カブログ君の音楽と株

音楽はさくら学院・BABYMETAL・乃木坂46・欅坂46等若者中心に紹介しています。
歌手は中元すず香・堀優衣、アイドルは中元日芽香・長濱ねる・岡田愛推しです。
株は高配当をNISAで仕込み、優待を楽しみ、リートと注目銘柄で小勝負しています。


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(6-32)最後の願い


どういう家庭をもちたい?
どういうことを妻にもとめる?

どういう夫でありたい?

河原さん

kawahara kawahara

My dear Ryuji


河原さん、あなたへの想いは日々募っております。
側に居させて 

今日は木曜日です。

日曜日までにはあと三日もあります。

毎日お遭いできたらどんなに嬉しいでしょう。

毎晩一緒に眠ることができたら


名言:一生涯ひとりの異性を愛することは,一本のロウソクが生涯燃えることと同じである。byトルストイ

名言:恋愛は永遠である。それが続いているかぎりは。byアンリ・ド・レニエ

名言:尊敬ということがなければ、真の恋愛は成立しない。byフィヒテ


彼女は37歳で逝ったが、日記は存在し続け、今、死ぬまで忘れなかった人の元にある。

「死ぬまで私のことは覚えていてほしい」という二つ目の願いも叶えられた。

その証がこの小説である。


彼女の最初の結婚は姑との折り合いが悪く、3年目に離婚したらしい。

つまり、彼女から会社に電話があった時は既に離婚していたのだった。

翌年、最後に偶然会った時もまだ二度目の結婚をしていなかった。

あの時、じっくり話を聞いてあげれば、お互いこんな人生は送らなかった。

その数年後、彼女は二度目の結婚をしたが、旦那さんは給料を一切渡さない遊び人だったようだ。

その為、彼女は慣れない営業の仕事をしていたらしいが、足らずに高金利の借金もあったようだ。

交通事故で亡くなったが、保険金は旦那が全て取り込み、借金だけは彼女の実家に廻したようだ。

僕があなたの人生を狂わせたのかもしれない。

罪滅ぼしに僕が死んだら君の写真と一緒に燃やしてもらおうと思っています。

もう僕も40代後半になったからこれから結婚できるかどうかは怪しいけれど、君の分まで精一杯生きる

つもりです。


最後に君との結婚を僕の母が反対した理由を書きます。

一つは僕の死んだ姉と同じ症状の君の病気の事、もう一つは宗教の事、最後の一つが一番大きな理

由ですが、君はまだ知らない可能性があるからやっぱり伏せておきます。

でも僕自身はあの時点で全ての問題を克服できる自信があったし、今でもそうです。

あの時の母親の自殺もしかねないほど異常な拒絶反応さえなければ・・・。

父が亡くなり、一番強く反対していた僕の母も認知症になり、今では反対する人もいなくなりました。

兄は賛成してくれていますので、君が生きてさえいてくれたらと思うと、悔しくて涙が止まりません。

君のお母さんも今年亡くなり、お父さんも痴呆気味になっており、君のお姉さんが面倒見ています。

多分もう君以上の人に出会う事もないだろうから、このまま一生独身で終わりそうです。

すぐには行けないけれど、あの世という所があるのなら、待っていて下さい。

僕の心の中に生きている君と一緒に精一杯生き抜いて、君に褒められるように残りの人生を送りたいと

思います。




7月23日以来、約4ヶ月書いてまいりましたが、今回で終了です。

今までご覧頂いた方には厚く御礼申し上げます。

感想や質問等があれば、プチメかコメント欄でお願いします。

差し支えのある内容の質問はプチメのみ受け付けますので、よろしくお願いします。

長い間、お付合い頂き、ありがとうございました。

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(6-31)二度目の再会シーン


そこまで読んだ時、椅子から立ち、ベッドに横たわり、思わず日記を抱きしめた。

もう一度、会いたい。

涙が頬に伝った。

夕日が風で揺れたカーテンの隙間から顔に伸びてきた。

その柔らかな光は頬の涙を拭っている彼の手の指の様に思えた。

別れてから二年経った。

少し涼しくなってきた九月の半ば、照明を点けていない暗い部屋で、一人の女性が昼の片づけが終わ

り、暫しの休憩をとるため椅子に座り、テーブルに肘をついて物思いに耽っていた。

頭の中で想像していた結婚と現実のギャップに失望を覚えた。

そして姑との関係を上手く出来ない自分にイラつくことがたびたびあった。

もしかしたら、この結婚は失敗だったかもしれない。
私はこの家の嫁として向いていないのかもしれない。
結婚してもう二年も経つのにまだ子供を産めない私は女として失格なの、だから・・・。

