厚生労働省の「先進医療専門家会議」(座長=猿田享男・慶大名誉教授)は1月14日、「抗EGFR抗体医薬投与前におけるKRAS遺伝子変異検査」など12件の先進医療技術について、今年4月の診療報酬改定で新たに保険導入すべきだと判断した。猿田座長が近く中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に報告し、中医協が最終判断する。

【グラフの入った記事詳細】

 厚労省は、これらの技術を保険導入した場合に必要な算定要件や、導入範囲などの案を検討して中医協に提示する。同省によると、2008年に行われた前回改定では、部分的な導入を含めると20件の先進医療技術が保険導入されており、今回はすべてが導入されても前回より8件少なくなる。

 保険導入が妥当な先進医療技術は、各技術の有効性や安全性のほか、普及度合いなどを同会議が考慮し、2段階により評価して中医協に報告する仕組み。1次評価の書類審査は、それぞれの技術ごとに会議のメンバー3人が実施する。

 今年4月の改定に向けては、08年7月1日からの1年間に医療機関から実施の報告があった94技術が書類審査の対象になり、このうち9技術に関しては、保険導入が妥当だとの認識で一致していた。
 14日の2次評価では、9技術以外に「エキシマレーザーによる治療的角膜切除術」などメンバーの評価が分かれた3技術についても、保険導入が妥当だとの意見があり、最終的に12件を中医協に報告することになった。

■先進医療から8件を削除へ
 同会議はまた、「活性化Tリンパ球移入療法」など8件の技術を、先進医療から削除することを決めた。いずれも医療技術の進歩に伴い代替技術が開発されたり、医療機関による実施件数が極端に少なかったりするため、削除しても問題ないと判断した。
 ただ、8件のうち「スキンドファイバー法による悪性高熱症診断法」など2件については、実施を届け出ている医療機関の状況を確認した上で判断することにした。





【関連記事】
10月受付分の3技術を承認―先進医療専門家会議
「高度医療」1技術を承認―先進医療専門家会議
検体検査の外部委託実施を初承認―先進医療専門家会議
「小児期悪性腫瘍に対するFDG-PET検査」などを先進医療に承認
「EAS人工内耳挿入術」を承認―高度医療評価会議

<強盗>2人組の男110万円奪う 山梨県都留市の牛丼店(毎日新聞)
規正法違反 有権者欺く「実質犯」(産経新聞)
土地購入事件 閣僚からの批判なく 一部で検察への疑念も(毎日新聞)
「借りたカネは返すな! 」著者逮捕=顧客に脱税指南容疑-さいたま地検(時事通信)
<人事>内閣法制局長官 後任に梶田氏(毎日新聞)
AD