自分の絵について 1

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自分の絵について 1

高橋克之


 「どうしたら、こうした変わった感じの絵を描くことができるのですか?」と聞かれることがあります。

 自分の場合、絵の創り方は、俳句のそれに似ているのかもしれません。昔、俳句創作にがんばったことがありましたが、それはつぎのような感じでした。

 ぱっと、五七五のことばが思い浮かぶ、例えば「さみだれや大河を前に家二件(蕪村)」ということばが思い浮かぶ、のではありません。「さみだれ」や、「大河」や、「家」や、それぞれに似たその他のことばをたくさん書き出し、それらをつなげたり、変えたり、また戻したりするなど、アレンジにアレンジを重ねて「まぁとりあえずこの辺でいいか」という感じでできあがります。だいたい他の多くの方も同じではないかと思いますがいかがでしょう。

 で、絵も同じで、完成された絵が頭に思い浮かび、そしてその絵のイメージになるよう、近づけていく、というのではありません。部分部分をつなげたり、変えたり、また戻したりするなど、アレンジにアレンジを重ねて「まぁとりあえずこの辺でいいか」という感じで、下描きは終わります。

 この辺で今回は終わります。

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