カブログ君の音楽と株

音楽はさくら学院・BABYMETAL・乃木坂46・欅坂46等若者中心に紹介しています。
歌手は中元すず香・堀優衣、アイドルは中元日芽香・長濱ねる・岡田愛推しです。
株は高配当をNISAで仕込み、優待を楽しみ、リートと注目銘柄で小勝負しています。


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(6-21)海の思い出


海水浴場の松原、欝蒼とした感じの林、松林の向こうに海の姿、寄せてはかえす波、穏やかな海、陽光
がきついのに風が肌に少し冷たい。
秋風っていうのかな?

ハイヒールに砂が入ったの。

砂を靴から出すときに手を貸してくださいました。

ささえて下さったの。

どきっ

だから手に手を重ねるだけで、死にそうに胸が痛むのでしょうか?
大事にしていきたい。


女性が好きな男性に手を握られる心理を表現した内容である。

海水浴場の海岸をデートしていた時、ヒールに砂が入っった。

当然男性が砂を出すために、女性の手を支えるという自然な行為を強い印象としてと書いていた。

女性を好きになると本能的に体に触れてみたいという気持ちは男性なら常に思う。

恋人が困っているのをみたら合法的に手を握るチャンスである。

僕はパブロフの犬のように反射的に手を差し出した。

初めて触れた感触は可愛くて柔らかな手だった。

ラッキーと思った瞬間、まるで怯えている兎のように指先が震えだした。

その異常とも思える震えは、男性に手を握られるのを嫌っている無言の意志と判断して砂を出し終える

やいなや手を離した。

次に彼女は腕を曲げ、胸の前で触れていた手をもう片方の手でゆっくりと包み込み、頬を少しピンク色に

して俯いた。

初めて男性に手を握られたので、恥ずかしかったのだろうと思ったが、一分間近くも黙って俯いているの

を見て、徐々に心配になってきた。 

おいおい!ちょっと長すぎる。

何が起きたんや!

親切心から手に触れたことで、精神的なダメージを与えたかもしれない。
ごめんね、もう二度としないと申し訳ないという気持ちになった。

これからはアクシデントで手に触れる場合も事前に了解を得ることを胸に刻んだ。


なんて繊細な女性だ。
もしかしたら結婚するまで手も握ることもできない関係になるのか?

当然キスはだめだろう。

間違いない。

ちょっと手に触れただけでこの反応、偶然手がお尻に触れたらどうなるだろう。

弁解する時間も与えられずに平手打ち、そしてジ・エンド!

うー、悲しい。

悲しすぎる。

このガラス細工のような感性の女性とこれからどう付き合っていたらいいのか、答えが見つからない。

難しい。

僕のそんな心配をよそに、日記は違っていた。

恥ずかしさだけではなかった。

好きな人に手を握られた喜びが、胸の高鳴りとなり、それが指に伝わり、手の温もりが余韻として長く残

っていたと読める。

まるで幸福感に満ち溢れた文面になっていた。
えっ、つまり精神的なショックは日記のどこにも書いていない。


今更遅いが、ムカッとした。
「お前なあ、そんな紛らわしい真似をするな!一分間も俯いている姿を見て、どれだけ心を痛めたか、わ
かっとるのか!」と声を大にして言いたい。
あまり男性には理解できない心理、好きな人だけにしか手を握らせない。
好きな人に手を握られることは恥ずかしくもあり喜びでもあるという、デリケートな乙女心をこの日記で知った。

