ろに倒れます。頭を打たない受け身に習熟していなくては危ないのは当然です。少年は相手と1分交代で大外をかける練習を始めて、技をかけられた1本目、頭を打ちました。それでも相手の柔道着をつかんで続けるポーズを取ったので続行。2本目で決定的にダメージを受けたようです。  明らかに道場の指導者のミスだと思います。柔道経験に開きがあったことなどもありますが、だいたい小3に大外刈りの打ち込み練習をやらせるのが無茶です。    この記事を読んで、中学校の体育で平成20年から柔道が必修化されたが大丈夫なのかな、と言う思いがよみがえりました。指導要領改訂の時から「中学での必修化は早いのではないか」と思っていました。愛国心教育を求める声が高まる中で、文科省が「柔道は日本の伝統的な格闘技」ということで飛びついたのではないでしょうか。 体育の先生かみんな柔道の素養があるとは思えません。むしろ少ないと思います。  日本スポーツ振興センターの調べでもかなりの事故が多発しているようです。ただ、学校事故の様子がちゃんちと見えているかと言うとそうでもない気がします。中学校柔道必修化からほぼ10年。検証の動きを追ってみたいと思っています。    

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  • 19 Jun
    •  ネット世論時代の新聞

       「安倍内閣はネット社会を見誤った」というブログ(6/18)を書いたばかりですが、各社世論調査では予想以上に落ち込みは激しいものがありました。低下は、毎日が10ポイント(支持率36%)、読売は12ポイント(同49%)、 朝日は6ポイント(同41%)、共同通信は10・5ポイント(同44・9%)です。ポイントというのは、数字として幾つ下がったかを示すもので、毎日の場合なら前回46%あった内閣支持率が36%に減った、というものです。パーセントになおせば、20%以上も支持率が落ちたことになります。    ここまで落ちるとは、官邸・自民党も思ってなかったのではないでしょうか。参院委員会の結論を飛ばしたテロ等準備罪(共謀罪)法案の本会議強行採決ぶりなどは「ここまでやるのか」と息をのむ思いがしました。加計学園問題のゴリ押しぶりも、あそこまでやったのはある意味見事でした。ですから、最後の文科省再調査などは、いかに強い風圧の中で行われたか想像がつきます。しかし、それも官邸のガス抜き作戦で、最後は文科省と内閣府の食い違いを残したままの幕引きですから、大変な度胸です。    度胸がいいとはつまり危機管理の必要なし、と思っていたということでしょうが、その辺が誤ったと思う部分です。ネット社会に降り積もっていく政権不信感に気付かなかったのでしょうか。 それにしても、だいたい支持率40%台を維持しているのはすごいのでは、と言う声が聞かれます。確かに低くはありませんが、保守系に替わる人がいないからという見方があります。この多様性のなさが実際なら、政党の大きな危機と言えるでしょう。石破、麻生さんらがどう動きますかね。   ネット世論について書くのは、舛添都知事の辞任問題の時に「ネット世論元年 新聞は北斗の星であれ」(2016・6・16)についで2度目です。 「簡潔に表現すると、それまで新聞がリードし、形成した世論というものが、もっと大衆自発のものとして形作られるようになった、ということです。市井に生きる一人一人が、インターネットと言う場で個人的意見を披歴する時代になりました。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システ)の発達でその流れは加速しています。そうした時代に、新聞はどのような機能を果たすべきか、がこれからの大きな課題です」。新聞としては今度の世論調査結果をこころして分析してほしいと思います。    

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  • 18 Jun
    • 安倍内閣はネット社会を見誤った

        最近、紙の新聞はあまり読まなくなりました。見るのはネット上のニュースです。ネットにはいろいろなセクションが発信しています。例えば、加計学園問題にしても、毎日新聞だけを読むのではなく、あらゆる新聞、週刊誌あるいは個人ジャーナリストの記事を読みます。読むための登録手続きが若干面倒ですが、一つのニュースを早く、多角的に見るには便利です。   しかも、ニュース紹介サイトでは、そのニュースに対する読者の声を募り、それを掲載しています。新聞の読者欄と違いページ数の制限がないし、記事と同時に掲載される速さです。しかも、その読者コメントがなかなかに面白いのです。右翼、左翼的なワンパターンも少なくありませんが、その出来事に対す直感的市民感情がよく分かります。   加計学園問題も、右や左、保守革新というイデオロギーを超えて、良いか悪いか、明らかにしているか、隠しているか、といつた直感的な捉え方が出来事の評価の方向性を左右したように思います。それは、安倍総理が国会で何度も使った「印象操作」のせいである部分もあるかもしれませんが、多くのネット市民は、皆んな直感でネットに横溢する真実を嗅ぎとっているように思います。こうしてパーソナルな意見が急速に拡散し、一つの世論を形作つていくのがネット社会のようです。   今回の加計学園問題で政権側は、ゴリ押しに次ぐゴリ押しで乗り切ろうとしました。本当のことを公開しなければ済む、という姿勢です。一見乗り切ったかにみえますが、そのやり方への批判は広く深く社会に広がりました。新聞の取材・編集・発信力はネット社会でも変わりませんが、部数の多い新聞だけを読んでもらえれば済む時代ではなくなったのです。   強権政権という悪印象はいつまでも残るのではないでしようか。その影響は、今度の東京都議選で現れるかもしれません。   「民は此れに由らしむべし、知らしむべからず」という古い統治術はネット社会には通用しないのです。  

