2008年09月22日 13時41分59秒

川内大綱引(せんだいおおづなひき)

テーマ:薩摩川内市

鹿児島県薩摩川内市で本日行われるお祭り
川内大綱引(せんだいおおづなひき)をご紹介します。
 
川内大綱引(せんだいおおづなひき)というこのお祭り、
綱引きという名前の通り、
綱を引き合うお祭りなんです。
毎年9月22日行われているお祭りで、
400年以上の歴史がある、
薩摩川内市の伝統行事です。
 
特徴は、ルールと 綱が大変大きいことです。
 
綱は、長さ365m 重さ5t 直径35センチもの
日本一の大綱です。
この綱なんですが、祭りの当日練られます。
今日がお祭りですから、本日8時から綱作りが始まります。
この大綱を練る作業を「綱練り(つなねり)」といい、
およそ1000人の人が
数百本の綱を、昔ながらの道具や工法を使い、
協力して練り上げていきます。
そして、午後3時には、綱練りが終了し
大きな綱が出来上がります。
この大綱(おおづな)に、
子どもを乗せると健康に育つと言われています。
子どもを乗せている姿を綱練り終了後には、
見ることが出来ます。
 
午後7時から 神事
午後8時から 一般の人が参加出来る市民綱引き



そして、午後8時15分からは、
いよいよ大綱引きのスタートです。
 
上方(かみがた)下方(しもがた)に分かれた
3000人以上のサラシ姿の若者が
綱に集結します。
特徴のあるルールを紹介します。
この綱引きは、引くだけではなく、
「押し隊」という相手の引き隊、綱を引く人の
邪魔をする攻撃をする人たちがいるのが特徴なんです。
男同士のぶつかりあいは勇壮です。
私は、去年 綱の中央付近で
このぶつかり合う様子を
見たのですが、
あまりの勢いに 少し遠ざかったほどでした。
1年に1度の男達の戦いは、本当に勇ましいものです。
 
そして、もう一つ 川内大綱引きの特徴として
ワサというものがあります。
ワサとは、大綱の両端には呼ばれる
人が3人ぐらい入る大きさの縄の輪です。
中央に設置してあるダン木と呼ばれるものにワサを引っ掛けると
それ以上は綱を相手に引かれなくなるので、
その間に次の攻撃をいつ始めるか
など作戦を練り体勢を整えます。
ワサがあるので、なかなか勝負がつきません。
昔は、縄がきれるまで戦ったと言われています。
現在は、勝負がつかなかった際は 
1時間30分以上引き合ったところで
審判長が大綱の中央をのこぎりで切り、
勝負が決まります。
 
この川内大綱引(せんだいおおづなひき)は、
一番太鼓という太鼓の音で
攻撃が始まります。
一番太鼓は直径およそ30センチの太鼓で、
片手で持ち
もう一方の手に竹で出来たバチを持って打ち鳴らします。
 
この一番太鼓を叩く役は、
一生に一度しか出来ません。
この役を今年引き受けたのは、Kさん 34歳です。
Kさんは、今年1月 クリーニングの仕事を
お父さんから世代交代し、
それと同時に株式会社にしました。
自分にとって節目の年なので、
一番太鼓を引き受けることにしたのです。
勝って、商売に勢いをつけたいと思っています。
 
今月13日に、薩摩川内子ども大綱引きが行われました。
市内の小学生が参加するこの綱引き大会で、
一番太鼓を務めたのは
Kさんの息子 小学六年生のSくんです。
子ども大綱引きで、一番太鼓を叩けるのも一生に一回です。
最初は、出るのがいやだったじんくんですが、綱になると熱い
71歳のおじいちゃんに出らんね と言われ
さらに、家族全員に押され、一番太鼓を叩くことになりました。
 
この子ども大綱引きの一番太鼓は、
大人の大綱引きの
一番太鼓、押し大将、大将が馬を作り
その上で叩きます。
 
Sくんは、お父さんの肩に乗り一番太鼓を叩きました。
緊張顔のじんくんを見ながら、お父さんは叩かんか~という
気持ちだったそうです。


結果は、残念ながら負けてしまいました。
しかし、綱引きのおもしろさを
自分の子どもに伝えられたと感じたそうです。
そして、おじいちゃんは 
よくやったね~ と笑顔だったそうです。


 
本日、午後8時15分に 川内大綱引きの
決戦の火蓋が切って落とされます。
薩摩川内市の今夜は、熱い夜になりそうです。


公式ホームページ
川内大綱引保存会
http://ootsuna.satsuma-sendai.jp/

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