とつい考え込んでしまう。

気の晴れない毎日だった。


あの人は今どうしているの?
あなたと付き合っていたのは僅かな時間だったけれど、私にとっては宝石の輝きのようだった。
誰かの声がする、我に戻った。
「失礼します」
「失礼します」少し大きな声で、店先から男性の声が聞こえた。
「はーい」と、言って売り場へ向かった。
二人の男性がいた。
その内の一人の男性が、まさか、はっとした。
二~三秒声が出なかった。
信じられない。
同じように彼も信じられないと言う、驚きの表情をした。
「ここへお嫁に来たんだ」と、声を詰まらせながら笑顔で言った。
「ええ」と、答えた。

その笑顔はこの2年間一日も忘れなかった。

以前付き合っていた時、私に向けていたものと同じだった。

懐かしさと愛しさで一瞬たりとも目を逸らさなかった。

彼は私を忘れていなかった。

口にこそ出さないけど、今でも私に思いを寄せていることが、彼の切ない目ですぐ分かった。

直ぐにでも彼の胸に飛び込んでいきたい気持ちになった。
「今日はどうしんたんですか?」と、尋ねた。
「営業で回っていて、偶然ここに入ったんだ」と、彼は言った。
こんなことが本当にあるのね。
さっきまで貴方のことを考えていた。
そのタイミングで、再会できるなんて、信じられない。

別れる時、「さよなら」と彼に言わないで良かった。

必ず会えると信じていたから・・・。

二つの願いの一つ目が今日叶った。




次回は(6-32)最後の願いです。お楽しみに





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(6-30)里帰りのシーン


今、部屋で日記を手にしている。

彼には言わず、私一人で決めた。

貴方との約束をこれからも守りたい。

彼のことを書いたページを読むと淋しくなるのは分かっている。

でも残しておこう。

何かの折にあの時を懐かしむために・・・。

彼と別れた。

その年、別の人と見合い結婚をした。

久しぶりに里帰りして、部屋に残しておいた日記を手にした。 

結婚する時、燃やさないで良かった。

この中にはあの時感じたことや、彼が言った言葉や優しさが全て詰まっている。

月日がたち記憶が薄れてもこれを読んだらあの楽しかった時に戻れる。

ページをめくり、一番印象に残っているシーンを読んだ。


公園で貴方が手に優しくキスをした。
初めてのキス、そして貴方は切ない目でありがとうと言った。

手でなく、口付けが一番だけど、内気な貴方にこれ以上望むのは無理ね。

でも嬉しかった。

初めて男性が私の手にキスをした。

おとぎ話のシンデレラのよう・・・。

感激で胸が高鳴り、手を頬に触れると、胸と首と頬が瞬間的にピンクに染まったのを感じた。 
目を閉じ、手に残ったキスの余韻に浸った。
目を開けると手が私の胸にゆっくりと伸びてきた。

触れた瞬間、目を閉じた。

心臓が再度高鳴った。

キスされた時よりも大きな鼓動だった。

でも怖さは感じなかった。

いつかはあると思っていた。

今がその時ね。

男性が好きな女性の体に触れるのは当然よね。

でも優しくして・・・。

貴方は知らないでしょう。

言ったことないものね。

男性が私の胸に触れるのは初めてなの。

初めは手全体で軽く触れていたが、徐々に指に力を感じ、大胆になってくる。
左の乳房が彼の手の中で、潮の満ち引きのようにゆっくりとしたリズムで上下に動いている。
次に親指が何かを探すかのように今度は左右に少しずつ這い始めた。
彼の指がくすぐったい。
今、何を考えている?