彼女の手に触れたのは僅か2回しかなかった。

こんなことなら、つき合っている時にもっと手を握っていたらと後悔した。

名言:どうしてもどうしてもさわりたくて、気が狂うほど、もういてもたってもいられなくて、彼女の手に触れ

ることができたらもうなんでもする、神様。by吉本ばなな





次回は(6-22)カセット交換です。お楽しみに




株の話


第31回トレプロ杯『底がわかったら皆が10億長者?ダービー』が終わりました。

今回は金曜終値6,490円の4848フルキャストHDでエントリーしました。


本日の終値は6,260円で-3.5%と冴えない結果に終わりました。


反発期待のリート銘柄の週間騰落率をチェックしてみました。

底値からの上昇率の小さい銘柄がよく騰がったようですが、動きが激しくついていけません。


 銘柄                      10/27日始値   10/31日終値   上昇率

①8962日本レジデンシャル            42,300円     52,000円   +22.9%

②8978アドバンス・レジデンス        238,200円    239,000円    +3.3%

③3226日本アコモデーションファンド    411,000円    474,000円    +15.3%

④8968福岡リート                374,000円    380,000円    +1.6%

⑤8982トップリート               265,000円    259,900円    -1.9%

⑥3234森ヒルズリート              291,100円    261,000円   -10.3%

⑦8953日本リテールファンド         330,000円   351,000円    +6.4%

⑧8975FCレジデンシャル           182,000円   146,900円   -19.3%

⑨8956プレミア                 272,000円    210,000円   -22.8%

⑩8972ケネディクス不動産          163,300円   140,000円   -14.3%




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(6-20)二人の会話


窓ぎわのトットちゃんの話、コルベ神父の話、河原さんの知り合いの牧師さんの話、アウシュビッツ収容
所の話、ヒトラーの話、三島由紀夫の話、川端康成の日も月もの一節が頭の中にうずまいていたのよ。
いつでも反故にすることができる。

彼女との会話は楽しかった。

上記から分かるように好奇心が旺盛だったせいか、音楽・テレビ・ラジオ・映画・絵画・新聞・書籍等から

貪欲に情報を吸収し、彼女の感性で消化し、大量に蓄えていた。

その豊富な知識の中から僕が関心を引くと思われるテーマを選択し、メリハリの利いた話をしてくれるの

で、彼女の話でつまらないと思ったことは一度も無かった。

どの話題も興味深く聞け、彼女の主張に共感を持った。

この女性は生まれてから何冊の本を読んだのだろう?

恐らく千冊以上だろう。

もしかしたら三千冊を超えているかもしれない。

本は読んだ分だけ、その人の人生が豊かになる。

百冊読んだら百冊なりの人になるし、千冊、一万冊読んだら千冊、一万冊の人になると言う話を聞いた

ことがある。

彼女の人間性や人生哲学は小学生の時から読み続けた様々な本からの影響が色濃く反映していた。

相手をリラックスさせる雰囲気づくり、相手の好奇心を刺激するテーマの選択、一年間、毎日違う話をす

ることができる知識量、尊敬できる人である。


また彼女の観察力という名のレーダーは感度が高かったので、話に僕が適当に相槌を打っているかどう
かは瞬時に見破る能力があった。
少しでもそんなそぶりを見せると、直ぐに他のテーマに話題を変えることができる人だった。

つまり話を聞く相手としては文句なしの女性だった。

そんな風に僕が思っていることを彼女は敏感に感じた。

「これほど心の通じ合う、同じ感性を持った男性は他にいなかった」と。

その発見は恋人と会話を楽しむことも、付き合っていく中で大切な要素であると考えていた彼女にとって、

より幸せな気持ちにさせた。

問題は僕だった。

何を話したら興味を引いてくれるか、テーマを選ぶのに常に戸惑いを感じたが、例えば学生時代に学んだ

政治学、法律学、外交史という女性にとってはあまり関心がないと思われる内容でも、つまらないという

表情を一切見せず、一言も聞き漏らさないようにしていた。

可愛いくて思いやりがある、こんな子は滅多にいない。 

一万人に一人の美人ではあるが、会話を楽しむ対象と考えた場合はその一桁上の女性だった。


二人のやり取りの中で記憶に強い印象として残っている話は上記に書かれている窓際のトットちゃんを

読んだ感想を話してくれた時のことである。

まるで小説の主人公になりきったような口調で、まる暗記している一つ一つのセリフを流暢に語った為、

面白いやら可笑しいやら、楽しい一時を過ごした。

目の前で楽しそうに話をする女性がいる。

美人で、スタイルが良くて、初々しくて、話題が豊富で、気配りのできる女性が僕を好きになっている。

これは夢ではないか?

