2011-03-27 19:53:30

すごい!! SONY  SS-G7

テーマ:オーディオのこと
とうとう、届きました。SONYのSS-G7。1976年製のスピーカーなので35年前の製品。先ず、見た目のデカさに圧倒されました。まあボストンアコースティックと比べれば、大きくて当たり前ですが、いざ自宅で置くとやはり迫力がありますね!まあ、これでも大型の機種から比べれば、まだ小さいほうですが、38cmウーハーの納まる箱というのは威圧感があります。程度の良い中古を探していたら、ある中古店でタイミングよく売り出されていたのでダボハゼの如く飛び付いたのですが、35年を経過したスピーカーとは思えない程、良好な状態でした。それにしても重い。まあ、それが信頼感にもつながる訳ですが、各所にオーディオ黄金期の贅沢な作り込みが見えて思わずニンマリしてしまいます。
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早速、我慢出来ずに音出しをしたのですが!!!。楽器の音が極自然に聴こえてくる!!!。低音の締まりはリンフィールド300Lより遥かに良好。それでいて低音の伸びは良いのにダブついたり濁ったりすることは皆無。小音量でもナカナカの解像度が保てている。高音の伸びはソコソコだが、バランスが良いので曇った感じは皆無。極めつけはバイオリンが鋭くそして柔らかく聴こえる。予想以上に良い音がしますねえ。古いスピーカーなので寝ぼけた音をある程度覚悟していましたが、最新のハイファイスピーカーと何ら遜色ないような・・・。唯一、音場感は小型のリンフィールド300Lの方が優れていると思いますが、SS-G7も大型スピーカーにしては音の位置関係が明瞭で奥行きも充分に感じられます。300Lの音場感がスピーカーが消えるように音の空間が広がるのですが、下手をすると結構これは疲れる音の出方に感じられ、何時でもスピーカーが消えてくれれば良いのですが、音源によってはスピーカーが消えたり消えなかったりして更にクラッシックの場合には曲の途中やソロのパートでスピーカーが消えたり逆に位置が認識されてしまったり起こるものだから何か非常に違和感に感じられるのです。SS-G7はスピーカーが消えるような音の出方はしない変わりに、それぞれの音の位置関係が常に固定されて動かない為、安心して聴いてられます。

クラッシックの音は元々、クラッシックをメインにチューニングされたスピーカーなので良好ですが、ロックやジャズも全然違和感無く聴けます。J-POPも音が良い音源なら全く問題なしですね。録音の良し悪しが明確に描き出すところはモニター調ですが、どんなソフトでも余程エキセントリックなモノ以外は殆ど楽しんでリラックスして聴けます。TVの放送を音源にしてもちっとも違和感がないところをみると、余程良好なバランスが保てているんでしょうね。大型のスピーカーにしては貴重ですね。

決してスーパーハイファイではないですが、普通に音楽を楽しむ分においては充分な帯域を確保していますし、ともかく楽器や音源の音が実にそれらしく聴こえるので、音楽を聴いていて楽しいですね。先にも書きましたが、再生が難しいと言われるバイオリンも良好な音がしますし、ピアノも魅力的な音がします。ゴトウユニットの明らさまな音とは別の音ですが、SS-G7でも音楽を聴くのに普通には不足はないでしょう。ゴトウユニットはまた別のリアルさがあり、その楽しさは格別ですが、SS-G7はそこまで気を張らずに手軽に家庭内で音楽を聴くのには、非常に優れた性能を持っていると思います。

ちょっと、褒めすぎかも知れませんが、良い物は良いということです。35年前にこのスピーカーを発売したSONYと開発責任者の中島平太郎氏に敬意を表したいと思います。見た目の無骨さや、YAMAHAのNS-1000Mのような最新素材による目新しさ(当時)がない為、地味なスピーカーに思われていますが、どうしてこれは凄いスピーカーですよ。35年も昔のスピーカーなのに最近、また中古市場でその価値が見直されて来ていますが、最新の法外に高いスピーカーを買うなら、このSS-G7は中古市場の相場を考えると本当にお買い得だと思います。NS-1000Mは至る所で聴いていますが、独特の高音と伸びの足りない低音が何時も気になり音楽に集中できないというか疲れるのですが、このSS-G7は、恐らく誰が聴いても良い音だと感じると思います。

