ロスト・バケーション | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ロスト・バケーション

81点
秘境のビーチで1人泳ぐ若い女性。しかしサメに襲われ、海岸から200メートルの岩場に取り残される展開。
2003年に公開された置き去り映画『オープン・ウォーター』を彷彿させる内容。ただこちらは86分の短尺の中、意外に多くの演出を取り入れ飽きない印象。
思ったよりはるかに映像は綺麗で、サメも迫力ある描写。ワン・シチュエーションものという範疇を越えた高いクオリティ。恐怖心を煽る設定にあれこれ突っ込みどころがあるけれど、細かい部分を流して見ればけっこう楽しめる。
監督は『蝋人形の館』『エスター』『アンノウン』と個性的な作品を多く作ってるジャウム・コレット=セラ。あぁなるほどこの監督ならと、レベルの高さに納得。
題材が題材なだけにあっと言う間に終わってしまう感じ。退屈な部分は少ないけど、いい意味で物足りないところはある。俺みたいに集中力ない人におすすめ(笑)

監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:ブレイク・ライブリー、オスカー・ジャネーダ
2016年  86分
原題:THE SHALLOWS