「歌舞伎四〇〇年の言葉」

このブログでは本書をより深く楽しんでいただくために
書き下ろし解説などをお届けします。
なお記事はどこから読んでいただいてもお楽しみいただけます。気になるタイトルを拾い読みしてみてください。

古今東西の歌舞伎役者たちが残してきた「言葉=芸談」をひも解くと、 現代人の琴線にも触れる教訓や苦心談が散見します。
本書では、「学ぶ」「演じる」「育てる」を切り口に、処世に通じる言葉を厳選して紹介。 1ページ1メッセージの金言集でありながら、各ページに加えた解説により、歌舞伎の入門書としても読める1冊です。

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「歌舞伎四〇〇年の言葉」でご検索ください。

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ミュージシャン、ユウサミイさんから伺った、勘三郎さんとのエピソードをご紹介します。

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19949月、京都木屋町、23時過ぎ。その夜、ユウサミイ氏はブティック「agnés b.」の前で弾き語りをしていた。


そのとき、通りを一人の男性が近寄ってきた。何の気なしに顔を上げると、なんと中村勘九郎(十八代目勘三郎)その人である。直ぐに立ち去ってしまったかと見えたのだが、少しすると缶コーヒーを片手に戻ってきて、そのまま目の前にまるで不良少年のようにしゃがみこむと眼光鋭くこちらを見てくる。


それは芸に向き合う時の真剣な眼差しだったのだろう。勘九郎は声を発するでもなく、ジッと耳を傾け続けた。5曲も歌い終えた頃だったろうか。勘九郎が突然、左の肩口あたりをポーンと叩いて言った。


『アンタ、いぃーい、声してるねぇ』


そして、まるで初めからポケットには一万円札しか入ってなかったかのようにサッと取り出し『がんばってよ』と手渡すと、くるりと踵を返した。


いまも、まるで昨日のことのように「あの目」と、独特のリズムとキレの良いふくよかな声が耳に蘇ってくる。まるで夢のような、しかし一生忘れられない勘九郎との、たった一度の出会いだった。


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勘三郎さんが絶賛したユウサミイさんの歌声はこちらから

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ユウサミイPV

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