2009-01-13 13:00:00

凶悪犯罪について

テーマ:犯罪

近代日本の主な大量殺人事件


1935年       茨城上島村家族9人殺害事件 

1938年       大阪四条畷村一家8人殺害事件

1938年       津山連続30人殺人事件 津山市 都井睦雄 21才 他に重軽傷3人 猟銃で自殺

1941~1942年  浜名湖畔9人連続殺人事件 中村誠策 18才 約1年で他に6人重軽傷 死刑執行

1945年       寝屋川一家6人殺人事件 大阪府寝屋川市 正井考太郎

1945~1946年  7人連続婦女暴行誘拐殺人事件 小平義雄 40才 他に1人殺害 1949年死刑執行

1946年       片岡仁左衛門一家5人殺人事件 渋谷区 飯田利明 22才 心神耗弱で無期確定

1946年       福岡寮長一家6人殺人事件 福岡中間町 辻岡留造 1948年死刑執行  

1946年       和歌山兄一家8人殺人事件 大橋一雄 26才 死刑確定後、恩赦で1968年出所

1947年       兵庫連続強盗7人殺人事件 金南壽(松岡末男) 1951年死刑執行

1947年       会津一家6人殺人事件 福島県熱海町 K.H 他に1人殺害 時効により死刑を免れる

1947~1952年  7人連続強盗強姦殺人事件 千葉・栃木・群馬 無職男性

1948年       帝銀12人毒殺事件 平沢貞通(冤罪の可能性大) 56才 肺炎の為、95才で死亡

1948年       北海道一家8人殺人事件 35才の友人が逮捕されたが、証拠不十分で無罪判決

1948年       兵庫7人強盗殺人事件 無職男性

1949年       小田原銭湯一家5人殺人事件 S.M 18才 死刑確定後、恩赦で1970年仮釈放    

1952年       おせんころがし8人殺人事件 栗田源蔵 26才 1959年死刑執行

1954年       福岡一家8人殺人事件 中村喜市郎 36才 他に3人重軽傷 1957年死刑執行

1954年       茨城一家9人青酸カリ毒殺放火事件 緑志保 43才 取調室で青酸カリ自殺

1957年       川崎運転手一家7人殺人事件 長男 K.T 精神病

1959年       北海道一家6人殺人事件 北海道真狩村 S.S 養子縁組を断られる

1959年       埼玉一家7人放火殺人事件 埼玉県岩槻市 有山政男 意に沿わぬ結婚強要

1961年       名張毒ぶどう酒事件 三重県名張市 奥西勝 35才 (冤罪の可能性大)