私は少し恥ずかしい。

でも幸せよ。

好きな人・・・。


暫くして、彼の手が突然離れた。 
と、同時にそれまで閉じていた目を開けた。

慌てて、タバコを吸いはじめた。

私の視線をそらして照れていらした。

そんなに照れることないのに・・・。

あの時、胸に残った彼の手の平の感触が今でも忘れられない。




次回は(6-31)二度目の再会シーンです。お楽しみに




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(6-29)別れのシーン


車では二人は無言だった。

そしていつもの場所で停車した。

心の中で
「貴方の私に対する想いは真剣だったのは知っている。私も貴方が好きだった」
「当然のように二人は結婚の約束をした」

「それなのに何故、私と別れたいの?貴方の本心がどうしても分からない。でも貴方の性格は他の誰より

も知っているから、理由を聞いても決して言わないでしょう。理由を聞いたら貴方を苦しませる。それだけは

できない」

「理由も聞かされず別れるなんて、貴方を慕い続けた私はこれからどうしたらいいの?」

「貴方の思いやりに満ちた態度が突然変わるなんておかしい。だって今迄ケンカを一度もしたこともない関

係だったのに、どうして?」

「何か言って」
「分かった。理由は聞かない。代わりに一つだけお願いがある」
「死ぬまで私のことを覚えていてほしい。私も貴方との楽しかった思い出は決して忘れないから」

「約束よ」と、声に出して言いたい。

貴方に「約束するよ」と、言ってほしい。

その一言だけでも聞きたい。

その一言があればその言葉を心の糧として生きていける。と、心でつぶやいた。


突然、「さようなら」と彼が苦悶の声で言った。
流れる涙を無理やり抑えている、擦れた声だった。
こんなに悲しそうな声は初めて聞いた。
苦しんでいるのは私だけではない。
貴方も苦しんでいる。
それを知り、悲しみが二倍になった。

その声で決意が変わらないことを知った。

そしてその声で、今も私を好きだということを知った。

お会いするのはこれが最後なのね。

声を聞くのも、あの楽しかった二人だけの時間を二度と経験できないのね。

今、「さようなら」と言ったら、二度と貴方に会えない予感がする。 
もう一度、あなたに会いたいと願っているから「さようなら」とは言わない。

ごめんなさい。

貴方は私に言って欲しかったのでしょう。

車から降り、ドアを閉めた。


最後の別れに貴方の苦しみに満ちた表情を見たくない。
楽しかった時の笑顔だけ覚えておきたい。
私の辛い顔を見せたくない。
楽しかった時の笑顔だけ覚えて欲しい。

だから決して振り返らない。

自宅に戻った。




次回は(6-30)里帰りのシーンです。お楽しみに




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(6-28)恋心


岡山のシティホテルでの出来事だった。

一階でエレベータのドアが開き、60代後半の4人の女性と一緒に入った。

ドアが閉まりかけた時、結婚式の最中であろう新婦が化粧直しの為か、急ぎ足で付き添いの女性と入っ

てきた。

後から入ってきた二人の女性は、すぐ2階で降り、自動でドアが閉まった。

それまで無言だった4人組の1人が、「私、もう一度結婚式したいわ」と羨ましそうに言った。

「でも、あなた旦那さんがいるじゃない」と別の女性が指摘した。
「そうね、でもあなたはできるんじゃない」と、三人目の女性に向かって言った。
「去年、旦那さんが亡くなったのだから」
言われた女性、「そうだ、結婚できるんだ。今、気が付いたわ、私どうしよう」と、照れくさそうに言った。
他の三人の女性達は一斉に笑った。
会話の一部始終を聞いていた僕もつられて、ほほ笑んだ。
幾つになってもロマンチストな女性たちによって、冬のソナタが放映されて以来、ぺ・ヨンジュン旋風が日

