皆さん、おはようございま〜す竜雲です。
昨日、四月大歌舞伎が開幕いたしました
おめでとうございます
…ちょっと先なんですけど
「醍醐の花見」はどんな演目なのか知らないのですが、出演者陣が豪華ということで外せない演目
西の成駒家さんと瀧乃屋さんと澤瀉屋さん女形幹部さんと高嶋屋さん!(ベテラン幹部勢のことです)
なかなかに珍しい組み合わせではありますね
知らない演目なので、それ以上は今は何とも(笑)
「伊勢音頭恋寝刄」は大好きな演目のひとつこれ、自分の中でけっこう上位の演目です。上演されたらなるべく観に行きたい演目です
そして「熊谷陣屋」も好きです
あれ!?今、配役をじっくり観てびっくりしたのですが猿之助さんが相模 そういえばそうでしたかね忘れてました!
しかも久々に観る團十郎型なので、いっそう相模が可哀想に思えるかしら
幸四郎さんの熊谷次郎直実は、私は2013年の10月に国立劇場で拝見して以来です
その時は「陣門」「組討」と一緒に演じられたので、熊谷次郎の花道からの出の時の沈痛な面持ちの理由がよく分かったものです
染五郎さんの源義経は、猿之助さんが亀治郎でいらした時分に「四ノ切」でやってらっしゃったイメージです。しかし今回は「四ノ切」の兄と諍いになり追われている立場の義経ではなくて、飛ぶ鳥を落とす勢いの戦にも長けた大将の義経
ノリにノッてらっしゃる今の染五郎さんにはよくお似合いのお役でしょうね〜
個人的に「熊谷陣屋」での義経の一番好きな場面は、弥陀六に「えも恐ろしい眼力じゃな〜」みたいなことを言われた時に弥陀六をまっすぐキッと見据えるところです(笑)(少し目の奥でドヤっとしている風のところそのキリッとした表情が好きです)
最近、高麗屋さんと猿之助さんの共演が増えてますね〜 (猿之助さんが女形で)
私は松本幸四郎さんも市川染五郎さんも好きなので嬉しいです 猿之助さんの女形は、万野や相模だとどんな感じか気になりますね
あと珍しいのが、片岡秀太郎さんが「伊勢音頭」の今田万次郎役で立役をされるところです
私は秀太郎さんは見事に女形のお役しか見たことがありません〜!立役もされるとは!少し驚いております。
そしてゼッタイ可愛いであろう市村萬次郎さんのお鹿ちゃん 楽しみです!
万野って本当に難しいお役ですよね。
私はいつも動画で観るのも玉三郎さんの万野、生で拝見したのも玉三郎さんの万野でしたサイコーに面白かったです
意地悪でイヤミで面白い「仲居の私はあってものうても」も玉三郎さんは絶妙でいらっしゃいました
あの「貢さ〜〜ん」と呼びかける台詞ひとつだって、イヤミなようで呆れたようで腹の底で商売をするような感じの少しいやらしい言い方で言うことが何と難しいことかと…
たまに「あの言い方面白い!」と思って一人の時に万野の真似をしてみるのですが(笑)、あの絶妙に巧い「貢さ〜〜ん」とは全くかけ離れたものになりますあのトーンは日常生活で使わないトーンで全く引き出しにないものです
あの「貢さ〜〜ん」はクセになります猿之助さんはどんな風に言われるのかな猿之助さんもイヤミなお役もお手の物ですものねきっと面白い万野でしょうね!
染五郎さんの福岡貢も適役でしょうね〜
豹変して血まみれで刀を振り回すところは残忍で嫌いだとおっしゃる方もいらっしゃいますが(確かに罪もないのに斬られてしまうお鹿ちゃんが可哀想なのですが)、私はその場面も含めてこの演目は好きなのです〜
油屋奥庭の見得も(血まみれですが)美しいですし
歌舞伎だなぁ〜〜って強く思える演目ですそれをお役のイメージに合った役者で観られることは嬉しいですね
あと「伊勢音頭恋寝刃」を好きな理由として、この演目はハッピーエンドだからっていうこともあります(笑)お紺ちゃんは裏切ってなかったですよ、良かったですねと
その点、主人公が豹変して斬り殺すものの代表格の「かごつるべ」は後味が悪いですよね客席はゾッとしたまま終わりますものね(笑)
私はやっぱりハッピーエンドが好きですちょっと強引でもねですので『伊勢音頭恋寝刃』が好きっていうのもあります
しかし寒いですね...
桜が咲こうかというのに、似つかわしくない気温ですね昨日撮った写真です
お花の咲いている枝をズームで撮りました(笑)
それでは皆さん、今日も良い一日を〜