これだけはどうか許して欲しい。

【ストーリー】
高校を卒業し、仙台の大学に進学することになった椎名。初めての一人暮らしがスタートし、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら引越の片付けをしていると、アパートの隣人・河崎から声をかけられる。河崎はどこかミステリアスな雰囲気を身にまとった青年だ。彼から唐突に本屋襲撃の話を持ちかけられる。困惑しながら理由を聞くと同じアパートに住むブータン人の留学生が落ち込んでいるため「広辞苑」をプレゼントすると言うのだ。一度は断ったものの困惑しながらもモデルガンを手に襲撃の手伝いをしてしまう椎名に、河崎はペットショップの店長・麗子には気をつけろと忠告する・・・。


映画は謎解きの要素が強い。展開には驚きがあり、濱田岳演じる椎名が真相に辿り着いた時にはきっと彼と共に真相の切なさを感じるに違いない。そして二人の短期間の出会いに物悲しさを感じるだろう。きっと椎名と河崎の再会を願う人は多くいるはずだ。

原作は小説・伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」。小説の内容を上手くまとめているだけではない。役者さんは凄く丁寧に出演者の心理を演じており、観ている人を演技に引き込ませる力があるだろう。

瑛太と濱田岳の出演作でNo1と言ってもいいはずだ。

二人の会話の掛け合いがこの映画の胆でもある。

二人の台詞の中で印象に残ったやり取りがある。

「じゃあ、また」
「またっていつだよ?」

映画を観ればこの言葉の重さを知るだろう。日常的に「また!」という言葉を使っているがこの映画と出会えて何気ない会話、再会について考えることとなった。

是非見てほしい一本だ。
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