本で吹き荒れたのも無理もない。


ロミオとジュリエットの有名なバルコニーのシーンのセリフ

「ロミオ、あなたは どうしてロミオなの?私はキャピュレットの娘、あなたはモンタギューの息子。どうして

私達は出逢ってしまったの?どうして愛し合ってしまったの?」と、バルコニーでジュリエットが独り言を

言った。

それを下にいたロミオに聞かれてしまう。

ジュリエットは恥ずかしかったが、本音を聞かれてしまった以上、ロミオと話さざるを得ない。

日記を書いていた時、僕が読むことを彼女は予想すらしなかった。

デートをしている時には恥ずかしくて言えなかったことを、今日記を介して伝えたことを、喜んでいるかど

うかは不明であるが、とにかく読んでしまった。

その事実に天国にいる君が、わめこうが騒ごうが後の祭りである。

悔しかったら夜中に幽霊になって出てごらん。

君なら大歓迎だ。

但し注文がある。

一つは僕と付き合っていた時の年齢で、二つ目はヌードでね。

くれぐれも死に装束を着て出ることだけは勘弁してほしい。




次回は(6-29)別れのシーンです。お楽しみに







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(6-27)肌がつるつる


5日でどれだけ輝くようになったか、
あなたはいつも一生懸命だから
河原さんの為に努力しようという気になるから・・・不思議、
今、私の肌つるつるよ。

あの私は最後まで証だから愛情の鏡とってこようか・・・・日に日に想いが募り、日に何度も胸が切なくなり

ます。


最近WOWOWで放映されたドラマ、原作:唯川恵 /恋せども、愛せども を観た。

1955年、石川県出身。

1984年「海色の午後」で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビュー。

肩ごしの恋人で、第126回直木賞を受賞。

愛がなくてははじまらない、人生は一度だけ、ため息の時間など著書多数。


出版社/著者からの内容紹介

いくつになっても、人は誰かを求め、恋を待っている……

祖母、母、娘たち三世代の女性の恋と仕事、結婚。

すべての世代の女性たちが共感する恋愛長篇。


そのドラマの中で岸惠子が演じる役柄は69歳で近く結婚する予定があるという設定だった。

その女性の肌が突然、つるつるになったというセリフがあった。

日記に書かれていた文言と同じだった。

十代や二十代ならともかく近々七十歳に手が届く女性の肌がつるつるになるとは、男性には信じがたい

現象である。

女性は恋をすると美しくなると聞く。

ということは生涯、恋する対象がいたなら幸せを感じながら一生を終えることになる。





次回は(6-28)恋心です。お楽しみに



 


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(6-26)結婚のイメージ


よりよく生きよう。

いろいろなことにこだわりを持とう。

生活を大事にしよう。

生まれて初めてのような気がする。

何度もハンカチで涙をおさえた。

真面目に取り組んでいく。

短気? 短所、いろいろな意見の食い違いは、生まれてくるだろうけど一人の男性として一人の人間として

尊敬していけると思う。

自信、どこかささえてあげなくては、ポキッともろく折れそうなところを感じます。

あなたはいつも一生懸命だから幸福な結婚、愛情、苦しさを乗り越えていくの?
どうやって生活していこう。
それが課題、家庭内の一切の事、できるのかしら、この私に、でも河原さんの為に努力しようという気に
なるから・・・。

偶然の再会後、まだ1ヶ月も経っていない時の日記である。
感想を述べる。

女性の優しさが、無数に散りばめられていて一人の男性に対して犠牲的ともいえる愛情を惜しみなく表

現しているように思える。

次にこれほど僕のことを想ってくれた女性が存在したという事実に改めて喜びを実感した。

それに引き換え、当時の僕が考えていたことは、崇高とも言える彼女の結婚生活を想像した内容に対し

てあまり上品でないことを考えていた。

その比較がなんともおかしくて仕方がない。


結婚している女性には理解できると思うが、ずばり抱きたかった。

何も身に着けていない彼女と一晩・・・、結婚をしたら、朝と晩は必ず・・・、週末は最低・・、キッチンで料

している彼女に・・会っている時も一人のときも四六時中そんな空想をしていたが彼女の前では紳士的

振舞っていた。

簡単に言えば、発情期のオス犬がメス犬を見て、飛び掛っていく状態だった。

理性という細い紐が首に繋がっていたので、襲い掛かりたいという願望を無理やり抑えていた。

ところが何かの拍子に、その細い紐が切れた瞬間、キスをしながらブラウスのボタンを慣れない手つきで

し、スカートの中に手を入れていたことは確実だった。

その時、受け入れてくれる可能性を今、推測すると90%以上はあったと思う。


名言:性本能なしにはいかなる恋愛も存在しない。恋愛はあたかも帆船が風を利用するように、この粗野

な力を利用する。byオルテガ・イ・ガセー



次回は(6-27)肌がつるつるです。お楽しみに


 