別れてから十数年経つが、彼女のような感性を持った女性はいなかったし、これからも出現しないような

気がする。

本当に神様からの贈り物であったとしか思えない女性であった。 




次回は海の思い出です。お楽しみに



 


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(6-19)旅行の話


夏至の日に結婚式
新婚旅行は憧れの北海道、祈りして叶わざるなし・・・


音楽の感性が似ているということは、彼女だけでなく僕も嬉しかった。

一緒に美しいメロディーを聴いて、同時に幸せに満ち溢れた感覚になる。

それは恋人達にとって至福の時間である。

2回目のデートだった。

クラシックでは何千とある曲の中から偶然にも彼女の一番のお気に入りの曲が流れた。

そのメロディーは好きな人と一緒に時間を過ごしているという、幸福感を何倍にも倍加させた。

つまり、この曲はロマンチックな気持ちにさせるトドメの一撃になった。

曲を聴いている間、陶酔した感覚に陥ったのも無理はない。

女性を心地よい気持ちにさせる作戦としては、生涯最高の成功だったのではと今思う。

愛しい女性が隣の席で起きてはいるが、目を閉じ、甘美なメロディーに浸っていた。

10月にしてはフロントガラスから入る日差しは少し強く、冷房の風が心地よく前方から肌に流れていた。


そんな雰囲気の車内で北海道を旅した時のことを話し始めた。

彼女は目を薄く開けた。
この感じ、北海道の9月に似ている。
少し強い日差し、爽やかな風、函館の異人館通りに洒落た喫茶店があったので中に入った。
大きな窓からは美しい函館の風景が一望でき、ちょうど夕日が落ちようとしていた。

店内ではバッハの曲をピアノ演奏していた。

他にも客はいたが、静かに聴いていた。

そこで出されたコーヒーは本当に美味しかった。
なんとも、心地よい気分になった。

その時、心に誓った。

次にこの店へ来るときは好きな人と一緒に来たい。

その女性と幸せな時間を共に過ごしたい。


「今度、一緒に北海道を旅行しない?」
無言
「駄目?」
無言
彼女を見た。
何かイメージしているのか、目を軽く閉じていた。
曲は第4楽章の有名な旋律であるアダージェットのパートになっていた。

こんな話、まだ付き合って間もないから、気分を悪くさせたかなあとちょっぴり後悔した。

でも日記では二人の新婚旅行先は想像力の豊かな彼女が、僕と相談せずに既に決めていた。




次回は(6-20)二人の会話です。お楽しみに





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(6-18)音楽の話


音楽を聞いて心洗われる思いがするのは心が、生命が、ゆったりと落ち着いているからでしょうか?
NHKのFMを聴きながらものを書くということを久しくしていませんでした。

ショパンの曲が流れています。

とても柔らかな繊細な音、まるで夢見るような微瞳むような曲です。

車にカセットテープ、短くも美しく燃え、ブラームス弦楽六重奏曲第一番変ロ長調、映画恋人たちより、河
原さんの一番好きな曲、私もこの曲集持っているの。
マーラー交響曲第五番嬰ハ短調、イタリアのルキノ・ヴィスコンティが映画化、ヴェニスに死す、私この曲
を探していたの。
もう震えが来るくらい陶酔。


二人ともクラシックが好きだったが、デートは日曜日で且つ門限が6時という決まりがあったので、ウィー

少年合唱団のコンサートとピアノコンテストをテーマにしたコンペテションという映画を一緒に見た記憶し

かない。

クラシックのコンサートは通常平日の7時から開演するので、時間的に無理だった。

日記に書かれているブラームスの弦楽六重奏曲第一番変ロ長調、第二楽章は大学在学中に初めて聴

いた。

将来好きな女性と一緒に聞きたいと、決めていた曲だった。


クラシックとの付き合いは小学生の時からだった。

レコード店に行き、店の主人にクラシックの曲を買いたいのだが、何かお勧めの曲はないかと尋ねた。

それに応えてベートヴェンのピアノソナタ月光の第一楽章を流してくれた。

一分間聴いて、オーバーな表現だが脳天に楔を打ち込まれたような衝撃を受けた。

世の中にこれほど美しい旋律があるのか?
本当にこの作品を人間が作ったのか?
それも200年も前に、信じられない!
凄い!

