虹の女神 Rainbow Song

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素直になれない二人はもどかしい。

【ストーリー】
映像制作会社に就職して苛酷な毎日を送っている岸田智也に、大学時代からの友人、佐藤あおいがアメリカで事故死したと連絡が届く。彼女とは大学時代に智也の恋愛に協力してもらって以来親しくなった間柄だ。あおいは自分が所属する大学の映画研究会に智也を入れる。そして自分が監督する映画「THE END OF THE WORLD」に主演させた。いつも一緒にいた二人は大学時代を共に過ごし、智也はフリーター、あおいは映像制作会社に就職するのだった。


この作品は映画が終わる寸前までのラストに胸を打たれるシーンがある。観る際は是非最後まで一気に観てもらいたい。

大学時代からの付き合いの二人。友人として付き合ってきた男女の切ないお話。一歩を踏み出せない二人の関係性が見事に描かれていると思う。大学生というありきたりな日常を描いているためきっと観る人は自分が大学生だった頃を思い出し、学生は同じような悩みに共感するだろう。映画を観終わった後は切なさからくる脱力感と良い作品に出合えた満足感が入り混じっているはずだ。

この映画は「Love Letter」等の監督で知られる岩井俊二がプロデュースされている。実に岩井さんの影響が見て取れる作品。監督は別の方だが岩井俊二作品が好きな人は是非とも観てもらいたい。

映画で切っても切り離せない要素の一つが「音楽」。この曲のエンディングテーマは種ともこの「The Rainbow Song ~虹の女神~」だ。優しい歌声とメロディーがエンディングの切なさや映画の世界観をより味わい深いものにしている。鑑賞後の余韻に浸らせてくれる。この楽曲にも注目してほしい。

この映画のキーワードは「虹」。日常で「虹」を見かけたらこの映画を思い出す。そんな自分の中に確かに残る作品だ。
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