【鳩山ぶら下がり】(27日夜)

 鳩山由紀夫首相は27日夜、同日午前の参院予算委員会で「23年度」に実施すると明言した省庁再編について「そんな1年、2年で簡単にできる話ではない。国民目線を大事に議論していく。当然、時間はかかる。時間的なことはまだ考えていない」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 「(予定時刻より23分間遅刻し)すいません。遅くなりました」

 【省庁再編】

 ――省庁再編だが、首相は予算委員会で、参院選後に省庁再編に取り組む考えを示したが、どの省庁の再編を視野に考えているか。参院選マニフェスト(政権公約)に具体的に掲げて戦うつもりはあるか

 「まだ、それはこれから議論する話です。私が申し上げたのは、この旧来型の省庁再編の議論ではなくてね、一番大事なことは国民の視点に立って、省庁のあり方をもう一度抜本的に見直す必要があるんじゃないか。そういう思いで申し上げた。で、幼保の一体化の議論も含めてね、まさに大事なことは、幼保一体化の話は、子供の立場を重視していく必要がある。そういう視点がなかなかなかった。それを何とか取り入れた省庁の新しいあり方を検討することを始めるべきではないかということを申し上げて、参院選後と言ったのは、それまでの間は、なかなか、通常国会がありますから、必ずしも十分な議論ができない。議論はその後からスタートをするぐらいが適当ではないかと。その意味で申し上げました」

  【普天間移設問題】

 ――民主党の議員が徳之島(鹿児島県)の町長に平野博文官房長官と会うことを打診したということだが、この事実を把握しているか。与党議員が移設先の交渉の場を設けることは混乱を招かないか

 「うん。私はその事実は存じ上げておりません。個別のどこの島とかどこの町とかいう話は私は一切、こういうところで申し上げるべきではないと思っています。大事なことは、5月までに新しい移設先を決める。そのために、あまり表で議論をすると、必ずしも、すべてですが、一般論で申し上げると、なかなか簡単な方向に進まないですから、ここはすべて、移設先の問題というのは、私の口から申し上げるべきものはありません」

 ――首相は再三、沖縄県の理解が必要だと述べている

 「うん」 

 ――徳之島のような県外への移設が政府案として固まっても、沖縄県の理解、同意を得る必要があると考えるか

 「はは、それは具体的な話かもしれませんが、一般的に申し上げれば、やはり、沖縄の県民の皆さん、普天間の移設という移設先の話ですから、どのような状況であっても、沖縄の県民の思いは、理解をしなければなりませんし、理解を求める必要があると思います」

 【外国人参政権】

 ――外国人参政権だが、全国都道府県議会の議長会が反対決議を採択したほか、亀井静香郵政改革・金融相が反対すると表明するなど、反対の声も多数ある。政府提出法案として国会提出する考えに変わりはないか

 「これは連立政権ですから、連立与党のなかで、まとまることが最低限必要です。今、国民新党さんが強く反対しておられるということですから、簡単な話ではないなとは思っております。したがって、現在のところ、まだ検討はしておりますが、出すというところまで至っていないのは、そういう理由でもあります」

 【省庁再編】

 ――省庁再編の関連だが、首相自身としては省庁再編する時期は大体どのあたりを目指そうと考えるか

 「それはまだ、必ずしも決めておりませんが、そんな1年、2年でね、簡単にできるという話ではないと思います。これはしっかりと議論をして、先ほど申し上げましたように、国民目線が大事だと申し上げました。子供の視線、目線とか、一般の国民の目線を大事にしながら、どういう役所のあり方が望ましいか、肥大化しすぎているかどうかということも含め、議論をしていきますから、当然、時間はかかるものだと思います。ですから、その代わり、やはり、国民の視点に立って新しい役所のあり方を徹底的に議論してね、結論を出していきたい。そのように思います。時間的なことはまだ考えておりません」

 ――ご自身の内閣でやり遂げたいとは思うか

 「現在、私が長として内閣を組織していますから、私が何らかの形でかかわっていきたいと。そのように思います」

 【小沢氏続投】

 ――民主党の小沢一郎幹事長の件だが、一昨日のぶら下がりで、首相は捜査を見守るとする一方、現在は続投を支持していると述べた。今後、捜査の展開によっては、続投を支持しないこともあり得るか 

 「仮定の話にお答えする必要もありませんし、今、私は冷静に見守るということが、大事だと思っておりますから、現在、幹事長を今、務めていただいていると。そして政権交代をして、次の参議院選挙が控えているという状況でありますから、今、私は、幹事長に頑張ってもらいたい。すなわち幹事長として頑張ってもらいたいと思っています」

【関連記事】
鳩山首相、新名護市長「お会いできるときにお会いしたい」
ハイチ陸自派遣「工兵が一番求められている」
鳩山首相、小沢氏23日聴取「その後は考えてない」
鳩山首相、普天間移設「米国とすり合わせる」
首相、取り調べ可視化「法案提出考えていない」

<特別背任容疑>元中京銀行支店長ら2人逮捕(毎日新聞)
与党議員PTを設置へ=経産省(時事通信)
<センター試験>得点調整は実施せず(毎日新聞)
「無実」を聞いてもらいたい…菅家さん会見(読売新聞)
流氷の見ごろ 3月下旬まで 気象情報会社が予想(産経新聞)
AD