森羅万酒

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コ ノ ヨ ノ サ ケ ノ ス ベ テ


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「原稿はある」けど編集がスタートしない

版元、企業団体、個人など、さまざまなクライントからご依頼をいただいております。「本を作りたい」という点は同じでも、どのような状態からスタートするのか、どこまでを外部に依頼したいのかはさまざま。中には「どう依頼すればいいのか」でスタートそのものが止まってしまっていることもあるようです。

出版物を発行している版元においても「担当者が外部発注にはまだ不慣れ」「新規形態の企画で内部と外部の進め方(業務フロー)が未構築」「素材が未整理でどこまで整理すれば外部に委託できるか見えない」といった個別事情がさまざまあります。

 

そこで、「受託側目線」で、「ここまで外部に任せられますよ」という整理をしてみました。

 

まあ、基本は「どんな段階からでもOK! 丸投げでも対応可能!」なんですが、「どの段階か」が分かるとスケジュール感やコスト感も見えてきて、スタートしやすいかと思います。

 

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まず1回目は「原稿はある」という状況です。これはわりと「良い状況」です。家を建てるにたとえれば「建材はある」ぐらい、でしょうか。それなら「組み立てればいい」と気持ちも楽ですが、出版においては「だが、設計図はない!」ということも往々にしてあります。むしろ「山から木は切ってきた」とか「土地は整地していない」ぐらいかも。

 

ある意味では、それくらい「原稿はある」と「本として完成する」の間には距離があるのです。

 

「原稿はある」は、本作りの「スタート前」の状況と考える

以下は、「私の場合」の作業手順です。「編集」のノウハウは、たいてい個々人が誰に教わるでもなくさまざまな山場・修羅場を乗り越えて、自分に最適化したものを使用しています。斜め横に転がしながら前に進む人もいれば、エイやっと前に放り投げて最短距離を狙う人もいます。

 

校了に向けた道のりがジグザクでも、破線でも、終わりよければすべてよし。……となりがちですが、本来は関わるスタッフ、前後の作業工程へのしわよせ無く、1工程ずつが「よりよくする最善の作業」となるよう目配せ・気配り・実務を担うのが「編集」であるべきです。そこを念頭に「後にリスクや負荷をなるべく残さない・持ち越さない」を業務フロー化したのが、以下の個人流です。

 

「しっかりした原稿があり、それの原稿整理・入稿からのスタート」ではない、「少し困ってる」状況を例に説明します。

 

●「原稿がだいたいあると思う」状況を確認していくと……

論文やすでに雑誌等で発表したテキストがある。もしくは書き終えた原稿がある。仮目次があり、全体の並び(章立て、原稿の順番)がある。入れたいと思っている後送要素(コラムとか資料とか)もある。しかし、「まだ編集部で原稿を読んでいない」「そのままの構成でいける内容かどうか未確認」「どれくらいのボリュームになるのか見えていない」……。という状況です。

 

いきなり「取りあえず組んでゲラ出してみる」というアバウトな進行も10年くらい前までならありました。その結果得られるものは「全体の頁数が見えた。安心」という程度のもので、いざそれを「初校」としたら手当てが大変で、校了までには原型をとどめない、ということも。しかし、現状の時間なし、低コスト時代には、むしろ「初期にほど実務を熱く・厚くする」が重要です。

 

「まだ編集部で原稿を読んでいない」というテキストデータと仮目次だけがある。という「原稿はあがってるんだ。でも……」を例にしてみましょう。よくあるパターンです。私がやる作業は以下の通り。

 

[1]版元との打合せ。

・スケジュールと予算の確認

 「予算」に関しては、不確定要素が多いので「万が一予想外の業務が増えたら再度相談」です。スタート時点で要素が見えないとコストも見えない、だから外部発注しにくい。というそもそもがあります。そして「仕事が増えたら業務委託料も増える」も「そもそも」です。

