ワンナイト・イン・バンコック

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ハタラビは、インドの山奥で修行していました。
たくさんの仏像をつくりました。
それも修行の一部なのです。
そうして立派な仏像をつくれるまでになりました。
ダイバダッダの魂を宿すほど、立派な仏像です。
仏像は、立派な寺院に飾られることになりました。
それからハタラビは、毎日、仏像を拝んで暮らしました。

28年後、ソトから鬼がやってきました。
鬼は仏像の首を破壊しつくしました。
文字通り、首です。
首を、金属バットで破壊します。
野球のスイングのように、です。
そして、たくさんの首無し仏像が、寺院に残りました。

不幸中の幸いというべきか、
いくつかの仏の頭部は壊されず残りました。
ある日嵐が来て、風雨は寺院の中を容赦なく襲い、
 仏の頭部は寺院の外に転がり行き、
 はるか彼方の森の奥まで転がっていきました。

数年後、ある仏の頭部の下から、芽が出てました。
芽は育ち、仏の頭部の周りにからみつき、
太い樹木となり、
300年が過ぎ、
 このようなことになりました。

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