20日午後10時25分頃、静岡市葵区北で、地下約1・5メートルに埋設された静岡県の工業用水道管(直径90センチ)が破裂し、地上に水があふれ出した。

 付近の住宅街が3000平方メートルにわたって一時50センチほど冠水し、29世帯が床下浸水、14世帯は一時屋外へ避難したが、県が給水を止め、21日の明け方までにほぼ水は引いた。けが人はなかった。この水道管から給水を受けている77か所の事業所のうち、一部で21日の操業を見合わせるなどの影響が出た。

 県によると、水道管から長さ約2メートル、幅約40センチの亀裂が見つかった。管は鋳鉄製で1958年に埋設され、同市葵区の安倍川から取水し、1日約4万トンを供給していた。県は21日午前に記者会見し、「2009年8月の静岡県沖地震の影響で、管にゆがみが生じた可能性もある」と説明、詳しい原因を調べている。

 現場近くの建築業、杉山睦雄さん(63)は「『バーン』という何かが壊れた音がした後、道路が川のようになった」と話した。

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