・企画内容と現状の把握

 「ゴール」としての企画内容の目指すものを共有。それに対し、現状の原稿がどの程度と考えているかのメドも共有。もちろん「読んでない」場合は、メドは立ちません。その「メドを立てる」所からの委託であることを確認します。

・原稿取り扱いの認識共有

 発刊予定とスケジュール、ゴールとして目指す品質が共有されたら、それに対し、原稿をどう取り扱っていくかの編集部の認識を確認します。たとえば「構成を組み替える提案」「重複内容の大胆な整理と追加原稿を著者に依頼」「頁数の削減も最終手段」「いや発刊延ばすのも有り」等々。場合によっては「誤字、内容の間違い以外は目をつむる」ということもあるかもしれません(意外にないです)。

・「原稿」内容の確認

 「原稿」とは、「テキスト」だけを意味する言葉ではありません。仕上がりの本に含まれる要素はすべて「原稿」です。写真も図版もイラストも。図表はもちろんですが、表に使う数値がデータ化されていないことがあります。「コピーしたグラフ」とか。するとそこから図表作成のデータを誰かが拾い「原稿」を作らないといけません。それを誰がやるのか。そのコストはどう考えるのか。こういう細かな点は、最初にしておくのがベストです。どうせ自分がやるのですから。

・作業の判断基準の確認

 たとえば「原稿整理は表記統一や誤字確認程度か」とか。その場合でも表記統一表は誰が作るのか(どうせ自分でやるのです)。必要な原稿修正の提案はどの段階で行うのか。それは鉛筆書き提案か、それとも踏み込んで修正稿の文面提案までするのか。

 不足する素材の後工程での対応はどうするのか、など。思いつく不安は、発注者から引き出すくらいの気持ちで確認しましょう。口に出した分だけ発注側の気持ちが軽くなり明るい表情になっていくのが分かるでしょう。

 それは、受注者側の業務の拡大をも意味します。なので、打合せに最後にもう一度、その段階での委託料金の「業務範囲」と「万が一予想外の業務が増えたら再度相談」について再確認しましょう。

・打合せの内容はすぐに整理して相手にメール

 上記確認事項は、その場で箇条書き整理し、最後に口頭で確認。そこで終わらずに、当日か翌日には整理してメールで担当者に送ります。「打ち合わせ内容を整理しました。共有まで」と。もちろんこれは「万が一予想外の業務が増えたら再度相談」に備えたものですが、自分の作業フローを整理する上でも重要です。

 何となくスタートさせずに、「何をやるのか」を客観的に自分に命じる。

 フリーランスにとって大切なのは、「自分をマネジメントする自分」を育てることです。わりとダラクサな性格の人でも、自分を変えることはできなくても「自分に厳しい自分」を業務用に作り出すことはできるものです。「自分にとって不都合な自分」は最強のパートナーです。


書き始めたら、「発注側への説明」だけでなく「受注者へのヒント」的な内容になりそうなので、それも含めます。あくまでも「私の場合」ということで、読み流していただければ。

実務前[1]の段階で、ずいぶん字数を取ったので、「原稿を持ち帰ってから」はまた次回。

まずやることは「はたしてこの素材で本はできるかどうかの確認」からです。

次回:その2 作業の最初

   まずやるべきは仮台割りを作成し、全体のボリュームを把握する

 

 

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2月12日(祝)国分寺市本多公民館で開催された講演会に参加。会場は140名ほどと盛況。

講師は文化庁の近江俊秀文化財調査官。古代道路の専門家として関連著作も多数。

 

 

「東山道武蔵路」は7世紀の第三四半期に整備された七道の1つ。現在の府中市の国衙とを結ぶ支路だ。

 

幅12mの古代道路は西国分寺駅近くの旧国鉄用地の発掘によって確認され、現在は地下に埋設保存された遺構の上に敷かれたアスファルトなどにその姿が紹介されている。

 

 