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  • 17 Jun
    • 西部土民軍

       大平恵理・書文協会長が16日福岡、17日長崎と書写書道講習会の出張に出ています。出先から電話があり「数年先には九州で全国優秀展示会を開く、と話したいのだがどうか」と相談がありました。筆者も同意見であることを伝えたのですが、久しぶりに西部土民軍という言葉を思い出しました。    断っておきますが、土民軍と言っているのは筆者ではありません。新聞社時代、西部本社(小倉)から東京本社に出向してきている連中が自称していたのです。最近の沖縄で、警備の機動隊(確か大阪府警)の若い兄ちゃんがデモ住民にたいして「土人らが」と暴言を吐いて問題となったばかりです。しかし、この自称「西部土民軍」には、郷里への愛着と誇りが込められていました。    毎日新聞には4本社(東京、大阪、中部、西部)があり、それぞれに輪転機を回しています。土地が違えば習俗も違います。東京発の記事が全国に画一的に流れるのではありません。新聞の基礎はローカリテイーなのです。しかも、筆者が現役の時は、本社が違えば別会社のようでした。配属されたらそれっきり。人事交流もあまりありません。しかも例えば、同じ長方形の原稿用紙(ざら紙)も、東京は横長使用、大阪は縦長仕様など“文化”も違いました。出張で大阪本社で原稿を書いた時「えろう読み難いな。郷に従え、やで」とデスクに注意されたことがありました。しかし、教育班は他本社から出向者を集めていました。教育ネタは普遍的にどの本社でも喜んで使われたからです。「教育の毎日」の看板を掲げる中で、他本社から「教育ものならいいだろう」と優秀な人材が集まりました。    そうした中で、何人もの土民軍と付き合ったのですが、彼らが一様に火の島・九州に愛着を持っているのがうかがえました。「できれば、一生住みたい」と言った男も何人もいました。一方で「一度は東京でやってみたい」と語りました。ただ、東京に対するその気持ちがさっぱりしているのです。中部本社(名古屋)はかなり屈折していました。3英傑(信長、秀吉、家康)を生んだ地、中京と自ら呼ぶように日本の中心のはずなのに東京に押さえつけられるばかりです。大阪は、大毎の気風そのままに自分たちが毎日の中心だと胸を張っていました。だから、ザラ紙を横長に使う奴は許せなかったのでしょう。「明日は東京にでてゆくからにや♪何が何でも勝たねばならぬ♪」。猛烈な対抗心です。   九州と東京は距離があり過ぎる故に恩讐が薄まるのでしょうか。     いずれにしろ、バリアフリーの昨今、何でもかんでも東京でやればいいのではありません。情報も交通も催しも,一極集中は避けたいと思います。ただ、作品展だけは本物の作品を運ばなくてはいけません。準備を重ね2020年までには実現したいな、と思います。        

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筆者プロフイール
 筆者は書文協専務理事、谷口泰三。中野区の区民施設「中野ZEROホール」(区立もみじ山文化センター)を活動拠点にしていることや、往年のテレビドラマの主人公「怪傑ゾロ」のフアンであることから、「怪傑ゼロ」をペンネームに名乗っている。人間に中身がなく、実績もないことを恥じる意味でのZEROでもある。

 1946年2月生まれ。福井県出身。早稲田大学から1970年、毎日新聞社入社。警視庁、都庁、文部省などのクラブ詰めが長い。社会部、科学部記者、編集委員。仙台支局長、学生新聞本部長。主に教育、環境テーマを担当。学生新聞本部時代にジュニア紙を発行していたことから子どもたちの書写書道コンクール主催を担当。定年退職後、書文協を手伝い、文字文化の振興に取り組んでいる。


     日本書字文化協会(書文協)
 代表理事・会長 大平 恵理
 〒164-0001東京都中野区中野2丁目3-26、第一岡ビル
 電話03-6304-8212  ファックス03-6304-8213
 Eメール     info@syobunkyo.org
 ホームページ   http://www.syobunkyo.org

