高槻市営バス「幽霊運転手」事件
テーマ:ブログその日、市役所の記録では、バスを運転していたことになっている職員が、労働組合の記録では、ゴルフコンペや、中国へ旅行に出かけていたことになっている。同時刻に遠く離れた二つの場所に存在していた市職員。本当はどちらにいたのか。バスを運転していたのは誰なのか・・・朝日放送のテレビ番組「ムーブ!」が連日にわたって徹底追及した高槻市営バス「幽霊運転手」事件はこんな形で始まりました。
実は、バスを実際に運転していたのは非番の職員。労働組合の幹部の市職員が、勤務中に労働組合の活動を行うために、自分の代わりにバスを運転させていたのです。そうすることによって、労組の幹部には、給料も、ボーナスも、満額が支給されていたのです。勤務実態のない公務員に給与が払われていたのですから、明らかに違法です。
もちろん、こんなことを、労働組合側だけでできるわけがありません。市営バスを運行する高槻市交通部も、この違法行為を黙認し、加担さえしていたのです。まさにこれは、高槻市民に対する背任行為。労使ぐるみによる公金の横領が長年行われていたのです。
このことは、私の調査活動や情報公開請求をきっかけに、「ムーブ!」スタッフの大活躍によって暴かれたのですが、高槻市交通部のトップ・山本政行管理者は、この犯罪の発覚を逃れようと、私が情報公開請求した公文書の改ざんを指示。犯罪行為を犯罪で隠蔽しようとしたのです。極めて悪質です。
高槻市は、「ムーブ!」の追及の末、ついに「幽霊運転手」や公文書改ざんの事実を認め、調査委員会を立ち上げ、職員を処分し、3年分の「幽霊運転手」の給与も返還させました。しかし、処分は非常に甘いものであり、給与の返還額も甘い算定に基づくものでしたので、私は住民訴訟を提起しました。
現在も、奪われた公金を取り戻すため、裁判で戦っています。






