2011年12月28日(水)

通勤車の修理

テーマ:整備の仕事

栃木に越してきてから、毎日、自動車通勤なのですが、片道10分弱ということもありカルマンギアには色んな意味であまり適しません。

なので、義父から軽自動車(ホンダ・アクティ)を借りて通勤しています。

photo:11
通勤用のアクティ

ところで、このアクティ、1ヶ月ほど前からエアバッグの警告灯が点きっぱなしになってしまいました。

photo:02
エアバッグ警告灯

とりあえず、自己診断機をつないで診断してみました。

photo:03
データ読み取り中

photo:04
エラーコードの読み取り

このクルマ、運転席しかエアバッグがないのに、「助手席エアバッグ展開回路抵抗増加」というエラーが。
で、整備書を読んでみると、助手席エアバッグ非装備車の場合、ダミー抵抗がカプラーに取り付けられていて、そのダミー抵抗の不良である可能性が高いようです。

このダミー抵抗は、500円ほどのパーツなので、さっそく取り寄せました。


と、ここまでが今月の初め頃のお話。


面倒なので、ずっとそのまま放置していたのですが、いよいよ年の瀬も迫ってきたので、今年のうちに片付けてしまおうと思い、今日の午前中にようやくとりかかりました。


まず、バッテリーの端子を外す必要があるのですが、このアクティ、バッテリー端子を外すだけでもフロントバンパーを外さなければならないのでちょっと面倒です。


photo:05

ウィンドウォッシャータンクも動かしてバッテリー端子を外します

その後、室内側に移動し、シフトレバーとサイドブレーキレバーを覆っているカバーをとり、問題のダミー抵抗を外します。

photo:11
黄色いカプラーに差し込まれているのが問題のダミー抵抗

整備書によると、このダミー抵抗の基準値は2.0(+0.5~-0.2)Ωだそうなので、さっそく抵抗を測ってみたところ、最初は2.5Ωくらいだったのに、しばらくすると10Ω程度になり、またしばらくすると300Ωを超えて、数値が安定しなくなりました。
おそらく内部で断線しかかって接触が悪くなっているのでしょう。

必要なパーツは入手済みなので、さっそく交換しようと思ったら…

photo:07
あれ?明らかに大きさが違ってます…

で、あわててパーツ屋さんに連絡すると、メーカーに在庫があったので午後には届けてくれるとのこと。
というわけで、ここで一時作業を中断し、年末大掃除の一環として、代車のオイル交換や洗車などを行います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午後になって、パーツが届きました。

photo:08
今度は問題なさそうです

さっそく新しいダミー抵抗を取り付けて、一度、エラーコードを消去した後、再度、システムチェックを行うと、

photo:09
全システム異常なし

photo:10
エアバッグ警告灯も消えました

というわけで、今どきの車(といっても10年以上前の車ですが…)は半分は電化製品のようなものなので、この手の修理(というかただの部品交換?)は見習い整備士でも簡単にできちゃいます。
といっても、診断機と整備書がなければ手も足も出せませんけどね。

これはこれで、カルマンギアの整備とはまた違った楽しさがあります。
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2011年12月26日(月)

柳宗理 逝く

テーマ:etc

我が国のブロダクト・デザインの草分け的存在である柳宗理氏が、昨日のクリスマスの日に亡くなられたことを、今朝の新聞で知りました。

バウハウス、ル・コルビジェ、坂倉準三という流れを汲んだ工業デザイナーであったこともあり、建築を学んだ僕にとっても、美術を学んだ妻にとっても、偉大であり、大好きな存在だっただけに、とても悲しく残念ですが、96歳という年齢を考えれば、これはもう大往生と言うべきなんでしょうね。

ご冥福をお祈りいたします。


柳宗理といえば、その代表作はなんと言ってもこれ。



カルマンギアのある生活
バタフライスツール


デザインから50年以上経った現在でも、まったく古さを感じさせず、当時と同じ天童木工にて製作・販売されています。

いつかは手に入れたいと思いつつ、決して手が出せないというほどの値段でもないのですが、自分の住環境の中にそれにふさわしい空間が備わっていないために買うことができません…



ところで、僕たち夫婦の結婚披露宴の際に引き出物としてお配りしたペアカップも、実は柳宗理のデザインでした。

シンプルで飽きのこないデザインで、僕たちはとても気に入っています。


photo:01
photo:02

今日は、氏を偲んで、このカップでコーヒーでも飲んでみようかな。
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2011年12月24日(土)

一日早いサンタさん?

