歌舞伎四〇〇年の言葉 アーカイブス

江戸から現代まで、多くの役者が残してきた芸談には生の舞台とはまた違った魅力があふれているのです。更新はしませんが過去記事を公開しています。


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本件について日本報道検証機構(楊井人文代表)よりお声がけ頂き、対処を一任しておりました。同機構による検証が行われ、朝日新聞さんからの正式なコメントがリリースされました。
詳しくは下記のリンク先でご覧ください。


この件につきましては以後当方からコメントなどを発信することはございません。
これからは歌舞伎役者さんへの声援を送る大向うに集中してゆきたいと考えております。

このたびは、どのような形にせよ世間を騒がせる形になってしまったのは私にも責任があり、関係各位におかれましても誠に申し訳ありませんでした。改めてお詫び申し上げます。

また、本件にご尽力頂いた日本報道検証機構 楊井代表さまにも御礼を申し上げます。

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2017年5月15日 朝日新聞(朝刊)に掲載された記事について、電話取材に答えた際の文脈とは異なる形で発言を使用された事について事実関係をまとめております。状況に変化がありましたら適宜更新いたします。



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◆取材の経緯
まず朝日新聞 山根由起子記者からメールにて「新作歌舞伎特集をするのでお話を聞かせてほしい」との連絡を頂きました。その後、連絡先をお知らせして5月12日に電話でのやり取りを約15分ほど交わしました。

主たる質問は「最近の良かった新作は?」「悪かった新作は?」「新作歌舞伎への疑問や不満は?」です。

初めの質問については「これまでの新作についてはどれも面白く、また役者の個性を活かしてうまく書けている。夢幻恋双紙の当て書きは見事だし、阿弖流為は鍛錬を積んだ歌舞伎役者の肉体の魅力を存分に発揮していてとても面白かった」とお答えしました。

「悪かった新作」「疑問や不満」については特になかったので「ありません」と答えました。海老蔵さんの六本木歌舞伎に寺島しのぶさんが出演されたことについても聞かれましたが私は見ていなかったので「見ていないものについてはお答えできません」と返しました。それでも何かあるのではないか。不満や疑問はないのかと重ねて問われました。

その後、「では今後の新作に対して期待することや心配はあるか?」と聞かれました。

そこで「これまでの新作では大丈夫だったと思うが、万が一あまりに演出主導になったり、イベント的になってしまうと歌舞伎でやる意味が薄れてしまうと思う。歌舞伎役者の身体性は大きな魅力なので、ぜひ鍛錬を積んできた歌舞伎役者の魅力を活かす作品を作っていってほしい」とお答えしました。

その後、記者さんから確認で「以下のようにまとめました。ご確認ください」として下記の文面がメールで届きました。特に前後の文脈についての説明は記載されていませんでした。
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公演で屋号の掛け声をかける「歌舞伎大向う弥生会」の堀越一寿幹事(47)は「演出が行き過ぎて現代劇と変わらなくなったり、イベント的になったりする恐れもある。鍛錬した歌舞伎俳優の魅力を生かした作品であってほしい」と話す。
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自分の意図よりやや否定的な表現だとは感じましたが、新作への期待であるし、ギリギリ大丈夫だろうと考えて『骨子を捉えたまとめ方をして頂いたと思います。ありがとうございます』とメール返信で許可をしました。

◆掲載紙の記事(5月15日)
ところが掲載紙には様々な新作歌舞伎の隆盛を報じる内容に続く形で
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歌舞伎をうたう理由が必要
新作歌舞伎には疑問の声も。公演で屋号の掛け声をかける「歌舞伎大向う弥生会」の堀越一寿幹事(47)は「演出が行き過ぎて現代劇と変わらなくなったり、イベント的になったりする恐れもある。鍛錬した歌舞伎俳優の魅力を生かした作品であってほしい」と話す。
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という、私の思いとは正反対の文脈にコメントが配置されました。結果として私がまるで「夢幻恋双紙」などの新作を認めていないかのような印象を与えてしまうと感じました。

◆動揺の理由
私は大向うから声を掛けて役者さんたちを応援する立場の人間です。歌舞伎役者さん、劇場関係者の皆さんとの関係は何よりも大切にしてきたのです。20年以上かけて築いてきた信頼関係が、この記事一つで崩れていくような、大げさでなく絶望感を味わいました。

記者さんとは約15分の会話で、私が新作歌舞伎に対して前向きな思いでいることは再三申し上げましたから、発言の意図を理解できなかったとは、到底考えられません。

例えばリード文はこうも書けたはずです。
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今後の新作歌舞伎にも期待
関係者はこうエールを贈る。公演で屋号の掛け声をかける「歌舞伎大向う弥生会」の堀越一寿幹事(47)は「演出が行き過ぎて現代劇と変わらなくなったり、イベント的になったりする恐れもある。鍛錬した歌舞伎俳優の魅力を生かした作品であってほしい」と話す。
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批判的にも読めるフレーズ(私が不用意なのだとのご批判は受け止めます)を都合よく使われたのだと私は感じました。また、発行部数650万部という超大手新聞社の記事で誤解が広まることを思うと息苦しくなるほどの動揺も覚えました。
関係者の方にお詫びのメッセージを送るなどの処理にも追われ、追い詰められた気持ちになっていきました。

◆担当記者さんへメール
朝7:30頃に記事を確認して、すぐに担当記者さんへメールをしました。
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記事を拝読しました。
残念ながら「新作歌舞伎に疑問の声も」という、私の意図せぬ文脈の中にコメントを置かれ、上手く印象操作されてしまい、残念でなりません。
電話の流れで十分に私の意図は伝わったはずですが…。
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これに対する返信は頂けませんでした。
※18日時点でも連絡はありません。

◆ブログとTwitterでの発信
せめて普段ブログを読んでくださる方だけでもとブログ記事を書き、それを公式ツイッターで発信する形で釈明をしました。その際にやや加虐的な気持ちが加わった表現を使ってしまったことは、やはり反省すべきことなのでしょう。
しかもそれが想定をはるかに超えて拡散されてしまい、たいへん驚き、また怖くもなりました。
※元ツイートツイート発信現在消去しました。

◆朝日新聞 読者センターへの連絡
記者さんから返信がこなかったので朝日新聞の読者センターから抗議の連絡を入れました。

この連絡がきっかけとなり同日18時ごろ、記者さんの上司の方から電話でご釈明を頂き『私の意図とは異なる文脈の中でコメントを使用した』ことについてご確認頂きました。ただし紙面での訂正については言及されていません。

◆おわりに
記事を読んだ時点でたいへんな憤りがあったことは否定しません。そして私の書き方に不快感を持たれた方も多勢おいでだと思います。その点についてはお詫び申し上げます。

また私は本件を「捏造」とは考えておりません。発言部分は許可をした私の責任です。ただ、質問時点での文脈とは正反対の印象を与える位置に配した点は「印象操作」と呼ばれてもしかたないのではないかと考えた次第です。
自己防衛策として今後は二度と朝日新聞さん、また同系列からの取材は受け入れません。

最後に、ご理解を示し応援や支援のお言葉を下さった皆様に深く深く御礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。

以上です


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