     書文協の文字指導~きれいな文字は一生の宝~
 学校の授業の内容を定めた文部科学省の学習指導要領に沿った、きめの細かい指導を続けます。将来の仕事にも自分のためにも、きれいな字は一生の宝物になります。充実した講師陣の指導で、誰でも必ずうまくなるのが書文協の文字指導です。自分の「今」に会ったスタイルで取り組んでみましょう。書文協はたくさんの言葉を覚え、自分を表現することも重視しているので、学力もうんとアップします。

<学び方> 
(A)自学自習型→検定・ライセンス
(B)添削型  →通信講座
(C)教室型  →書写書道専修学院 地方講習会
(D)大会型  →夏の総合大会 冬の伝統文化大会


検定・ライセンス
 現在、検定は硬筆楷書から毛筆草書まで12コースあり、各コースとも120段階の課題を進みます。毎月1~8課題を練習し、検定を受検していきます。
 受験作品はS(4点)、A(3点)、B(2点)、C(1点)、D(0点)と5段階評価します。受験生は評価結果に関係なく、先に進むことも、あるいは戻って受けなおすことができますが、肝心なのは成績の累計点です。累計点に応じて段級位が定められ、指導者ライセンスが与えられます。ライセンスは、人に指導してかまわないレベルを書文協が公認するもので、子供たちの大きな励みにもなります。 書文協では、付与する段級・ライセンスの社会的評価が高まることを大事な目標としています・
幼児・小学生向けコースの一例
● 幼児えんぴつ検定 
● 硬筆楷書、行書 
● 毛筆半紙、八つ切り
現行受験料(個人受験の際の1課題当り)
課題No 1-36  210円    No37--60   262円
  No61-96   315円    No97-120  367円 
 検定改革実施中
2014年4月から新・硬筆検定を始めました。楷書と行書のコースを1本化したもので、毛筆も新・毛筆検定を近年中に始めます。幼児用の文字練習帳を2014年夏に発行予定など、目下検定制度の大幅改革中です。


(注1)現在、試行中の幼児向け検定を受けている子供は、成績が引き継がれます。
(注2)26年4月から、硬筆を一本にした新検定が始まりました。現行検定は続きますので旧テキストは使えます。



書写書道専修学院
 本部校は中野2丁目の書文協内。
 青梅校は
 〒198-0036 東京都青梅市河辺町10-10-3 サンライズイトウ301
 実際に書写書道の技術を教え、同時に言葉の力が身につく学びを目指す。作文教室(文章表現講座)もある。
通信教育

学びの特色
・書文協文字の平明な美しさを身につけます
・検定を受けてライセンス取得も可能
・取得した段級やライセンスは入試にも有効です
・ことばの力も身につく多彩な教材
海外からも受講できます
幼児・小学生向けコース案内
● 就学前ひらがな習得コース 
● 硬筆楷書、行書 
● 毛筆半紙、八つ切り
現行受講料
ひらがな習得  履修期間6ヶ月  在籍期限9ヶ月
 月額 4,800円(本体4,571円、消費税229円)半年で28,800円 分割あり
   硬筆・毛筆     月単位で自由に決められます。但し、事務局に事前連絡し講師と学習計画を立てることが必要です
   月謝      それぞれ3コースあります      
[じっくり]コース(月に2課題受験)月額3,675円(税込)
[速習]コース(月に4課題受験)月額4,725円(税込)
[指導者養成]コース(月に8課題受験)月額7,350円(税込)


大会・講習会
学びの特色
 優秀な講師陣に支えられて身に着ける「美しい文字」と「続ける力」。同時に
多くの人と出会い、切磋琢磨することを書文協は目指しています。その場が、各地域で書文協本部講師が実施する講習会と、夏の全国書写書道総合大会(総合来会)と冬の全国書写書道伝文化大会(伝統文化大会)の規定課題を練習する錬成会です。

講習会は、主に検定受験のための練習を目標とします。所蔵する教室以外のお友達と出会う楽しみもあります。
大会と個別コンクールは下図の通りです
総合大会 応募締め切り 9月中旬 
・全国学生書写書道大会
・ 全国硬筆コンクール
・ ひらがな・かきかたコンクール
    大会趣旨 毛筆と硬筆のバランスある発達を目指す。ひらがな・かき
きたコンは小学3年以下の大会。
伝統文化大会  応募締め切り 1月中旬
・ 年賀はがきコンクール
・ 全国学生書き初め展覧会
  大会趣旨 日本の伝統文化を大事にし、2つに応募する
 
*出品料、受講料はホームページをご覧ください。

中央審査委員会
 こうした事業を支えるのは、公共性に徹した運営と公正な審査です。書写書道教育の権威者を集めた中央審査委員会は書文協の誇りです。顔ぶれはホームページでご覧ください。
 
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