コミュニケーションギャップの原因と対策 その⑤ | 人生100年時代の働きがいのつくり方 〜Monday Energize Coach〜

人生100年時代の働きがいのつくり方 〜Monday Energize Coach〜

(株)働きがい創造研究所社長 (株)FeelWorksエグゼクティブコンサルタント
田岡英明が、人生100年時代の働きがいのつくり方を綴ります。
GET A  LIFE!(人生を楽しもう!)

皆さん、おはようございます。
動機付け社中「Monday Energize Coach」の田岡英明です。
月曜日の朝を元気に迎えられてますでしょうか?
「月曜日の朝が元気な組織はコミュニケーションに溢れています!」
「月曜日の朝を元気に迎えられる人は目標が明確です!」

さて今日もメルマガの内容を高知からお届けします!
さて、コミュニケーションの中に存在する「削除・歪曲・一般化」についてお話を進めてきておりますが、本日のお題は「名詞化」と呼ばれるものです。

「名詞化」とは言語学的に言うと、深層構造の「過程」を表層構造の「出来事」に変えることを意味します。常に能動的である動詞を常に静的であるか、変化しない名詞に変えてしまうことです。名詞化と呼ばれる抽象名詞は歪曲の過程の典型的な例です。
例としては、「愛」・「尊敬」・「恐怖」といったものです。
会話例としては
A:「この仕事を辞めると思うと、何も手につかないな・・・」
B:「でも、退職まで、まだ一ヶ月もあるよ・・」
A:「わかっているけど、自分の決定のせいで、もうやる気がおきない」
この「決定」という名詞が名詞化されたものです。

このような名詞化を体系的に使うときは、自分自身を人生でほとんど選択手段をもたず、また、たとえあったとしてもごくわずかなコントロールしかもたないものとして知覚している可能性があります。

名詞化に対応する際、話してが自分自身の経験と再結合して、関与している過程のなかでその人が演じる役割を認知するように手助けすることが重要です。名詞を、能動的参加要素を持った同士にもう一度移し変えることによって、話し手が能動的参加者としての役割を理解することを助けます。これにより、その人はあらゆる範囲の選択手段と自分が行使できるコントロールを、もっと容易に知覚することができるようになります。

話し手:「単に、この呪われた関係がうまくいっていないだけです。」
返答:「あなたの関係している、その関係のしかたがあなたにとってどのようにうまくいっていないのですか?」

話し手:「それがどれだけ苦痛であるか知っているでしょう。」
返答:「あなたはどのようにして、その苦痛を感じますか?」

話し手:「私の顔に押し付けられたこの責任すべてを果たすことに、すっかり疲れてしましました。」
返答:「責任とはどういう意味ですか?」

名詞化の背景にある、動的な意味を捉え、相手の内省を導いていきましょう。これによる相手の想いを理解することができると同時に、相手にも自分の気持ちの整理をつけることを支援することができます。

本日は以上です。日常で活用してみてください!
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