講演内容は蝦夷との戦争、古墳期の巻頭の勢力分布などを絡めながら、「武蔵路」が必要とされた理由を解説。さらにその支路が消えて行く時代背景を「お役所」と「住民」双方の目線を交差させながら分かりやすく紹介するもので、75分間が短く感じた。

 

ラストの、考古の知識をマニアックに楽しむ、考古史料を観光資源としてだけ活用する、そのどちらにもとどまらず、今の地域社会に関心を持つきっかけにしてほしい、というメッセージに共感。

 

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2月3日(土)、川崎駅最寄りで開催された公開セミナー「遺跡から見た『古代武蔵・相模の社会』」に参加。定員730名となっていたが5〜6割は来場していたのでは。盛況だった。

 

東京都埋蔵物文化財センター、かながわ考古学財団、埼玉県埋蔵文化財調査事業団の共催。3都県だからこそ俯瞰できる古代・武蔵国・相模国の姿に迫る最新研究の発表だった。

 

土器(須恵器・土師器)から見る宮都との関係、地域性の特徴。出土品から見る「生業」について。記念講演も渡来人と須恵器。など、どれも個人的興味に合った内容。もう1つの火葬墓についても、骨壺と土器という意外にもど真ん中の切り口で面白かった。

 

配られたレジュメがそもそも充実していたが、研究者自身の生の声での発表に、考古研究の現場の空気のようなものが感じられた。「それまで古墳墓から遺体を焼く火葬に対し、人々がどのような感情を持ったかまでは分からない」とか、「政治の中止が土器制作の現場を自分のことと捉えることはなかったのでは」など、遺構や遺物の写真だけでは伝わらない風景や距離のようなものを疑似体験させてもらった。

 

会場は年配の人が多かったが、そもそも私も開催を知ったのは直前。応募締め切りを過ぎた後だった。せめてSNS等、もっと幅広い層に発信すれば、足を運ぶ人もいるかと。満席でなければもったいない。

 

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須恵器の器種で個人的に一番興味をそそられるのが「坩(かん)」だ。丸底で自立せず、器台の上に乗せて使う祭祀用品と考えられる。須恵器の中には、現代の日用からは関連や変遷を想像できない器種があり、これもその1つ。すぼまった頸からラッパ状に広がる口。

 

どことなくBB弾に似ている。

 

これは骨董市で個人宅から出たという新羅土器の数々の中にあるのを見つけ、同じ日に2度、3度と足を運び、閉店際に値切って売っていただいた。薄く仕上がっていて、優美なフォルムをしている。

 

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会議や打合せの場で「話題を広げる」ことをあまり好まない。効率的に「1歩先に進める」所に持っていきたい。しかし、ここ最近、近況を聞かれて「土器にはまってます」と言うと、相手の反応がおもしろいので、ついつい話がそれがちだ。

 

「土器? ですか?」

 

「ええ。と、言っても須恵器なんですけどね」

 

この会話が相手にとって成り立っているのかかなり不明。ただ「ですか?」に対する返答としては、さらに予想外のようだ。「須恵器」と「土師器」は、受験の暗記単語でもあり、たいていの人が「あー、何だっけ。それ知ってるし。でも何だっけ」という感じ。関心無関心ではなく、知識としてあるのに、人生で使う事のなかった「あれ」の出番が今か、という身構え感。

 

そこで須恵器の歴史のおさらいをしても意味がないので、着地点を提案する。

「ほら、受験とかでやったでしょ」

「ええ。あれですよね。でも、何で?」

 

これで、キャッチボールが一巡。相手も安心する。

 

「土器で、酒を飲もうかと。酒器として興味を持ったんです」

「ああ。なるほど」

 

これで着地する。相手も離脱できてなお安心。「へえ。どんな感じなんですか?」ときたらさらに話を進めればいい。

実際、一昨年、須恵器に興味を持ったのは、酒コラムの撮影用素材として酒器をネットで探している時に画像検索で出会ったのがきっかけだ。新羅土器のゴブレットのような高坏。骨董とは無縁な雑貨専門のアンティークショップがオークションに出品していた物。一見、「きったない」感じだったが、フォルムに魅了され落札した。競い合う相手はいなかった。

