長野県中野市の一本木公園で、約1900株のバラが見ごろを迎えた。春先に寒い日が続いたため、例年より開花が1週間程度遅れたが、開催中の「なかのバラまつり」には県内外から多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せている。
 一本木公園がバラで有名になったのは、高校教諭をしていた男性が1984年に、251株のバラの苗を公園に寄贈したのが始まり。男性は毎朝公園に通い、大切に手入れをしていたという。その後、次々とバラの寄贈者は増え、花の時期に祭りが開かれるようになった。
 自身も苗を寄贈し、公園のバラを世話している市村恒雄さん(58)は「バラの魅力は、種類ごとに色や形、香りが違うこと。育てるのが面白い」と話す。市村さんが公園に植えたのは、真っ白な花が咲く種類で、見ごろはこれから。たくさんの人に自分が植えたバラを見てもらえることが、寄贈者の喜びと笑顔を見せた。
 公園内ではバラの苗のほか、バラを使った菓子やリキュールなども販売されている。祭りは20日までだが、遅咲きのバラもあるため、開催後も十分花を楽しめるという。 

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