水俣湾周辺地域から関東周辺に移り住んだ水俣病未認定患者23人が23日、国と熊本県、原因企業チッソ(東京)を相手に、1人当たり850万円の損害賠償を求める集団訴訟を、東京地裁に起こした。
 訴状によると、提訴したのは熊本、鹿児島両県出身の30~70代の男女。同湾周辺の水俣病患者発生地域で生まれ育ち、いずれも手足のしびれなど水俣病特有の症状を訴えている。
 原告団は今後、同地域出身の転居者への健康診断を行い、新たな被害者が判明すれば、追加提訴する方針。
 水俣病未認定患者をめぐる訴訟では熊本地裁で和解協議が進んでいる。原告側弁護士によると、熊本での和解が成立すれば、関東訴訟でも和解協議に応じる考えという。
 原告は東京、神奈川、千葉、埼玉、静岡の1都4県在住。 

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