1961年       秋田一家5人殺人事件 秋田県田沢湖町 A.S 

1963年       高知徳島6人連続強盗殺人事件 高知県土佐市 森吉幸喜 42才 1970年死刑執行

1963年       連続強盗5人殺人事件 西口彰 38才 1970年死刑執行

1964年       豊橋一家5人殺人事件 愛知県豊橋市 S.Y 財産問題 

1965年       独居老人8人連続殺人事件 古谷惣吉 51才 他に4人殺害 1985年死刑執行

1969年       高知恋狂い殺人事件 高知県大方町 O.T 26才 元自衛官 心神耗弱で無期懲役

1970年       島原一家6人射殺放火事件 長崎県島原市 大場新勝 翌日猟銃自殺     

1971年       8人連続女性誘拐殺人事件 大久保清 36才 2ヶ月間 1976年死刑執行

1972~1982年  8人連続殺人事件 勝田清孝 24才 他に14人殺害の可能性 2000年死刑執行

1975年       安芸6人殺人事件 高知県安芸市 H.I ノイローゼ男

1980年       新宿バス放火6人殺人事件 丸山博文 38才 無期確定後、1997年刑務所内で自殺

1982年       神奈川兵庫5人連続殺人事件 藤間静波 1988年横浜地裁死刑判決   

1982年       中野近隣騒音5人殺人事件 東京都中野区 M.H 心神喪失で措置入院

1983年       練馬一家5人殺人事件 東京都練馬区 朝倉幸治郎 48才 2001年死刑執行

1985~1994年  大阪5人連続殺人事件 鎌田安利 53才 2005年死刑確定

1991~1992年  大阪愛犬家5人連続殺人事件 大阪・長野 上田宣範 39才 1998年大阪地裁死刑判決

1999年       下関通り魔5人殺人事件 上部康明 35才 他に10人重軽傷 最高裁死刑確定

2000年       宇都宮宝石店6人放火殺人事件 栃木県宇都宮市 篠沢一男 49才 2007年死刑確定

2001年       付属池田小連続8人殺人事件 宅間守 37才 他に重軽傷15人 2004年死刑執行

2004年       加古川親戚7人殺人事件 藤城康孝 47才 妄想性障害

2005年       岐阜妻子5人殺人事件 岐阜県中津川市 老健施設事務長 原平 57才

2008年       秋葉原通り魔7人連続殺人事件 加藤智大 25才 他に重軽傷10人


※単独犯で5人以上殺害を大量殺人としたが、FBIでは4人以上を大量殺人と規定している。

※明らかな無差別通り魔殺人事件を赤色通り魔的殺人を桃色にしました。

※家族間の殺人、建物の放火のみによる殺人は除外しました。

 津山連続30人殺人事件は岡山県津山市で起こった事件で、八つ墓村のモデルとなった事件である。

都井睦雄は旧制中学進学を先生に勧められるほど成績優秀であったが、祖母に反対され断念した。

近所の子供に小説を作って読み聞かせる等、非凡な才能を持ち、子供に人気があった。

結核の為、徴兵検査で事実上不合格の丙種合格となり、部落で差別を受けるようになり、恨みを持った。

虚弱体質だが頭脳明晰な21歳の青年が、苫田郡貝尾の部落民を1時間半の内に無差別殺戮した。

以前関係があった女性が嫁ぎ先から里帰りした事がきっかけとなり、この事件を起こしたようである。

9連発ブローニング猟銃・日本刀・七首を持ち、残されたら不憫と祖母を殺した後、近隣住民を殺した。

犯行の前に貝尾部落の電線を切断し、全面的に停電にしているなど、用意周到に計画された犯行であった。

最後は隣村の家で、筆等を借り、嫁いだ姉に遺書を残し、近くの山頂で再度遺書を書き、翌朝猟銃自殺した。

30人を殺害し、3人の重軽傷者を出した日本犯罪史上最悪の恨みによる戦前の連続殺人事件である。

しかし、遺書等により分かったのは殺すべき人を殺せず、殺さずともよい人を殺したと後悔もしている。


尚、世界の犯罪史上最悪の事件は韓国の禹範坤(ウ・ポムゴン)による57人殺害、35人重軽傷の事件である。

警官である禹範坤が27才の時に奥さんと些細な事で喧嘩になり、泥酔した上、宜寧郡の住民を大量殺戮した。

カービン銃と手榴弾を持ち、まず電話局を襲って皆殺しにして外部と遮断し、5つの村の住民を無差別殺戮した。

事件は1982年4月26日に発生し、8時間に渡って殺戮を繰り返したが、翌午前5時半頃人質と共に自爆した。


