医療現場を描いた小説「チーム・バチスタの栄光」で知られる作家、海堂尊(かいどう・たける)氏のインターネット上の記述で名誉を傷付けられたとして、日本病理学会副理事長の深山正久(ふかやままさし)東京大教授が、海堂氏に330万円の賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は18日、110万円の支払いを命じた。畠山稔裁判長は「記述が真実と認めるに足る証拠はない」と述べた。

 海堂氏は宝島社と日経BP社が運営するサイトで、深山氏が厚生労働省から交付金を受け行った研究について「完全に先行研究の模倣。はっきりいえばパクリ」と批判した。判決は「研究は独自の意義を有しており、他人の研究とほとんど変わらないとは言えない」と指摘し、記述は名誉棄損と認定した。

 判決後に会見した海堂氏は「問題提起で、深山氏をひぼう中傷するものではない。裁判ではなく、学術の枠組みで議論すべき問題だ」と話した。深山氏はサイトを運営する出版2社も提訴し、別に係争中。【伊藤一郎】

【関連ニュース】
菅野美穂:“産科医療界のジャンヌ・ダルク”に 海堂尊原作、映画「ジーン・ワルツ」に主演
「ジャージの二人」 堺雅人・鮎川誠の“絶妙の間”が笑える ゆるゆる、でも身につまされる1本
受験と私:第16回 「ゲームと一緒 クリアの仕方がある」海堂尊さん(医師、作家)
ようこそCinemaロケ隊:/1 撮るなら埼玉、愛するわが街(その2止) /埼玉
ジェネラル・ルージュの凱旋:竹内結子、阿部寛らが“告発合戦”

<20年五輪>長崎市が共催断念(毎日新聞)
<準天頂衛星>1号機の愛称「みちびき」に JAXAが発表(毎日新聞)
<不起立教員>「神奈川県教委は氏名収集停止を」 審査会(毎日新聞)
<市川猿弥さん>「初春花形歌舞伎」を休演(毎日新聞)
石川容疑者、陸山会の実務一手に担う(読売新聞)
AD