都内では中学受験が目前に迫っています。が、今日はあえて、「大事は中高６年間」というのを記事にしておきたいと思います。
このブログでもたびたび記事にしていることですが、どんな名門中学に受かろうと、やはり中高６年間、それも前半の中２くらいまでで落ちこぼれたり問題行動を起こしてしまうパターンが意外に多いです。
また、表面的に問題が起きていなくても、細かい所でものすごくさぼっていて（それはもう細かくないんじゃ、笑）、そのツケが高２くらいでどかっときて、そのころにはもう何がなんやらわかっていない、という悲惨な状態になることもあります。
一番怖いパターンは、「どの時期のサボりが問題になっているのかわからない」という状態です。英語や数学ではよくなるもので、一体どこがわからないから、その教科が現在できないのか、というのが「よーわからん」ことになることがよくあるのです。
僕の経験上、（進学校では）これは中１後半から中２くらいの学びそこないが原因になっていることが多いです。が、いずれにしろ、そこから国立大学やMARCH以上に行きたいとなれば、総復習のようなこともしなければならず、かといって毎日の学校の課題はあるわけで、大変です。
根源的な話をしますと、そのような状態になっても
・読書量が多い
・基礎計算力、スピードが速い
・うたた寝を我慢できる体力と意思がある
状態をキープできていれば意外になんとかはなります。
有名進学校の子などは、読書をさせていると、自然とライトノベルっぽいものから、純文学や新書などの小難しいものに行くものです。行っていないなら、数冊に一冊くらいは、名著とよばれる純文学ものなどを読んでみることをおススメします。（ブログの「おススメ１００タイトル」も参考にしてみてください）
逆にスマホやゲームなどにばかり興じていると、脳の活性自体が落ちる感じがして、勉強には向かなくなります。やはりその辺で持ち崩す生徒さんが、毎年います。
そのようなゲーム三昧などで本来の才覚より二つ三つランクが下の学校しか受からなくなった、というのは、よくあることです。本人はその才覚に無自覚ですから良いですが、僕からすれば才覚面はよく見えますので、忸怩たる思いがあります。「もうちょいやっとけや」「ゲームは受験後でもできますやん」と思うことも多いです。
上記３つ目のうたた寝を我慢する、というのも意識しておいてほしい点です。体が大きくなってくると、ものすごく眠くなる時期があるのです。そこでコタツにはいって、ぼけーっとテレビでも見ようものなら、運動部の子は特にサクッと二時間も三時間も寝てしまいます。
やはり、寝てしまうのは、夜の眠りも浅くなり学習効果が落ちます。毎日うたた寝をずっとしている子と、そこを少し我慢し、先にお風呂に入るなど工夫をして宿題などを頑張っている子とは、６年間では大きな差になることも覚えておいていただきたいです。
やはり体力も大事です。
ということで、受験学年の方はあと二日かそこらで終わると思いますが、その後が大事であり、逆に言えば、そこそこの学校にしか行けなくとも、そこで頑張ればいくらでも挽回できるチャンスはあるので、焦ったり妙に緊張することはない、ということです。
すでにこの時期を受験生で迎えられる時点で頑張っている証拠でもありますので、全落ちなどはありえません。
ってなことで、このブログに縁ある中学受験生の皆様が、全力を発揮できるようお祈り申し上げます。
いつも読んでくださってありがとうございます。
夏のスーパーコンサル２０１６始めました。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。ご希望の方はメールをください。（夏は終わりましたが、ご希望ならばまだ可能です）
お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか？ 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。
５年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。（九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました）
教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。
こちらです。 http://ameblo.jp/harryhawk-bp/entry-11385618245.html お勉強BLOGЯanK 
←たまにクリックしてもらえるとうれしいです。