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(6-25)韓国映画を見て


彼女と別れてから恋愛映画、恋愛ドラマ、恋愛小説等、恋愛という名のつく類は一切観なかったし、読ま

なかった。

心のどこかに拘りがあったのだろう。

ところが冬のソナタを観て以来、涙を誘うタイトルの映画やドラマを十数年間のブランクを埋める目的なの

か、それとも心と体が欲したのかは分からないがひたすら観続けた。

また本屋さんへ行って冬のソナタに関係する本を沢山購入した。

そして車で聴く音楽も上記で述べたサウンドトラックを流した。

そのせいか心のどこかにある隙間が少し埋められたような気がした。

最近見た映画で印象に残っている映画がある。

題名はラブストーリーで原題はTHE CLASSICCで韓国映画である。

同じ脚本家が、猟奇的な彼女や僕の彼女を紹介しますも制作しており、日本でも公開されて若者にヒット

したようである。


「THE CLASSICCの紹介」

演劇部の先輩サンミンに恋する女子大生のジヘ。

彼女はある時、同じくサンミンに想いを寄せる友人からEメールの代筆を頼まれ、引き受けてしまう。

ある日ジヘは家の棚の奥から、母ジュヒが大切にしている小さな木箱を見つける。

入っていたのは、35年前に書かれた日記帳と何十通もの手紙。

おそるおそる読み始めたジヘは、若き日の母の切ない初恋の物語を知る…。

とまあこんな冒頭から始まるのであるが、もう何回も観てしまった。

自分の体験と重なる部分のシーンがあったことも理由の一つであるが、なぜか何度も観たい映画である。

以前にも紹介したドラマ、冬のソナタを筆頭に韓国ドラマや映画は愛に対する純粋性が生き生きと描かれ

ている作品が多くある。

彼女の日記も同じ雰囲気を持っているせいか、数行の文章からイマジネーションが無限に広がった。

つまり純粋性を強く持っている人が創作した作品は仮にそれがフィックションでも、ストーリーに無理があ

っても魅力的になると思う。

もし、書き手が10行の文章を書いた。

読者がその文章から100行、1,000行のイメージを膨らませたなら、その10行の作品は間違いなく傑作

である。

また日記から感じたことであるが、書き手の感性が作品の良し悪しに関係すると思う。

感受性の高い人は些細な事にも興味を示し、そこからイメージが無数に湧くので、作品に多様な色付けが

できる。

まさに彼女の日記はそんな作品である。 

その反面、書き手の感受性が鈍く、また愛に対する純粋性が低い人が書いた恋愛小説や映画やドラマは

どれほど読者や観客に受けを狙う表現が上手くても、観終わった後、爽快感は感じないし、嫌味を感じる。

つまり作品の内容以上の想像力は働かないし、単にストーリーの面白さを追求しただけの作品である。

言い換えると5年も経ったら世間から忘れられる存在になる。

くどいようだが再度繰り返す。

人間性に愛や感性の希薄な人の作品は、見た人に魂を揺さぶるような感動を与えることができない。

同時にその作品がどれほど秀逸であっても受け手側が希薄ならば感動を受けない。

今はネット社会である。

時々、読者も星の数ほどあるホームページで色々な文章を読むこともあると思うが、私自身読んでいて読

み応えありと思える文書は全体の1%にも満たない。

何万、何十万人の書き手がいても感性の高い人や純粋性を持った人は少数である。

質の高い作品に巡り会いたなら是非文学を紹介しているページをご覧になっては如何であろう。

例えば青空文庫というホームページをお勧めします。

作成者の質の違いに愕然とするはずである。

愛の純粋性を徹底的に描いた代表的な作品としてロミオとジュリエットという戯曲は時代を超える傑作であ

ろう。

この作品は間違いなくこれからもずっと世界中の人々に読まれているに違いない。





次回は(6-26)結婚のイメージです。お楽しみに




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(6-24)レストランでの会話


私がレモンスカッシュ、河原さん、ピラフをとても美味しそうでした。

ケーキ、最高ですね。

口の中で一つ一つとけて程よい甘さとさっくりした舌ざわり


彼女とのデートの約束時間は日曜日の午前11時だった。

前日か前々日に電話でデートの約束をしていた。

当日は食事をせずに会っていたので、ちょうどお腹が空く時間だったので、パターン的にまず食事というス

ケジュールになっていた。

僕もそれなりに美味しい店は知っていたが、待ち合わせ場所から結構時間を要したので、空腹感に負けて

