2199版 1/500ヤマト その1 4つのヤマト | 波動砲口形状研究

2199版 1/500ヤマト その1 4つのヤマト

宇宙戦艦ヤマト2199に関係するヤマトのプラモデルは今のところ3つある。

まず2010年12月に発売された1/500。

旧作デザインの立体化という建前だが、明らかに2199用に作られたデザインを利用している。



当ブログではこのヤマトのことを旧1/500との対比で新1/500と呼んできた。

しかし今度出る1/500も新しい1/500なので呼び分けしないといけない。とりあえず30年前のキットは忘れることにして「無印500」ということにしよう。(”1/”も面倒なのでとってしまう)

無印500



ふたつ目が2012年7月発売の今度はちゃんとヤマト2199のモデル化として生まれた1/1000.これは「2199_1000」と呼ぶことにする。

2199_1000


最後が今度出る2199ヤマトの1/500で、これは「2199_500」と呼ぼう。

2199_500




それ以外に最も重要なヤマトモデルがある。劇中で動いているCGモデルのヤマトだ。これが基本のリファレンスになるべきヤマトで、「劇中ヤマト」と呼ぶことにしたい。

劇中



細かいところはとりあえず置いておいて、全体のシルエットを見るなら、この4者はほとんど同一だ。

劇中


無印500


2199_1000


2199_500



とはいえわずかな違いも見出すことができ、またそこからこの4者の関係もうかがうことができる。

例えば船底のバルジ。

劇中モデルでのバルジの頂点は、展望室の前縁から下に線を引っ張ったくらいの位置(矢印)にある。

劇中

*無理に彩度を挙げているので不自然な絵だが、これは14話のぐるぐるヤマトのキャプチャ。

無印500 も同様だ。

無印500


しかし2199版の1/1000と1/500はその頂点がもう少し前寄りになっている。 第一砲塔下のパネルラインをそのまま引っ張るとだいたいバルジの頂点だ。

2199_1000


2199_500


微妙な違いは他にもみられるが、それについては頁を改めたい。