なんとも心地よい気持ちにさせてくれる。

名前はよく耳にしていたが、このベートヴェンという人は人類の宝だと、そんな感想をもった。

このピアノソナタを300回以上は聴いただろう。

その結果、20分近い曲のメロディーを暗譜してしまった。

テレビで流れている歌謡曲や演歌やポップスしか知らなかった僕には、このクラシックというジャンルの

発見は大きな金脈を発見したように感じたと同時に、クラシックが理解できない人がこの地上に存在す

ることを当時は理解できなかった。

男性ばかりか、当時も今もクラシックを理解できる女性は日本では少数派である。


彼女の嫌いなジャンルにも稀には美しいメロディーの曲もあるが、クラシックに比べたら圧倒的に少ない。

日本人の脳の構造上、オーケストラの調和の取れた美しい旋律を聴いてイメージを膨らませ、そして音

の激流の中に身を委ねる能力が本質的に欠けているのかもしれない。 

今、日本で流行りの曲が100年後、300年後、何曲残っているだろう?

また他国の人の魂を揺さぶるようなメロディーを創作する作曲家が日本で出現しないのか?

アニメや漫画という文化が世界中に浸透しているのに、何ゆえ音楽文化の発信ができないのかを考える

と、悲しい気持ちになる。



次回は(6-19)旅行の話です。お楽しみに


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(6-17)たった一度のお世辞


「一年ぶりにあっちゃんの顔じっくり見たけど、かわいいな、わっ、お世辞・・・」と、まるで中学生の男の子

がガールフレンドに言うセリフだった。

今から考えても我ながら情けない。

もっと気の利いた言葉があったはずなのに・・・。

その時の僕の心境を説明しておく。

実は一週間前から次のデートでは「じっくり見たけど、君は本当に綺麗だね」とエレガントに言おうと決めて

いたのが、いざ実行の段階になると上記のセリフになった次第である。
何故か?

彼女の目を見ながら話し始めた。


そんな恋をしているような眼差しで僕の目を見ないで欲しい。

今から勇気を出して重要なことを言うのにまずいことになる。

「あなたが好きよ」という熱い気持ちが、台風で切れた電線のようにバチバチと放電していた。
その放電された電流が体に侵入して、ハートを満杯にした。 
コントロールできない電流が、ハートから溢れて一気に頭に流れた。
言語回路がショートして、自分でも途中から何を言っているのか分からなくなった。

「あーあー、やっぱり」


名言:真面目に恋をする男は、恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくに無いものである。byカント





次回は(6-18)音楽の話です。お楽しみに




株の話


第31回トレプロ杯『底がわかったら皆が10億長者?ダービー』が始まりました。

今回は金曜終値6,490円の4848フルキャストHDでエントリーしました。

高値は554,000円で、安値は3,990円ですから、天井からの下落率、何と-99.2%です。

安値からは既に+62.6%上昇していますが、つい先月は3万円台でしたからまだいけると思います。


月曜から反発を期待しているのはリート銘柄です。

安値からの上昇率10%未満銘柄、上昇期待銘柄で倒産懸念の無さそうな銘柄を選んでみました。


 銘柄                       10/24終値   上昇率

①8962日本レジデンシャル           45,900円    0.0%

②8978アドバンス・レジデンス        239,700円    2.0%

③3226日本アコモデーションファンド    415,000円    3.8%

④8968福岡リート                369,000円    4.2%

⑤8982トップリート               271,100円    4.3%

⑥3234森ヒルズリート             292,100円    8.2%

⑦8953日本リテールファンド         371,000円   35.5%

⑧8975FCレジデンシャル            85,000円   36.2%

⑨8956プレミア                 284,000円   71.1%

⑩8972ケネディクス不動産          181,000円   71.8%






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(6-16)女性の化粧はドーピング?


「お久しぶり、あっちゃん、少しやせたんじゃない?」というのが彼の最初の言葉でした。
なんとなく嬉しかったりして、女性心理、私普段よりかなり念入りにお化粧したしね。