テーマ:etc

昨日の夜中、ウチの事務所に一日早くサンタさんがやって来たようです。
が、残念ながら、ブレハブの事務所には煙突がありません。
なので、サンタさんは、仕方なく窓から入ろうと試みたようです。

窓ガラスを割ってクレセント錠を解除したところまではよかったのですが、二重ロックで窓が開かなかったからでしょうか、あるいは、警報器の音とライトに驚いたのでしょうか、それともやはり、僕が靴下を用意していなかったのがいけなかったのでしょうか、あろうことかサンタさん、プレゼントを置いてくのを忘れて帰ってしまったようなのです!

仕方がないので、朝から警察の方に来ていただき、足跡や指紋からサンタさんの行方を追ってもらうことにしました。

けれどサンタさんは今頃、8頭のトナカイにひかれたそりに乗ってあちこちを飛び回っているのでしょうから、きっと見つけることは難しいでしょうね。


photo:01
サンタさんが入って来れなかった窓


もしかしたらイブの今夜、あらためてプレゼントを持ってきてくれるのかもしれません。

でもゴメンナサイ、明日は僕、事務所に行かないので、プレゼントを持ってきてもらっても困るんです。

サンタさんが割って入ろうとした窓ガラス、新しいものと交換しておきましたし、保険も入っていたので気にしなくていいですよ。

それから、窓に面格子も取り付けたので、もう窓から入るのは難しいかもしれません。

なので、もしプレゼントをいただけるのなら、夜間に巡回しているおまわりさんにでも渡しておいていただけますか?


僕はこれから、妻と二人でささやかなクリスマスパーティですので…


photo:02
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2011年12月23日(金)

グリースについて考えてみました

テーマ:整備の仕事

今年の夏から、40代半ばにして、見習い整備士というまるで20歳前後の若者のようなフレッシュな肩書きが加えられた僕ですが、元来の理屈っぽい性格もあり、日々の仕事の中で、疑問に思うことや理解に苦しむことなどに多く直面します。

何も考えずに、ただ教えられるがままにやれば良いのかもしれませんが、自分の頭でちゃんと理解しておかないとスッキリしません。


というわけで、自分の勉強も兼ねて、整備の仕事の中で疑問に感じたことや興味を持ったことについて、時々、記事にしてみたいと思います。


その第一弾は、グリースです。


自動車整備の現場には数種類のグリースがあって、部位等によって使い分けられているのですが、それぞれのグリースの特性と使用部位等との関係が今ひとつわかりにくかったので、ちょっと勉強して、自分なりの考えをまとめてみました。