戦後まもなくの社会秩序の混乱期に凶悪事件が多いのはある程度止むを得ないのかもしれない。

こうして見ると1982年の勝田清孝まではある目的を持って殺害対象を選んだ末の犯行が殆どである。

それに対し、1999年の下関通り魔事件以降は直接恨みも無い人を殺した通り魔的殺人だと言える。

犯人は人格に問題がある場合が殆どで、激情的であったり、被害妄想的に不満を持つケースが多い。

これはインターネット・携帯電話・ゲーム・24時間営業のコンビニ・マスコミ報道の仕方・雇用環境の悪化等の新しい社会システムが大きく関係しているように思います。

人と人の関わりが少なくても生活できる事が、人間関係の希薄化を作り出し、理解不能の犯罪を起こす遠因になっているのではないかと思います。

更に言えば学校教育での過剰な平等主義が、実社会における競争社会に順応できない若者を作りだしているとも言えると思います。


学校教育の場での実社会での競争に耐えうる指導要領が重要であり、問題解決能力を持った人間を育成する教育カリキュラムこそが、重要だと思います。

インターネット・携帯電話・ゲーム等の青少年に対する規制強化やルール作りも重要な課題だと思います。

24時間営業のコンビニも経営会社の自主判断による削減や見直しを期待したいと思います。

マスコミの報道の仕方も興味本位でいたずらに煽るのではなく、類似事件を引き起こさないような報道の仕方を心掛けるようにして頂きたい。

雇用環境の悪化については雇用が不安定な契約社員の給料を引き上げ、正社員の給料を引き下げるべきだと思います。

雇用が安定し、ボーナスや退職金が多い公務員が一番安く、次に安いのが正社員とするべきです。

契約社員は短期間で契約解除でき、ボーナスや退職金も殆ど不要な大きなメリットが企業の側にあるのですから、せめて給料や時給だけでも高くすべきです。

凶悪犯罪に対する対処を子供の頃から実施しないと、今後ますます理解不能の凶悪事件が増える事を危惧しています。


 秋葉原7人連続殺人事件の加藤智大の家庭環境について弟が手記を書いていましたので、その内容を交えながら私の考えを書きます。


母親の厳しすぎる教育と躾があり、母親は看守の様であり、家庭は監獄の様であった。

作文で一文字でも間違えるとゴミ箱に捨てられ、全て書き直しをさせられたり、作文中の熟語の意図を訊ねられ、10秒以内に答えられないとビンタが飛んできた。

何か物を買う場合は全てチェックされ、買ったら感想文を書かされた為、次第に物を買わなくなった。

テレビは高2までドラえもんと日本昔ばなしだけ、ゲームは土曜日の一時間しか認めてもらえなかった。

漫画や雑誌は読んだ事もなかったが、それが普通だと思っていた。

友達の家に行く事も友達を呼ぶことも許されず、男女交際は一切禁止で、一度だけ同級の女生徒を連れて来たが、別れさせられた。

同級の女生徒から年賀状が来ると机を叩いて怒ったり、冷蔵庫に貼っていつまでも文句を言った。

中2の時には母親が兄に対して怒って廊下に新聞を敷き詰め、ごはんやみそしるをぶちまけ、兄に食べるように言ったが、父親と弟は黙って食事をし、兄は泣きながらそのごはんを食べた。


小学校は母親の期待に応えていい子を演じられたが、中学校になると母親の指導もついていけなくなり、遂に中3では母親を叩いたり、部屋で暴れたりするようになった。

兄が自分の手に負えなくなったので弟に力を入れるようになったが、弟も高校に入ってからすぐに不登校になった。

生まれて初めて自分の意思で短大に行ったものの自立する事はままならず、彼女さえいたならこんな事件は起こさなくてすんだと盛んに言っているが、この彼女は母親の代わり、若しくは母親自身だったのだろう。

宮崎勤は死刑でよかったのかどうか考えさせられる事件だったが、手記を読むまでは加藤智大は間違いなく死刑だと思っていました。

しかし弟の手記を読むと、加藤智大は母親との関係を修復した上で死刑論議をする方がいいのではないかと思うようになり、自分が裁判員になるかもしれない事を考えると、非常に難しい事件だなと思うようになりました。


 山口県下関市のJR下関駅で1999年、15人を無差別に殺傷したとして殺人などの罪に問われ上部康明被告(44)の上告審判決で、最高裁裁判長は11日、「残虐、非情で動機に酌量の余地はない」と述べ、被告側の上告を棄却した。これによって死刑が確定する。
弁護側は、被告は当時、妄想に支配されており、心神喪失状態だったと主張していたが、同小法廷は完全責任能力を認めた。