しまい、つい手短に市内へ向かう途中の道の傍らにあるファミリーレストランで食事をした。

当時、彼女はスポット的にアルバイトをしていただけなので、あまりお小遣いは持っていなかった。

ある時、お母さんと一緒にスーパーへ買い物に行って、大好きなイチゴをお母さんに買って欲しいとおねだ

りしたが、買ってくれなくて悲しかったと言った。

その話を聞いて思った。

可愛い。

すぐ抱きしめたい。

こんなエピソードを聞かせてくれる女性なんてめったにいない。

「僕と一緒に生活するようになったら、毎日デザートにイチゴを食べさせてあげるからね」、と心で呟いた。

当時24歳だったが、小学生か中学生の女の子の会話を聞いているような、少女の一面も持っていた。


店内に入ってメニューを見る。

価格は一番高いのでも、1,500円程度だった。

無理も無い。

こんなローカルな場所にあるファミレスでは何万円もする料理を注文する人はまずいない。

僕が注文したのは700円のランチだった。

彼女も同じものにした。

日記では僕は本当に美味しそうに食べていたと書いていたが、時間的に空腹だったのであまり美味しく

なくてもどんどん箸が進む。

彼女を見た。

幸せそうな表情で食事をしていた。

女性と食事をして、こんなに嬉しそうな顔をしながら食べる女性を初めて見た。

デザートの後、コーヒーを飲みながら彼女は言った。

「河原さんと会って食事をするのは毎回楽しみにしているの」
「家では、母が作る料理は安い素材を使って作るから、あまり美味しくできないの」
「それにひきかえ、こんなゴージャスな食事ができて幸せ」と、素直に自分の気持ちを言っている。
700円のランチで、これほど感謝されるとは・・・。
うー可愛いー。

これほど自分を飾らない女性がこの世に存在するの?

信じられない!

彼女がより大切な存在に思えた。
一週間に一回だけの食事なのにごめんね。 
僕も幾つかのムードが良くて美味しい店は知っている。
次はもっとデラックスな食事に招待するからね。 
と思うのだが、その後のランチもつい空腹に負けてファミリーレストランへ入っていた。 

彼女の家の門限が6時だったこともあり、洒落たムードのフランス料理の店で一度もディナーに招待して

あげることは出来なかった。





次回は(6-25)韓国映画を見てです。お楽しみに






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(6-23)積極的な彼女


カセット交換事件から二月後のことである。

車を運転している時、彼女の右手がふと上がったような気配がした。

そして僕の髪に無言で優しく愛おしい手つきで触れている。

車はかなりのスピードが出ている。
これは不味い。
今まで僕に指一本触れようともしなかったのに・・・。

付き合い始めてから僕の知っている女性とは別人だ。

今日は積極的だ。

君が好きで好きで、そして抱きたくて堪らない男性にとって、その挑発は自制心を狂わせてしまう。
「この結末がどういうことになるか、君は知っている?」と心の中で叫んだ。 

このままでは、ハンドル操作の誤りから事故を起こす。

今すぐ急ブレーキを踏んで車を止めたいが、すぐ真後ろには車間距離が余りない車が後続している。

即、彼女に襲い掛かりたい願望で、車の中の空間はガソリンから気化されたガスで充満している。

まさに一触即発のムードになっていた。


突然、黄信号が点灯した。

僕に触れたいという衝動から出た行為でも、今は駄目だ。

こんなことを言ったら恥ずかしい気持ちにさせるが、「あ~、びっくりした。運転中は駄目だよ」と正面を向

いたまま、優しく言った。
声に反応して、すぐさま触れるのを止めた。
無意識に好きな人に触れていた自分に気が付いたようだ。

またしても両手を両頬に当てて十分程俯いていた。

彼女の頬と首は前回よりも濃いピンク色に見えた。

その姿から自身の行動をコントロールできないくらい、僕を好きになっている。
その事実を認識して幸せな気持ちに浸っていた時に、今のタイミングなら、どこかで車を止めて、彼女の 

気持ちに応えるために、助手席に押し倒してキスを求めても、ブラジャーを取っても、乳房に触れても無

条件で許してくれ、場合によってはラブホに行けるかもしれない。 

絶好の機会だということを綺麗さっぱり忘れていた。

それほど僕は幸福感に満ちていた。


名言:快楽の対象とされていないのは、愛されている女性である。byボードレール




次回は(6-24)レストランでの会話です。お楽しみに





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