【基本的な機能】

一般的には、以下のような機能が求められていると考えられ、どのグリースも大差はないと思われます。

・潤滑

・磨耗防止

・防錆

・多少の冷却効果


【グリースの成分】

細かくは多種多様ですが、いずれのグリースもざっくりと以下の3つの要素で構成されているようです。

・基油 … 潤滑性能、素材との相性などを左右する基本的なオイル成分

・増ちょう剤 … ちょう度≒硬さを調整し、耐水性、耐熱性などを高める成分

・添加剤 … ある種の性能を向上させるために添加される成分


【グリースの選択要件】

上記を踏まえ、使用するグリースは、以下の3つの視点で選択されるべきと思われます。

・要求性能 … 耐磨耗性、耐熱性など、必要とされる性能

・作業性 … 指で塗るか、機械で押し込むか、スプレーか、など

・経済性 … 高い性能が求められない箇所にはなるべく安価なものを



以上は一般論なので、実際にウチの工場で使っているグリースを例に、もう少し具体的に見てみます。


photo:09

スミグリスシャシー No.2


鉱物油をベースにカルシウム石鹸で増ちょうした、いわゆるシャシーグリース。

主にシャシーの摺動部等のグリスアップで一度に多くの量を使いますので、最も安価な部類のグリースです。

使用温度範囲は-5℃~80℃なので、耐熱性はありませんが、耐水性や耐圧性は悪くないようです。

空冷VWでは当たり前のグリスアップですが、今どきの国産乗用車ではグリスアップなど必要ありませんので、主に使うのはトラック類です。

シャシー以外では、タイロットエンドのボールジョイントにも使ったりします。

タイロットエンドのボールジョイントには、それほど大きな力は加わりませんし、熱もさほど発生しないので、このグリースで十分なようです。



photo:05

ニチモリ ベアリンググリースMO#2

鉱物油をベースにリチウム石鹸で増ちょうした、ベアリング用グリースです。

添加剤として二硫化モリブデンを配合しているため、高荷重などの過酷な条件でも優れた潤滑性能を発揮するとされています。

シャシーグリースよりは値段も高いようです。

ちなみに、リチウム石鹸により増ちょうされたグリースは、万能グリースとも呼ばれるようです。



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TOYOTA MP GREASE NO.3


このグリースについては成分がよくわからないのですが、耐熱・耐水性に優れた高級万能グリースだそうです。

こちらも主にベアリングに使用するのが一般的なようです。



photo:07

リキ・モリ LM-0502


メーカーのHPでは、基油や増ちょう剤などは不明ですが、二硫化モリブデンを配合した、耐荷重性、耐摩耗性に優れたグリースで、等速ジョイント用のグリースだそうです。

これは、ドライブシャフトのブーツ交換の際などに使用していますので、メーカーが想定した通りの使用方法ですね。


ところで、二硫化モリブデンとは、金属モリブデンが地中で自然に硫化作用を受け、モリブデン原子1個と硫黄原子2個が層状結合した灰褐色の鉱物で、その結晶構造の特徴から、優れた潤滑性と荷重に強い性質を有しているそうです。

問題もないわけではないようですが、耐熱性、耐圧性、耐摩耗性などが高いことから、二硫化モリブデンが配合されたグリースは数多く発売されています。

極圧グリースと呼ばれるグリースの多くにも使われています。



photo:03
リテック703 ラバーモリグリース

鉱物油と合成潤滑油をベースに、リチウム石鹸を増ちょう剤として、二硫化モリブデン等を添加したものです。
ここまでのグリースはいずれも金属同士の潤滑用でしたが、これは金属とラバーとの潤滑にも適しているようです。
もちろん、金属同士の潤滑もOKです。
ホイールシリンダーのカップの摺動部や、バックプレートとシューのあたり部など、ドラムブレーキのメンテナンスに用いることが多いです。


photo:02
リテック702 ラバーモリグリース

上の703とほぼ同様の成分ですが、基油に鉱物油は用いていないようです。
シューをバックプレートから外した場合には、バックプレートのあたり部などに指で703を塗ることができますが、ブレーキを分解しない場合にはこちらの方が使いやすいです。
ただ、ちょう度が低く、少し多めに吹き付けただけでグリースが垂れてきますので、可能であれば703を使うべきかと思います。


photo:10

ディスクパットグリース FX4100 DB-200


特殊金属粉末によって耐熱性を高めた(耐熱温度1000℃)グリースです。

ディスクパットとシムの間や、ディスクパットとキャリパーのあたり部に塗ることで、ブレーキの鳴きを防止することができます。

他には、マフラーボルトの焼き付き固着防止にも使えるそうです。

ディスクブレーキのパット部は、高温になる他、雨水などもあたる部分なので、高い耐水性も要求されそうです。

この部分にシリコングリースを使用する人も多いですが、それでも特に問題はなさそうです。

ただ、僕自身は、作業性という点で、このディスクパットグリースがとても気に入っています。

一つは、以前に使っていたディスクパットグリースよりも伸びがよく、薄く塗り広げやすいこと、もう一つは、金属粉末(おそらく銅)が光るので、塗ったところが目立つこと。

誤ってディスクパットやキャリパーの表面などに付着してしまっても目立ちやすいし、塗り残しもすぐにわかりますからね。

おそらく、この記事で紹介したグリースの中で最も高価な部類だと思います。



photo:01
NX20 ハイグリース


高耐熱性(200℃)を有するアルミニウムコンプレックスグリースで、リチウムグリースの代用品としても使えるそうです。

スプレーなので、簡単に色んなところに使えますが、ドアヒンジやスライドドアのローラー等に使ったりスパークプラグのネジ部に使ったりする程度で、意外と使う機会は多くないです。