 

以来、1年、須恵器・土器蒐集にはまったのだが、もともと「酒器」として考えていたので、骨董的な「壺」や「甕」は対象外と考えていた。しかし、知識が蓄積されるにつれ、オークションを見ていて「えー。何で、これを誰も入札しないかなあ」という須恵器や土師器、新羅土器が気になってしまい入札。気づけば「壺」もいくつか入手してしまった。

 

写真はその一部。

奥:高霊(大加耶)の長頸壺
左:須恵器の広口壺
右:須恵器の短頸壺
前:土師器の壺

 

 

骨董では「新羅(しらぎ・しんら)土器」と括られるが、古墳期の倭に影響を与えたのは、伽耶の国々と百済が先。写真の長頸壺は底が丸く器台に載せて祭祀に使うもの。それが倭に転じて写真のような広口壺となっていく。これも器台が必要だ。壺と器台の組み合わせは、須恵器技術渡来以前の弥生土器の頃からあり、壺と器台が一体化、簡略化したものが古墳を飾る円筒埴輪になっていく。この簡略化とデフォルメの思い切りの良さもおもしろいが、それはまた別の機会に。

 

須恵器への関心は、あくまで「酒器」としてどう現代で実用化させるかなので、「壺」は場所ばかりとるのでこれ以上は増やしたくない。また、骨董においては壺は別格の魔力があるアイテムとのこと。はまるな危険、ということらしいので注意が必要だ。

 

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長らくパスワードを忘れていたブログ。HPのリニューアルを機に再開。

ふり返ると紙もWebもさまざまな案件をやってきた。

しかし、変わらずにいかされているのは、20代の頃に体得したエディトリアルの基本。DTP以前の「紙と定規とペン」で誌面を指定し、アナログの要素で全体を構成する進行をスタッフと共有してきたことが、今のデジタルの作業の中で意味を持っていると日々感じる。

 

神楽出版企画(塩澤雄二:フリーランス編集者・ブックライター)のHP

 

作品紹介HPなのに、なぜか、須恵器やら土器やらのギャラリーを作ってしまった。

 

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雑誌「Cafe&Resutaurant」の今月号より新規連載記事を開始(辻調・小山さん、ありがとうございます!)。
http://www.asahiya-jp.com/cafe_res/index.html

「情熱のキーワード」と題して、“コーヒーという情熱”を企業ポリシーに掲げるキーコーヒーの想いを、薄まることなく飲み手まで届けるカフェの方々を全国に取材する企画。今月号、第1回目はキーコーヒーの千葉工場。

年間15億杯分もの豆を焙煎する作業を支えているのは、多くのスタッフにより日に何度でもくり返されるカップテスト。それは産地での買い付けからはじまっており、スタートから製造・流通・カフェでの提供を介してコーヒーを飲む人まで、同じおいしさを薄まることなく共有するための努力。

そんな熱い想いを毎回紹介する予定。


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過去の編集・執筆作品はこちら
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8月の課税出荷数。見事に発泡酒と新ジャンル(第3のビール)の位置づけが入れ替わった印象だ。

私自身、昔から「発泡酒」は苦手。風味の調整のベクトルが私の「美味しい」とは噛み合ってないし、そもそも炭酸ガス注入飲料を「発泡」と言うのは違和感。

それに対して「新ジャンル(第3のビール)」は「麦とホップ」と「金麦」のいい感じのしのぎ合いが牽引して全体に「ビール好きが納得できる麦風味主体のおいしさ」の追及がなされている印象だ。

店頭で製造日数の経ったビールと同時期製造の「新ジャンル」なら、後者を選ぶようにもなった。
また度数高めのものはオンザロックでもいけるので、「ビールが冷えるまで」の飲み始めは「新ジャンル」というのも猛暑の夏、定番のスタイルでもあった。