高校時代に愛読していたスクリーンという洋画を紹介する月刊誌があり、冒険者という映画に出演したジ

ョアンナ・シムカスという美人女優のインタビュー記事があった。

その中で肌の手入れに乳液を使うが、それ以外の化粧品は一切使用しないという内容だった。

本当の美人は化粧品を使う必要がないということを、その時初めて知った。

当然愛しい女性も美人であるから、化粧に要する時間は一分も掛からないだろうと思っていたが、日記で

は当時の予想と大幅に違っていた。


これ以上綺麗になるのも問題だと、嬉しいやら不安やらが入り混じった、複雑な心境になった。

そんな心配をしなければならない女性が切ない目で見ている。

それに応えて優しい眼差しで愛しい人を眺めた。

女性用の化粧品は詳しく知らないが、口紅もほほ紅もアイシャドウもマスカラもアイラインもネールやエナメ

ルも使用しなかった。

逆にそれらの品々は生まれ持った美しさを壊しかねないとさえ思えた。

何百回も観察したが、化粧をしているようには全く見えなかった。
人を騙すのが得意な狸でもこれ程は成功しないだろう。

24歳になったばかりの彼女の肌は美白でなめらかだった。

僕に言わせると化粧品会社泣かせの筆頭のような存在に思えたが、それでも恋人の前では今以上に美

しく見せたいと願う、女性心理に驚きを隠せない。

その努力の甲斐も無く、付き合っている時、彼女を綺麗だというニュアンスで褒めたことは、たった一度だ

けである。




次回は(6-17)たった一度のお世辞です。お楽しみに



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(6-15)再会シーン3


いくらなんでもこんなことを言うのは今の段階では早すぎるかもしれない。
でもこの答えしか見つからないし、混乱した頭では他に思い浮かばない。 
えいっ、なるようになれ、駄目で元々だ。
地上一万メートルのジェット機から、開くか開かないか試したことのないパラシュートで飛び降りた。
「もちろん、結婚を前提に付き合いたい。そして、そのことはお母さんにも言ってください」と、言った。
それは最後の気力を振り絞るような情けない声だった。

その言葉の意味は「あなたと今すぐに結婚してもいい。その覚悟は今この時点で出来ている」、その返

事は彼女が期待していた言葉以上の返事だったかもしれないと、一瞬そう思ったが、逆に恋愛物語史

上、一番さえないセリフのようにも思えた。


今度は君が答える番だよ。

どう答えるのかな?

嬉しい返事を待っているからね。

その時、彼女の目を一瞬たりとも離さず、祈るような気持ちで見ていた。

普段は無宗教な僕がどの宗派の神かは忘れたが、祈っていた。

彼女と付き合いができるなら、どの宗派の神でもよい。

5秒ぐらいの沈黙の後、答えが出た。

突然、彼女の緊張した表情が和らいだ。
低い声だがはっきりと「はい」と、言って恥ずかしそうな表情に変わった。

そして僕からの熱い視線を遮るかのように暫くうつむいた。

顔を上げた時、白い頬と首筋が少し赤らんでいた。


夢ではないかと思った。

一万人に一人の女性から、「はい」の返事をもらった。

彼女の返事に対して僕も笑顔で、「ありがとう」と感謝を込めて言った。
そして目を見つめながら、「ありがとう こんな僕に好意を持ってくれて」と、心の中で言った。

そんな気持ちが通じたのか、心の底から自分のことを好きになってくれた男性が突然現れた喜びに、

心臓か高鳴っているかのように輝いた目で僕を見ていた。

同時に「今すぐ、私の唇を奪って欲しい」と、願っているかのようでもあった。
その願いに応えてキスをしたい衝動にかられた。
ゆっくりと一歩二歩近づいた。
彼女はキスされることを待っているかのように愛しい目で僕を見つめている。
顎に手を当てるために腕を上げようとした瞬間、突如、理性という黄信号が点灯した。

