紫・白・桃色など、鮮やかな色で見る人を引きつける 菖蒲の花。
武道を尊ぶ志を表す“尚武”と同じ読みであることから、
江戸時代、武士の間で広まり、特別な思いをもって
観賞されたという。
3日間ほどの開花のために1年間、手塩にかけて育てられる。
1973年(昭和48年)3月、東京・目黒の同志は、
池田先生との記念撮影会の折、その花を“勝負”になぞらえ、
会場に届けた。
本来は初夏に咲く花。
日本各地を訪ね、見つけ出した友の真心に、
師は深い感謝を寄せ、人生勝利への 強い心をたたえた。
花を調達し、生けた婦人部員に先日、話を聞いた。
第1次宗門事件の嵐が吹き荒れた79年(昭和54年)3月、
婦人は生涯 不退の誓いを込め、再び学会本部に菖蒲の花を届け、正義の対話に奔走した。
以来、毎年3月に“勝負の花”を求めては、
師弟共戦の歴史を 刻んだ。
その情熱によって、地域に揺るぎない 人材のスクラムが築かれた。
91歳を迎えた婦人は今春、40回目の“師弟の菖蒲”に込めた
決意のまま、さっそうと 友情の語らいを広げる。
菖蒲の特徴は一つの花茎から2度、花が咲くこと。
がくの中のつぼみが育ち、一番花の開花に続いて、
二番花が力強く開く。
広布誓願の大輪もまた、弟子が師に続いて、不二の心で進む中に輝いていく。(開)
名字の言>2017.3.31
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~女性に贈ることば365日~ 池田大作
4月4日
母よ 大楽観主義者の母よ!
誰でも あなたの名を呼ぶとき、
暖かな春が 胸に よみがえる。
誰でも あなたの声を聞くとき、
懐かしい故郷から 生きる力を得る。
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