世界の子どもが輝く子育てネットワーク  

健やかに育ち生きていくうえで、いちばん大事な自己肯定感を育み、 
一人ひとりの輝きが大切にされる子育て・教育を応援します 
               ( 代表 明橋 大二 ) 


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 富山もようやく梅雨入りし、一昨日は久しぶりの大雨でした。

 いまも晴れ間がのぞく中、突然降りはじめました。

 待ちわびた甘雨をことほぐ、大地の声が聞こえてくるようです。

 (北陸へお越しの際は、くれぐれも折りたたみ傘をお忘れなく!)

 

 今日は、講座でも紹介された、HSC(Highly Sensitive Child)について、明橋先生のコラムから引用してお伝えします。

 ※大人はHSP(Highly Sensitive Person)と言います。


 子どもの不登校や心身症、大人の心の病の背景を知る際に、大変重要な概念であり、子どもに関わるすべての人たちに、ぜひとも、その存在と、適切な接し方を知っていただきたいと思います。

(明橋先生がHSPとHSCに関する著書を現在執筆中で、来春発刊予定です。)


 HSP、非HSP、障がい者、健常者……さまざまな特性を持ったすべての人たちが、互いを尊重し、理解し受け入れあい、良いところを認め、活かし活かされながら、誰もが自分らしく幸せに生きられる世の中を、一緒につくっていきたいと思います。



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             人一倍敏感な子 ~ HSCについて

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                                明橋 大二


 以前、このメルマガで、HSPについてご紹介したことがあります。HSPとは、エレイン・アーロン氏が提唱した概念で、Highly Sensitive Person の略、人一倍敏感な人、という意味です。


 感覚や人の気持ちにとても敏感で、ちょっとしたことにも気づく、気遣いに長けていると同時に、強い刺激に圧倒されたり、多くの人の中にいると、すぐに疲れてしまうという特徴もあります。
 アーロン氏によれば、人口の2割くらいに見られると言います。


 またHSPの人は、子ども時代からそのような傾向が見られることから、アーロン氏は、さらに、HSC(Highly Sensitive Child)という概念も提唱し、そういう子どもたちがいること、その理解のしかた、また接し方について、本の中で詳しく述べています。


 私は最近、さまざまな不登校や心身症、摂食障害の子どもたちと接するうちに、そのほとんどの子どもたちが、HSCに当てはまることを、強く感じています。
 そういった問題は、かつては親の育て方のせいだといわれたり、あるいは、子どものひ弱さや甘えだと否定的に見られてきましたが、そういうことではなく、そういう子どもたちの、持って生まれた性格(人一倍敏感という)が背景に関わっているのだということです。


 ただ、ここで決して誤解してほしくないのは、人一倍敏感というその子の性格は、決してその子の欠陥とか、障害とか、問題ではない、ということです。

 そういう子どもは、他の人の気持ちに気づきやすいために、人が心地よくなるように自然に振る舞うことができたり、誰からも教えられないのに自ら学んでしまっていたり、平和主義者だったりします。そういう子どもがいるから、周囲が支えられたり、守られていることもあるのです。


 ただ、そういう高い敏感性は、逆にいうと、気づいてしまうと、かえって、つらくなることまで気づいてしまうということでもあり、人を蹴落としてでも自分が勝たねばならない場合には、逆に戦いを放棄してしまうということでもあったりします。ですから、確かに現代社会においては、生きづらい性格であるともいえると思います。


 私の関わっている人から聞いたことで、HSCの典型的な特徴と考えられることを、いくつか列記してみましょう。

「教室で、他の子が怒られているのに、まるで自分が怒られているかのようにつらくなる。恐怖を感ずる」
「雷などにとてもびっくりする。怖がりである」
「集団の中で疲れやすい」

「満員電車に乗っていると、周囲の人の、特に負の感情がどっと入ってきて、疲れる」
「アンテナが高く、人の気持ちをキャッチしすぎる」
「図書室に行くと、すーっと落ち着く」
「においに敏感」
などです。


 感覚が鋭いことや、すぐパニックになることをとらえて、発達障害ではないか、といわれることがあります。しかし私は、発達障害とHSPは、基本的に異なると思っています。


 何が違うのかというと、発達障害は、人の気持ちがなかなか読み取りづらいところがあります。しかし、HSPの人は、むしろ人の気持ちが分かりすぎる人です。そこが根本的に違うところだと思っています。


 アダルトチルドレン、あるいは発達障害、という概念が、精神科臨床や教育現場を大きく塗り替えたように、HSPという概念も、もっともっと多くの人に知られるべきだし、そうなれば、また精神科の患者理解や、学校の生徒理解、あるいは子育ても、大きく変わるのではないかと私は思っています。


 非HSPの人に、HSPの人の気持ちを理解せよ、と言ってもなかなか難しいかもしれません。
 しかしまずは、HSPで生きづらさに悩んでいる人に、それは決して、あなたの弱さじゃないんだよ、わがままじゃないんだよ、むしろ、とっても素晴らしい特性なんだよ、ということを伝えたいと思います。


 そして、非HSPの人に、世の中にはこういう感性を持った人が、少なからずいること、そういう人と接する時には、ほんの少し配慮する気持ちを持ってくれればありがたい、と伝えたいと思います。


 そしてすべての人が、自分の特性を肯定的にとらえ、自分の生きやすい生き方を選択できる世の中になってほしいと願います。


   株式会社 1万年堂出版 メルマガ編集部発行
       【明橋大二先生の親子でホッとする子育て教室】第227号より

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