今の状況を考えた。
天気は晴れ、昼間の4時、空き地、僕たちの姿を遮るような建物は一切無し、実家の近くである。
近所の人がラブシーンを見る。
噂が流れる。

お互いの気持ちを確認しあったのはわずか10秒前、彼女が望んでいてもキスまでは行き過ぎと思い、

ぐっと我慢した。

もし勘違いだったらあまりに性急すぎる僕に幻滅を感じ、平手打ちを食らい、その時点で二人の関係は

終わりになる。


昔観た映画ロミオとジュリエットのバルコニーのシーンのような雰囲気だったら自分自身を制御できなか

っただろう。

高校時代の時に観たときは外国の恋人はびっくりするほど積極的だなあと感心したものだが、いざ自分

がその立場になると、同じ男性として自分の好意を受け入れてくれたと確信したロミオがジュリエットを

即座に抱きしめ、雨のようなキスをして豊かな胸に顔を埋める行為が理解できる。

瞬間的に燃え上がった恋人同士にとって、これは自然の行為である。

それにしてもシェークスピアは恋人同士の心の流れや会話を知り尽くしている人だと、改めて感心した。

声を掛けても100%近い確率で失敗するだろうと想定し、万一成功しても、初めは定期的に付き合いな

がら、さりげなくアピールして時間の経過と共に二人の恋愛感情を高めようと思っていたのが、どこでどう

間違ったのか分からないが、結婚を前提に付き合うことになるとはまるで予想外のステップアップだった。

たった10分間の出来事なのに・・・。

二人は一年前に同時に恋心を持った。

でもお互いの恋の中は分からなかった。

一年後に再開した時、お互いの想いを同時に知った瞬間、火花が猛烈な勢いで燃え始めた。

こんな書き出しで始まった恋の物語を彼女の日記は教えてくれた。

お母さんと彼女に感謝します。




次回は(6-16)女性の化粧はドーピング?です。お楽しみに



 




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(6-14)再会シーン2


ふと彼女の目に懐かしさと驚きだけでない、別の感情を感じた。

僕に対して好意を抱いているようなそんな、勘違いかもしれないが、いや絶対に勘違いである。

間違いなく僕の自惚れだ。

この偶然の出会いはナンパをする千載一遇のチャンスである。

急いでいる用があったら、この場から去ってしまう。

のんびりと取り留めのない話をしている場合ではない。

胸に抱いているこの気持ちを今告げて、その答えをすぐに知りたいという、短絡的な焦りで頭の中は一

杯になった。

誰かステキな男性と相思相愛の中で付き合っているとか、既に誰かの妻になっているといった後ろ向き

な発想は一切しなかったし、出来なかった。

そんなことを考える余裕は全く無かった。 

ただ目の前にいる一万人に一人の女性をものにしたいという、一心だった。

結果はどうであれ、知ったことじゃないというヤケクソの気持ちで言った。

その時、頭の中は真っ白だった。

「君と付き合いたい。一度会ってくれない」

という文法的に意味不明なことを言った。

喉がからからで、少し声が震えていた。

言った言葉が上手く相手の耳に伝わったかどうか心配だった。

それほど緊張しまくっていた。


突然のナンパに、彼女は目をまるくして驚いた。

その反応は当然である。

約一年前に一ヶ月ほど職場が同じで短い時間、話をしただけだ。

その程度の関係なのに、偶然出会っただけでいきなり自分をナンパするとはこれほど厚顔無恥な男は

あまりいないだろう。

言った後、思った。

話す順番を間違えた。

しまった、こりゃ九分九厘断られるだろう。

直ぐに駄目という返事がくると予想した。

彼女は横を向いて真面目な表情でなにやら考えている。
僕を傷つけないよう、断る理由を考えているように見えた。 

なんて思いやりある女性だ、惜しい。

でもナンパ出来ただけ良かった。

この気持ちを何も伝えずに、この場から去るよりは、どれだけましか。

この一年間想い続けてきたが、今回の出会いは諦める良い機会かもしれない。 

20秒ほどして、断る理由の答えが出たようだ。

僕の方に顔を向けた。

少し緊張した表情を見て大学の卒業試験の不合格発表を見るような気持ちになった。
「どういうお付き合いですか?」

僕の真意を知りたいという眼差しで質問してきた。

緊張のせいか声が少し震えていた。


驚いた。
「どういうお付き合いですか?」
一瞬、耳を疑った。
「どういうお付き合いですか?」
という質問は可能性が0%ではないことは、女性心理を全く類推できない僕でも即、理解できた。 

