やはりこの話題に触れないわけにはいかないだろう。イタリアが優勝し、ジダンの頭突き問題で幕を閉じた今回のドイツワールドカップ。そして、今まで日本を引っ張ってきた日本の柱・中田英寿も現役に幕を閉じた。中田の日記や対ブラジル戦後の中田を見たら代表は引退するんだろうと予想はしていたが、まさか現役引退をするなんて驚きだった。これからも中田の実力・経験ともに日本代表に必要だろうし、なによりもこれからも中田のプレーを見たかったからとても残念だ。だが、これは本人が決めたことなのであ~だこ~だ言ってもしかたない部分もある。


中田を知ったのがアトランタ五輪の時だった。そのプレーを見てなんて凄い選手がいるんだろうと今でも印象が深い。しかもアトランタ五輪の時は一つ下の世代で戦っていたのだがらさらに驚きだ。そこから中田の活躍を目にする機会は増えていった。セリエA、プレミアリーグ、シドニーオリンピック、コンフェデレーションズカップ、フランス・日韓・ドイツワールドカップと、どのリーグ・大会でも中田の活躍を覚えている。

セリエAでのデビューゴール、ローマ時代のユベントス戦のミドルレンジからのシュート、セリエAでのオーバーヘッド、コンフェデでのフリーキック、日韓の時のヘディングシュートなど・・・あげればキリがない。また、シュートだけではなく、視野の広さ、早くて正確なパス、献身的な守備などどれも記憶に残っている。サッカーに夢中になれているこの時期に中田英寿のプレーを長年見れていたことは幸せだったと思う。

だが、一番よかったと思うのは自分の成長時期に中田英寿という存在と彼の意識、考え方のレベルの高さを知れた部分だ。誰もが彼の考え方に共感を覚えただろう。そして、彼に近づきたいと思った人もいるかもしれない。ちなみに俺の手本は中田英寿だと思っていた時期は確かにある。今でも憧れだ。あのレベルの高さに衝撃を受けたのを今でも思い出せる。それほど突出した存在だった。本当に今でも手本になる。もちろんこれからも参考にしていきたい。


中田選手、現役お疲れ様でした!!

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タイヨウのうた

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「タイヨウのうた」


【ストーリー】

XP(色素性乾皮症)という病気で日差しを浴びれないために夜しか出歩けない16歳の女の子・雨音薫。彼女は夜になるとストリートライブを行っていた。そのライブの時に一人の男が横を通る。彼はいつも明け方にサーフィンに行くために薫の家の傍を通っていた孝治という高校生だった。薫は孝治のことが好きで、突然告白する。


もとの作品は香港映画の「つきせぬ想い」です。大作がヒットを続けている日本映画の中でちょっと地味ながらも気になっていた1本です。見る前は韓流映画にありがちな恋人が死んでしまい、悲恋のために泣いてしまうような映画だと思っていた。だが、観終わると、この映画のテイストは違うと気付くはず。それはきっと静かな映像の中の主人公・雨音薫の存在が大きいからだろう。彼女は今を生きることに、そして大好きな歌を歌うことに一生懸命なのだ。その生き方、力強さから元気をもらえるような気になれる。なんだか懐かしく、だけど大切だったものを見せてもらえた気分になりましたね。そして、ふと感じることなのだが実際に雨音薫が生きていたように思えるときがある。それは舞台が自分のよく知っていた場所だったり、ストーリーの展開上からなのかもしれないが、もしいたらいいなと思えるのだ。それだけ、自分の中では映画と現実がリンクしていてもいいと思えるとてもいい映画として残っています。もちろん雨音薫が死んでしまう点なのど悲しい部分もあるのだが、きっとそれ以上に色々と教えられるような作品でしょう。

それにしてもYUIの歌声は素晴らしいです。映画では何度も歌うシーンがあるんだけど、何度かトリハダがたちました。透明感がありながらも、力強さを残す歌声。彼女の歌声が映画のクオリティを上げているのは間違いないと思います。

※劇中でのXPの患者と現実のXPの患者とは違いがあるだろうが、この映画のことでXPという症状に関心をもちました。観終わった後には「何かできれば!」と思うでしょう。

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「胡同のひまわり」


【ストーリー】

一人の子供が胡同(中国特有の集合住宅)で生まれた。父はひまわりのように育って欲しい願いから向陽(シャン・ヤン)と名づけた。シャンヤンは自由気ままでいたずら好きの少年として育っていたが、父が強制労働から戻ってきて生活は一変する。強制労働で手を壊した画家の父親はシャン・ヤンの絵の才能を見抜いて、シャン・ヤンに強制的に絵を描かせる。幾度となく父と対立しながらも画家として成長していくシャン・ヤンだが、父・家族との関係は様々な問題を抱えていた。そんな折、シャン・ヤンが画家として初の展覧会を開く頃に父は突然と姿を消す・・・そこには父の隠された思いがあった。


激動の中国の30年間の中で生活をする一家の物語。これを観終わった感想はきっと年代によって作品、父親への感想が別れる作品だろうと気付いた。きっと20代までではシャン・ヤンに接するの父の態度に納得もできない部分があるだろう。30代以上では父への感情に納得したり、子供時代を懐かしく思うはずだ。特に子持ちの父親はしんみりと感じられるだろう。作品のテイスト上、お客さんは大抵はシニア層が中心だった。あの方々はきっと自分の子供時代・子育て時代などを懐かしがっていたと思う。作品自体のできはすばらしい。父親の息子への感情が伝わってくるし、映像から中国の歴史・生活などが分かり、興味深い点が多い。最近の映画の中ではしっかりと撮っており、ディテールもこだわっている。その分、2時間以上という作品になるのだが、観終わった後の疲労感はあまりない。メッセージ性の強い作品に引き込まれて疲れなどは感じないのだ。疲労感の代わりに残ったのは考えさせられる部分。父親として、家族・子供とどう接したらいいのか。自分の人生に起こった家族の問題や懐かしい思い出と映画をきっと重ね和させたりする。大作揃いの今年の夏の中で、じっくりと考えるような映画を観たい時はお勧めできる良質な1本です。

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デスノート 前編

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「デスノート 前編」


【ストーリー】

犯罪者が野放しされている現実と法の力の限界を知った夜神月(キラ)は、そのノートに名前を書かれた人間は必ず死ぬという死神リュークが落とした「デスノート」を拾った。法の力では裁けなかった犯罪者たちを死に至らしめて世界を変えようとするが、連続する凶悪犯の突然死は世間の注目となる。この事件に対応できなくなっていた警察は事件解決のためにLという人物と組んでキラを追い込んでいく。


少年ジャンプで大人気だった漫画が映画化されました。製作発表があってから、連続公開、配役や独自のストーリー、死神の演出など話題を呼んでいた作品です。俺は原作をしっかりと読んだことはなくて、あらすじ程度しか知識はなかったですが、それでも楽しめたと思います。ストーリーをうまく詰めてまとめたんだろうな~と感じさせました。配役の面では、映画オリジナルの香椎由宇の使い方を気に入りましたね。これで夜神月の人間性や残酷さを際立たせることができたでしょう。ここは観てからのお楽しみです。ただ、もう少しキラとLとの頭脳戦を切迫した感じに演出してもらえれば、よりハラハラできたと思います。それは後編からの楽しみとしてとっておきます。