宇宙船の汚れ方 | 波動砲口形状研究

宇宙船の汚れ方

今のヤマトの汚し方の基本はパネルラインに沿って黒ずませるものらしい。ネットで見られる多くの作例がそういう汚し方になっている。
ついには市販品にも導入されて、タイトーの復活篇ヤマトでもそういう塗装がされている。

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航空機や車なら、パネルの継ぎ目に汚れがたまりやすく、雨などでその汚れが表面に流れだす、とかいう解釈できるのかもしれないのだが、宇宙船がなぜこういう汚れ方になるのか、いまいちよくわからない。
とはいえこういう塗装の立体物を実際手にすると、これはこれで巨大感の演出だと割り切れば悪く無いとも思うようになった。

しかし自分で作るとなると話は別だ。自分なりのそれらしさを考えたい。

問題は宇宙空間を高速で飛び、様々な惑星の大気圏内に降り、時には恒星の炎に焦がされる宇宙船の船体がどう汚れるかなど想像もつかないということだ。

つらつら考えているうちに、昔スミソニアン博物館に行ったときの写真があったはずだと思い出した。
ヤマトとは運用がまるで違うが、宇宙往還機がどう汚れるか、完全な空想よりは手がかりになるかもしれない。
古いHDDを発掘してみた。

これはアポロだったかどうか不確かなのだが、コマンドモジュールの写真。

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残念ながら持っていたカメラの性能がそれなりのなので伝わりにくいが、大気圏突入で高温にさらされる底の焼け方には圧倒されたのを覚えている。

こうして見てみるとそれ以外のところは普通、というか、塗装された金属が風雨にさらされたらこんな傷み方だろうという傷み方にも見える。ほとんどの傷みは、出発、帰還そしてその後と大体が大気圏内で生じたものなのだろう。

ヤマトは出発早々巨大ミサイルの爆煙を浴びているし、火星、木星、冥王星と、大気圏内も結構j飛んでいるわけなので、汚れ方や傷み方も宇宙船だからと考えるよりは普通にガスや液体で傷んだり汚れたりするイメージでいいのかもしれない。

ついでにスミソニアン関係の写真で面白いものを幾つか。

コマンドモジュールのドアハッチ。
しびれるメカメカしさ。
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超高速偵察機SR-71
アメリカだと他に何箇所か見られるところがあるが、ここのは別格に状態が良く、美しい。
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ライト兄弟が本業の自転車屋で作っていた自転車。
なかなかカッコイイ。一台欲しい。
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