色が透明なので、二硫化モリブデン配合のグリースに比べると汚くならないのが利点でしょうか。



この他にも、一度も使ったことのないグリース、誰も使っているのを見たことがないグリースなどがありますが、それらは省略します。



以上、つまらないネタを長々と書いてしまいましたが、僕なりの結論は以下のようなものです。


【結論】

耐久性テストなどでその性能を自分の目で確認することはできないけれど、レースなどの過酷な環境でなければ、使用用途に応じて専門メーカーが各種のグリースを用意しているので、それを使っていれば全く問題はなさそう。

ただし、業務用のグリースは、容器に成分や用途を表示していないものも多いので、念のためネットで調べておいた方がよいかも。

専用のグリースがなくても、成分や特性を理解しておけば、他の部位への流用も問題なさそう。

高性能で高価なグリースを使うことよりも、やはりこまめな点検・整備の方が重要だと思われる。



何だかつまらない結論となってしまいましたが、僕としては勉強になりました。

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2011年12月12日(月)

カル飲み忘年会〜月食〜千石

テーマ:食事・酒など
土曜日の夕方、妻と二人、カル飲み忘年会に参加すべく神田へ。
2軒のお店で、夜中の1時過ぎまで飲んだのですが、なぜか残っている写真はこれだけ。

photo:01

皆既月食進行中(みんみんさん撮影)


皆さんおつかれさまでした&ありがとうございました!



この日は、このまま近くのホテルに宿泊。

レイトチェックアウトのプランだったので、日曜日のお昼頃にホテルをチェックアウトした後、山手線で池袋へ移動し、昼食は僕の希望でこちらのお店へ。

photo:02
カレーサンシャインで

photo:03

ビーフカレー


見た目はイマイチな感じだし、決して万人が美味しいと感じる味ではありませんが、後から辛さがぐっと効いてくる感じはわりと僕好みです。


その後、買い物などを済ませた後、夕方には懐かしの千石のお店へ。

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互縁

photo:05

およそ3ヶ月ぶりですが、ボトルも残ってました


photo:06

久々の鰻巻き玉子にも満足

大将のオヤジギャクも相変わらずでした。
美味しい料理とお酒をいただきながら、しばし楽しい時間を過ごした後、9時半過ぎにお店を後にしました。


こうして楽しい週末はあっという間に過ぎていったのです。
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2011年12月06日(火)

懐かしい農協の共済の歌

テーマ:etc


子供の頃、実家には2つの電話がありました。
一つは、公社電話と呼ばれた電電公社(今のNTT)の電話で、もう一つは、有線電話と呼ばれた地元の農協が運営する電話でした。
この有線電話は、特定地域内のみで無料通話が可能でしたが、何よりも特徴的だったのは、朝、昼、夕に、電話のスピーカーから有線放送と呼ばれる定時放送が流れること。

その有線放送で毎日のように流れていたのが、この「しあわせの輪をひろげよう」という曲でした。
曲のタイトルも、小柳ルミ子が歌っていたことも知りませんでしたが、僕の中では「農協の共済の歌」として、今でもそらで歌えるくらいに印象に残っています。
ふと思い出してぐぐってみたら、YouTubeで発見して思わず感動!
曲を聴くと、生まれ育った古い実家の風景が蘇り、とても懐かしい気持ちになりました。

10年前に建て替えられた実家に、今はもうこの有線電話はなく、地元の農協が事業を継続しているかどうかも不明です。
同様の有線電話は全国各地に存在したようですが、その事業を定義していた「有線放送電話に関する法律」も今年の6月に廃止されたので、もう全国的にもほとんど残っていないのでしょう。

新しく便利なものが次々と普及していくのは良いことですが、その一方で、古いものが次々と消えていくのはさびしいものです。
なので、僕の思い出の一つとして、ここに記録しておきます。


さて、気がつけばあっという間に12月。
今年は、やり残していることがまだまだたくさんあるのですが…

photo:01



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