間宮兄弟

テーマ:
角川エンタテインメント
間宮兄弟 スペシャル・エディション (初回限定生産)

DVDが出ていたので、借りてみました。

一言でいうと、ちょっとぬるすぎました。最近ハードボイルドなものや重ったるいものを観すぎていたのかもしれませんが、「間宮兄弟」に関しては、正直「なんじゃ、こりゃ?」って感じがしました。

ドラマ性のようなものがほとんどない。ないことがいい、癒されるってことなのでしょうが、個人的にはそこまで癒されたいとは思っていないので、ミスチョイスだったかもしれません。


『間宮兄弟』  森田芳光監督 佐々木蔵之介/ドランクドラゴン塚地主演 江國香織原作


これ小説が原作なのですが、小説もこんなにゆるいのかちょっと興味があります。

内容はいい歳をした大人のオトコの兄弟が、仲良く2人で暮らしているって話です。それ以上でもそれ以下でもありません。兄は佐々木蔵之介、弟は塚地です。似ても似つきません。兄はビール会社に、弟は学校の校務員さんのようなことをやっています。弟の勤める学校の先生(常盤貴子)やら、ビデオ屋のアルバイトの女の子(沢尻エリカ)とその妹やら、兄の同僚の奥さん(戸田菜穂)やら、女の匂いはするのだけど、みんなそれぞれに別の彼氏やら、ダンナがいて、結局恋は実りません。そもそもこの男兄弟は恋に淡白に見えます。仕事もちゃんと持っていて、優しく、母親思いで、弟はともかく、お兄さんはかっこいいのに、何だか男としての魅力に欠けます。物足りないのです。


そして映画も同じように物足りなく感じました。

映画とかドラマって、もう少し意外性とか、感動とか、悲しみとか、そういうものがないと成立しないのではと思うのですが。


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ところでこの映画の話ではないですが、先日エントリー した「遙かなる約束」 の放送が先日ありました。やはり書いていたように、以前見た舞台と同じモチーフでした。スパイ容疑でシベリアに戦後半世紀とどまることになった日本人男性と、ロシアで出会ったロシア人女性との生活、生を信じて待ち続けていた妻の話です。

映像でも20代から70代まで同じ俳優がやるのは無理がありましたが、それでも事実だけで何度見ても感動する話でした。特に私は待っていた久子より、日本に帰したクラウディアに強く共感します。最後に渡される手紙は特に感動モノ。

「他人の不幸の上に自分の幸福を築くことはできない」 何度聞いても涙が出る名言です。

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