世の中には自分の耳を自慢したいのか、○○は聴くに耐えないとか、色々なスピーカを酷評している人が居ますが、そういう人ほどとんでもないクソ音で聴いていることが経験測上ほとんどなので、あまり気にしないことです。ただ、世間で名器と呼ばれている機種でも、案外音が良くなかったりするので注意が必要です。また、最終的に良い音が出るスピーカーであっても極端に鳴らし難いスピーカーというのも、本当の意味で音が良いと言えるかという疑問もあります。

じゃじゃ馬を飼いならすのもオーディオの楽しみのうちとも言いますので、難しいスピーカーから良質な音を出すのも良いのですが、程々にしないとお金も時間も馬鹿になりません。まあ、初めから良い音が出てしまうと音楽を聴くだけの人にはそれで良いのですが、オーディオマニアの悲しい性、もう少し低音を伸ばしたいとか、高音をと考え出してしまう部分は少なからずあると思います。良い音とは、まとまりのある音とも言えるので、必然的に低音も高音もそこそこでまとめているケースが多く、オーディオマニア的には、どうしてももう少し低音をとか欲張った考えになります。良い音のスピーカーゆえの難しさですが、大概は低音が何とかなっても全体としてのバランスを崩してしまって長い眼で見た時の改悪であるケースが多いと言えます。逆に、色々と問題のあるスピーカーの方が、ちょっとした改善の度に色々なソフトを聴き直したくなったりして、その方が楽しみがあるのも、まあオーディオ的には間違ってはいないのも事実ですが・・・。

リンフィールド300Lも悪いスピーカーではないですが、少し神経質過ぎますし、長い間使い続けて、正直限界も見え飽きてきて疲れたというのも本当のところだと思います。ゴトウユニットに突き進むのでも良かったのですが、ちょっと時期じゃないですね。そういうところで出会ったこのSS-G7は私にとってのナカナカのヒット作です。発売後35年も経ってヒット作と言われてもSONYも喜ばないと思いますが、今の私にとってはピッタリなスピーカーですね。

久々に良い買い物をしたと思います。しばらくはセッティングを煮詰めないといけないですが、大らかに肩の力を抜いて楽しみたいですね。SS-G7は予想以上のモノでした。これから私なりの鳴らし込みでさらに音がナチュラルになればより楽しくなります。オーディオも音楽も本当に良い趣味だと改めて思います。



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コメント

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1 ■SS-G7はいいですね・・

とても参考になりました。古い昔の音かな?と思っていたので、ふっきれました・・
スピーカーって不思議で奥が深いですねー。
でも、ぴたり合えば思はずにンマリですね?・・
では、またおあいしましょう。

2 ■Re:SS-G7はいいですね・・

>ヒロさん

古いスピーカーを聴くと、最新のスピーカーと比べむしろ、「アレ?良い音するじゃん!」と感心することが多くあります。確かに、少し荒っぽいところとか表現が大雑把なところに時代を感じることもありますが、そんな些細なことより音楽が楽しく聴けるのが一番のメリットでしょう。

全ての古いスピーカーが良いとは言いませんが、少なくても名器といわれたような機種は何らかの魅力を持っており、時代がたっても過去のものにはなっていないように思います。

アンプなどは部品劣化などで特性が落ちてしまっていたりノイズが出たりと経年劣化が音質に影響していることが多いですが、案外スピーカーは丁寧に使えば寿命が長く、何時までも良い音が聴けるようです。

SS-G7は真面目に音を良くしようと努力したスピーカーだと思います。それもSONYという会社が膨大な予算をかけて優れた技術者を投入しての作品です。今の零細企業のユニットアッセンブリによる箱とネットワーク作りを主体としたスピーカーとは根本的に生い立ちが違います。

古い音?まあ、35年以上前のスピーカーなので35年前の音がしているのは間違いありません。けれど、案外、「古い音」≠「悪い音」で、実は「古い音」=「良い音」なのかも知れません。

最新のソフトでも満足度が高い音が出ます。余程、最新のスピーカーの音より、私はSS-G7の音が好きですね。

また、遊びに来てください。

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