まだ、蜘蛛の糸ぐらいの脈はあるようだが、単純にNOの返答がくると思い込んでいただけに、想定

の質問だった。

すぐ今の質問がどういう意味かを考えた。

生まれてから一度も相思相愛の関係になったことがない僕には難度の高い質問だった。

ひょっとしたら一生を左右するかもしれない。

この問いに対して頭のコンピュータはフル回転で働いていた。

この愛の問答には深い意味がある。

この質問の意味を間違えたら、悲惨な結果に終わる。

偶然の出会いもこれでジ・エンドになる。

よーく考えろと、ふと、彼女を見た。

どんな返事を貰えるのか、固唾を呑んでいる表情から「遊びでのお付き合いは嫌、付き合うのなら本

気で、それも結婚を前提にして欲しい」と、いう気持ちが込められているのかな、という結論が出た。



次回は(6-15)再会シーン3です。お楽しみに


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(6-13)再会シーン1


再開した時のシーンを僕の回想と彼女の日記を参考にして再現する。

一年で一番好きな時期、暑くも寒くも無い10月の中旬、爽やかな風が肌に感じた。

今、僕はバイクに乗ってゆっくりと走っている。

住宅地図ではこの辺りが彼女の自宅の近くらしい。

好きな女性の家が近くにあると思うと、心が少し弾んだような気持ちになる。

頭の中で、映画マイ・フェア・レディの中で歌われていた曲、君住む街でのメロディーが流れ、映画のシー

ンが頭に浮かんだ。


詩: アラン・ジェイ・ラーナー

いつも見慣れたこの小道、今日は何故か景色が違う。

天にも昇るこの気持ち、君住む街と知って、花も木も微笑んで、小鳥の声は愛を歌う。

魔法のように輝くのは君の住む街だから、ときめくこの想い、君がそばにいる。
騒ぐこの心、君にまた逢えるだろかと、人が見ようと笑おうと、また僕はここにやってくる。

佇むだけで居るだけで、僕はとても幸せ。


そのシーンと同じ行動をしている自分が何故か滑稽だった。

片思いでも、好きな女性の家の近くを散策してみたいという男性心理は古今東西同じだなあと考えると、

少し温かくなる。

そんな想像をしながら暫く走った。

舗装はされているが、車が交互にかろうじて通過できる、典型的な住宅街の狭い道だった。

やがて道幅が少し広くなった。

その時、遠目からでもすこぶる魅力的な女性が自転車に乗ってこちらへ向かってくるのに気付いた。


徐々にお互いの距離が近づいた。
「まさか、そんなはずはない。見間違いだろう。なんと・・・」、心臓が高鳴った。
二人は偶然に出会った。
僕は彼女の住んでいる所がどんな風景なのかを知りたくて、ただそれだけの理由でバイクを走らせた。

実家の正確な住所も知らなかった。

ましてや、会えるとは期待もしていなかった。

たった一度のちょっとした好奇心に駆られた行動に過ぎなかった。

彼女は自転車から降りた。

僕もバイクのエンジンを止め、すぐ降りた。

懐かしさと驚きの入り混じった目で、お互いを見つめながら挨拶の後、近況を報告しあった。


あれから一年、どうしても忘れられなかった女性が目の前にいる。

距離は2mも離れていない。

改めて見た。 

テレビや映画でもめったに見られない、いい女である。 
映画ロミオとジュリエットのオリビア・ハッセーのような初々しく可憐な女性、背中まである長い髪、ほぼ 

完璧なプロポーション(服を着ているのであくまでも想像だが・・・)、頭の回転が速く、ユーモアがあって

大原麗子のようなセクシーな声、兎に角、完璧である。



次回は(6-14)再会シーン2です。お楽しみに



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(6-12)偶然の出会い


河原さんにお会いしました。

実に1年と2ヶ月の空白期間がありましたが「結婚を前提におつきあいしたいと、お母さんに言って下さい」

とのことです。


すっかり忘れていたよ。

こんなことを言ったんだね。

特に印象的なのは「結婚を前提にお付き合いしたい」と言った事です。
あの時はあまりにも偶然に出会ったので、びっくりしたのと同時に、この出会いを何とか君との付き合いの
糸口にしようと思ってあせっていたから結構大胆なことを言ったんだね。

自分ながら信じられないよ。

この結婚を前提にと言う言葉がね。

再会して別れるまでの時間は十分ぐらいなのに付き合って欲しいという気持ちをあの短い時間で受け入れ

てくれたのが不思議でたまらなかった。

この日記とお母さんから僕への最初に感じた印象、「ステキな男性がいる」と話していたというお母さんの

話で充分理解できたよ。 

あの時、僕のアプローチを受けてくれて本当に嬉しかった。
ありがとう。
この気持ちを改めて言いたいけど、それは不可能なんだね。

さようなら、僕の愛しい人・・・。




次回は(6-13)再会シーンです。お楽しみに

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