恋を歌に 音に息吹を

鶴田流琵琶奏者 熊田かほりのワールドへようこそ。

琵琶に生き、琵琶に歌い、琵琶に恋し…

もう一度生まれ変わっても、琵琶と共にありたい。


テーマ:

ほしたちのこゑ


作噺・作曲:ちよりいた



星のこゑを聞いたよ

星は落っこちてきたんだ

北の、満天の星空から


「みちしるべ、わからないの…」


「きみは、どこから流れてきたの?」


きみとぼくは同じだね

天から地上に落ちてきた


ねえ、約束しよう、いま、ここで

きみは、ぼくにとって、かけがえのないひとに、

ぼくは、きみにとって、この世にたったひとりのひとになるって……



ぼくは、きれいなきれいな天の河で

きみの名を呼ぶ

きみを待っているよ


つかの間の彗 思い出しては

ぼくは歌うよ、きみのなまえ

この空に虚しく響くとも


星の在り処が 遠くて

ぼくのこゑは 届かない

ぼくにとってきみは、ぼくのひとりだけの、ひと

ただそれを、伝えたいのに……



ぼくはきみを呼ぶ

もういちど、逢いたいから

流れゆく幾千の流星

あと何回 星がめぐれば

ぼくはきみに、たどりつけるかな……



というわけで、意訳はこんなもんです。

ところどころ英歌詞になったりするんですが。


いやー!よくもまあこんなに、メルヘンになったものだ。。。

恥ずかしい恥ずかしい!!!



「ぼく」が

天から降って来た彗星に恋をするお話ですね。


…ぼく、だって。

キャー。。。。ハズカシイ。。。。(><)


あう。


恥ずかしがってないで、明日から本気で練習しないと。

間に合わないよ!きゃー


ふぁいとふぁいと!!!

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物語の続きをするべし。

 

 

前回、思わぬことで飼い犬を失ってしまった男。

 

「  あの犬が死んでから、毎日に空白ができたように

   とてもとてもさびしくて、居たたまれなくなった

   一緒にいたのは短い間だった、でも

   時間なんかに関係なく

   あいつは自分の生活にとって、

   かけがえのない存在になっていたということに

   今更気付いた。

   失くしてから、気付いた。

   

   そんな俺の心を、都合よく、癒すために現れたかのように

   一匹の猫が、迷い込んだ。

   ヤツは俺を気に入ったようで、側にくっついて離れない。

   俺も運命だと思って、飼ってやることにした。   

……もう、失敗はしない。

   

   生活に潤いが戻ってきた。

   帰宅してドアを開けると、ぴょこんと出てきて、俺を迎える。

   小さい温もりを抱き上げる、やすらぎ。

 

   今度こそ、長く一緒にいたい、失いたくない。

 

   

さて、猫は猫で、律儀に餌を与えてくれる飼い主に

   急速になついて家猫になりつつある自分の生き方を

   固持しようと思いこそすれ、

   このようやく得た居心地いい環境を、捨てる気はなかった。

   そしてまた、慈しんでくれる飼い主のことを

   猫なりに、信頼するようになった。

   

オカエリ。

   オナカヘッタヨ。

   アソンデ。

   モウネヨウヨ。

   イッテラッシャイ。

   家猫になってから、覚えた覚えた言葉の数々

   猫にとっては、新鮮で、そして大事だった。

 

 

猫が家に居付いて、しばらく経った頃から

  飼い主の帰りが遅くなる日が続くようになった。

  大きい仕事があるらしい、というのは

  猫でもなんとなく分かった。

  

帰宅しても、忙しそうに立ち振る舞う飼い主。

  猫は猫なりに気を遣って

  あまり要求をしないように、あまりうるさくしないように、した。

  オナカヘッタヨ。

   アソンデ。

   モウネヨウヨ。

  この三つを言わなくなっただけのことだった。

  

    何のことはない、と猫は思った。

  野良だった時には知りもしなかった言葉だ。

  言わなくなったところで何の害もない。

  忙しそうな飼い主に自分がしてあげられることといえば

  見送って、出迎える、それだけのことだ。

  アイツのもうひとつの世界を、自分は知らない。

  せめてこの自分たちふたりだけの空間にいるときは

  アイツの邪魔にならないようにするだけだ。

  

  今日も、飼い主は帰ってこない。

  帰ってこれない日は、餌を大量においていくから

  その量を見て、今度は何日帰ってこないんだろうと

  推測までできるようになった猫。

  

    イッテラッシャイ。。。。

  今度オカエリと言えるのはいつなんだろう。

  

  静まり返った部屋、ここで生きているのは自分だけ。

  サイドボードに飛び乗って、窓の外を眺める。

  流れる雲。

  ざわめいてる木。

  近所の子どもたちがはしゃぐ声が聞こえる。

  母親の声。

  

  自分はいつからこういう時間の過ごし方をするようになったのか。

  食べること、生き抜くことだけを考えて生きていた、野良のとき。

  食い物にありつければそれで仕合せ。

  一日一日を食いつなげるだけでよかったのに。

  今の、安心して食って寝むれる生き方に、自分は不満がある?

  

  見上げた、天井。

  ロフトの天窓が、少しだけ開いているようだ。

  

  

  

  仕事は片付き、気付けば、もうだいぶ帰宅していない。

  そういえば猫は元気にしているだろうか。

  帰ったら久しぶりに遊んでやらなくては。

  ベッドも掃除してやろう。

  そしてゆっくり一緒にうたた寝して。

  いつもの日常に戻ろう。

  

  家の鍵を空ける。

  ……?

  猫の気配がない。

  ??

  呼び声が、空しく室内に響く。

  隅々を見回し、窓を開ける。

  どこだ?

  俺が居ないと、どこにも行けない筈だろう?

  

  「にゃんちゃん!」

  向かいの家のベランダで、声が上がる。

  あそこの子供は何歳だったか。

  猫を飼い出したのか?

  ベランダの向こうに視線をやると、その幼子に抱かれているのは

  紛れもなく、うちの猫ではなかったか。

  身を乗り出した俺を、ちらりと横目で見やる、猫。

  小さな青い瞳に見詰められて、俺は、

  何も言葉が出てこなかった。

  

  

  また、失った。

  恨めばいい?

  勝手に出て行った猫を?

  自分勝手な俺を?

  

  もう、どうしたらいか、わからない。 

 

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