科学カフェ京都(特定非営利活動法人)

科学を身近に!技術における意思決定プロセスの民主化を目指す!!


テーマ:
エネルギー問題の話 長谷川先生

6月10日 2時~5時 楽友会館
参加者=27名
形式=黒板を用いての板書と対話。


<要約>

講義はまず、今話題の映画「ダ・ヴィンチ・コード」の暗号の話から入りました。フィボナッチ級数の特質を解説しながらその級数と黄金比の関係の面白みを解説された後、核融合、原子力エネルギーの話。化学エネルギーと原子力エネルギーの大きさの比を試算し、原子力エネルギーは化学エネルギーの100万倍程度の力があることを解説された。


ここでしばし休憩を挟んで、コーヒーブレイク。この休憩中も長谷川先生への質問は飛び交いますが、後半は、太陽エネルギーの話。


太陽から来ているエネルギーのほとんどは再び宇宙に放出されていること、太陽エネルギーの僅か0.02%が光合成として用いられているが、これでも全使用石油エネルギーの4倍ほどに値すること・・・・などなど、興味深い事実を次々とお話しされた後、それでは何故太陽エネルギーを使わないかという点について解説されました。


先生はこの理由を、現在のところコストに見合わないことを第一に挙げられた。しかし将来的に資源量から見て,また環境問題から見て、太陽エネルギー以外に人類のエネルギー需要を恒久的にまかなえるものはないと結論づけ、これには地球上の砂漠の約10%を太陽電池で埋め、得られたエネルギーを水素などの化学エネルギーに変換して移送するのが最良の方法だと論じられた。


机の上に座られ、聴衆に語りかけるフランクな講義は、「これぞアメリカンスタイルだ!」という感想を多くの聴衆に抱かせました。             (文責:せき)


会場からの質疑応答


<ゴミは文化要因で決定するのではないか>
ゴミが増えることを物理学ではエントロピーの増大の法則と言う。ゴミの増加は避けることができないが、ただ、何をゴミと見るかには主観が入るのでエントロピーの定義が難しくなることは興味深い、このことをうまく利用するとゴミが減らせるかも。


<核融合は実現できるか>

本来は海水(重水素)を燃やす。しかし、現在、原子炉の中で莫大なコストをかけて自然界に存在しない三重水素(半減期12年の放射性物質)を燃やしている段階。海水を用いて・・・というのはかなり難しい。


<少子化を肯定するのはどうか>
人口爆発は資源の取り合いになるが、少子化では戦争が起きない。したがって、一概に否定対象としなくても良い。


<ロボットをうまく使うことでエネルギーの有効活用はできないか>
ロボットの使用は少子化問題を科学的に解決する策の一つ。人口が減ってもロボットでまかなえる。しかしコストが相当かかる。なお、日本の場合は、50年後には人口が三割減るという試算であるが、これに対処して、50年後の生活程度を落とさないようにするには、生産性を今より0.3パーセントあげれば(2.6%を2.9%にする)大丈夫である。これには特に医療、教育などのサービス分野で、ITをさらに活用するすることにより生産性を増大することによって可能である。


<太陽光発電を、淡路島レベルでやればいいのではないか>
アメリカではレンズと太陽電池を併用して発電効率を上げる実験をやっている。これで効率を4倍程度上げることに成功しているが、それでも日本全体のエネルギーをまかなうには淡路島レベルでは無理である。


<過去のリサイクル社会を見直すべきでは>
日本ではできて西洋ではできなかったのは面白い話題。一般に軍事と文明の発達は密接な関係があるとされる(→文明悲観論へ)が、江戸時代の評価は軍縮をやりながら文明を維持した希有な例。平安時代もそう。











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