これにより上記の凶悪犯罪の内、加藤被告と共に量刑が決まっていなかった上部被告の死刑が確定した。 
上部被告は九州大学工学部建築学科をを卒業し、精神科に通院しながら、建築会社やコンピューターソフト会社などで働いたが、いづれも長続きしなかった。 
一級建築士に合格し、設計事務所を経営していたが、廃業状態になり、実家で軽トラックで運送業を始めた。

単身で新婚旅行の時に行ったニュージーランドに行っていた妻が、帰国後突然離婚を申し入れた。

同じ頃、台風で軽トラックが冠水して使用不能になり、仕事の意欲が失せ、ニュージーランドに移住したいから費用を出して欲しいと、父親に相談したが反対された。

自分の思い通りにならない被告の苛立ちが頂点に達し、睡眠薬120錠を飲んでトラックでJR下関構内に突っ込み、その後刃渡り18センチの包丁で刺したのである。

この事件の3週間前には池袋通り魔事件(東急ハンズ前で洋包丁ととハンマーを持った23才の造田博が起こした2名死亡、6名重軽傷の事件)があり、包丁だけでは多くの人が殺せないからトラックも使ったと供述している。

秋葉原連続殺人事件の事件と酷似しているこの事件を考えると事件の連鎖が見て取れます。

秋葉原連続殺人事件の前も3月に茨城通り魔事件(金川真大24才がナイフで刺し、死者1名重軽傷者7名)があったが、茨城の事件より多くの人を殺したかったと加藤被告は言っています。


この種の事件を防ぐにはどうするべきかと考えてみましたが、家族の絆というか、家族の関わり合いを深めるしか実効性のある方法はないのではないかと考えます。

家族間の問題は多いと思いますが、ここまでの事件を引き起こす可能性がある事を親が自覚できたら必ず何らかの対処をしたように思います。

上部被告の場合は元々精神科に通院歴があって精神的に弱い上に、奥さんからの離婚申し入れや軽トラックの冠水等不幸な事が重なったのであるからニュージーランド行きも含めてもっと真剣に親が相談にのっていればこんな事件は起こさなかったのではと思います。

加藤被告の場合も母親の躾等のトラウマがあると思われるので、癒してあげられるのは母親だけだったと思います。

現に弟は不登校になった後、後に母親が涙ながらに自分の教育方針の誤りを許して欲しいと言った事があったそうで、それにより弟は救われたようである。

もし同じ様に兄に対しても母親が謝っていたならば、今回の事件は起こらなかったと思います。

勿論一番の問題は本人であり、親に全ての責任を押し付ける気は毛頭ありませんが、救える可能性が一番高かったのは親であると思います。

まだ予備軍の若者は多いと思いますので、可能性が少しでも感じられる親はぜひ親子関係の修復をして欲しいと思います。






コメント

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1 ■これからの世の中に問題ありですね。

まず教育問題でしょうねぇ。教師のレベルが落ちているのかは、わかりませんが、生徒と教師、家族と学校の立場が逆転してると思います。
もちろん、現在の社会環境は問題山積みでしょう。我慢する、目的をもつ、努力する、配慮する…人間が成長するうえで必要なことが社会から学べません。
便利になった分、私たちも含め人間が堕落していってると思います。

今後も無差別殺人は増えると思います。死刑執行で死神扱いしているのも問題、最低限の死刑は必要なことでだと思いますよ。
尊い命を奪い、檻の中で守られて生きる。檻に守られてなければ、速攻で殺されるでしょうからね。

2 ■やまBぃさんへ

社会に一番の問題があるのは間違いないと思います。
しかし効果的に世の中を変えるとするならば、子供の教育段階で正しい教育をする事が結局は近道だと思います。
つまり、親や先生に正しい子育てや教育をしてもらう他ないと思います。
教師は相互チェックで問題のある教師の再教育や配置転換等で対処可能だと思います。
問題は親の方で、子供の状況から間違った親を探し出し、どう是正していくかになると思います。
難しい問題ではありますが、地道にやらなければ同様の事件は今後も増え続けると思います。

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