墓の前で泣く | 一人っ子がする介護ってこんなもん?

一人っ子がする介護ってこんなもん?

親の介護が始まって約10年・・・要介護3だった母が心不全で急逝してからは、独居老人の父のもとに1時間かけて通い介護を6年、母の七回忌直後に父は脳出血!施設介護を経て2017年8月12日父は急逝。悲しい・・・なのに義父母介護・・・

きょうは寒い一日だった。

 

私の風邪はだいぶ落ち着いてきたけど、

まだまだ喉に痰がからむ感じがする。

 

けれども家にいると

父の写真をみたり

位牌と遺影と両親の写真の前で

ずっと線香をあげ続けてながら、

泣いてしまう。

 

だから昨日からジムに復帰。

昨日は地域の認知症懇話会にも参加してきた。

専門のドクターと直接話ができて、

姑のことも相談ができた。

 

そしてきょうもジム。

夕方帰宅すると

石材店からの請求書がきていた。

 

墓誌の名前彫りが完成したらしい。

墓誌の彫りは納骨までに完了してもらう場合と

納骨のときに詳細を確認してから彫る場合が

あるようだが、今回は後者。

 

請求書と墓誌に彫られた父の名前と戒名の

写真をみて、

夕方にも関わらず、

私はチャリで家を飛び出していった。

そうお墓にとんでいったのだ。

 

お墓につき

墓誌を確認した。

母の名前の横に

新しく父の名前が彫られていた。

墓石に建立時に入れた母の名前と父の名前。

生きている間は赤文字だった。

母の名前が赤から白になり、

父の名前が赤から白になった。

 

紛れもなく

私の両親はもう此の世にはいないのだ。

 

誰もいない夕方の墓地で

また声を出して泣いてしまった。

 

「千の風にのって」って歌によれば

そこに両親はいないかもしれないけど、

お墓、線香、位牌、遺骨、遺影・・・

どれもが両親の魂。

 

 

お父さん

会いたいよ、会いたいよ。

会いたくてたまらないよ。

 

 

 

久しぶりに

父の居た老人ホームのホームページを

見てみた。

日常の催しの写真がのっている。

顔はわからないように細工されているけど

私にはだれかわかる。

いいな、みんな元気だな。

春の桜見物の写真。

そこには父が写っている。

このころに戻れたら良いのに・・・