蒸留酒が主体のため、身体を冷やすのか、多めに飲んでも熱帯夜に寝苦しくないのも私には合っていた。ただ、冬には不向きかもしれない。

「冬こそビール」

それもありかも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビール8月の課税出荷数 5年ぶり前年上回り2.8%増
SankeiBiz 9月13日(木)8時15分

 ビール5社が12日発表したビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の8月の課税出荷数量は、前年同月比2.8%増の4212万7000ケース(1ケース=633ミリリットルの大瓶20本換算)で、8月として5年ぶりに前年を上回った。前年よりも気温が高めに推移したことでビールや第3のビールが好調だった。

 ビールは3.6%増の2203万5000ケースで、2年ぶりに前年実績を上回った。販売実績でアサヒビールの「スーパードライ」が3.7%増、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」が13.9%増、キリンビール「一番搾り」もプラスとなるなど、主要ブランドが軒並み伸びた。

 第3のビールは4.9%増の1434万ケースで、ビール類に占める構成比は34%と8月として過去最高を更新した。

 サッポロビールが「北海道PREMIUM」などが好調で25%増と大幅に伸びたほか、アサヒの秋限定商品も目標を上回る売れ行きだった。

 発泡酒は4.9%減の575万3000ケース。
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「神楽出版規格 編集・ライター 塩澤雄二のウェブサイト」をリニューアル。

サイトはこちら

以前は、これまでの仕事の覚え書きや、取材依頼先に「実在する取材者」と確認できるようにダランとした作りだったのを整理・再構成。2012年とは思えない地味な構成になってしまった。おいおい修正していこう。

おもに酒の項目はこちら

合わせて散在しているブログやツイッターアカウントも整理。

mixiはほとんど閉店状況で、facebookは、覚え書きに使うには自分で検索もできないし不便。
このアメブロも1年近く放置状態だったのでこちらをメインにしていく予定。

削除データに数年前に実家から撮った富士山があったのでこちらに保存。

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「家政婦のミタ」の最終回が、今世紀ドラマ最高の40%越えで終演。
事前の2時間スペシャルや、やたらとCMの多い直前特番(私もいずれも観たんだけど)に視聴者が乗せられた結果だけではないだろう。

くり返されるパターン化した展開は、観る側に「どこかを観逃しても安心」という継続性の担保を与えた。徐々に伸びる視聴率は、積算だけでなく、間をおいたリピートを含んでいたため、のべ数字が最終的な合算として現れたのでは。

しかも最終回は「謎解き」ではなく、これまでのくり返しの物事が、少しだけ変わるかもという印象を残して、それが余韻となる。安易な大円団は観る側が咀嚼して自分の中にためたドラマから得た栄養素を奪ってしまうが、未解決のくり返しにプラスを残すことでむしろ満足度が高まる。

ふと、思ったのが、この作品と「能楽」との共通点。
「三田さんはお母さんの幽霊じゃないの?」という謎と緊張感の高め方。体を揺らすことなく直線的に動き、無表情の三田の平坦な中にも感情を込めたセリフは謡であり、至極ごもっともな内容は、場面説明のト書き、その緊張感に割って入るうららの存在は狂言方。

前半、亡き母の幻想に向き合うことで、後半、現実の人間の苦しみをより強く表す展開と、物事をすべて解決せずに終えることでの静かな余韻。

続編、映画化は必要ないけど、新作能として観てみたいかも。

そんなことは、明けて翌日思ったことで、「笑顔を見せる」という大前提にそれ以上のもので応えた女優の姿に満足の最終回というのは、やはりすごい作品だったと思う。

でもなんで、最近のドラマの別れのシーンはバスなんだろう。長距離バス、空港バスは、まだあるかもしれないが、今回は路線バス。しかも結局、歩きで去るのを見送る。わざとなのか…。
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